大人オリジナル小説
- あたし(コメほしいです)
- 日時: 2012/08/23 17:46
- 名前: くりゅうみん
どうも!!!
くりゅうみんです★
コメ下さったらできるだけ丁寧にお返ししたいです♪
よろしくですっ★
- Re: あたし(コメほしいです) ( No.2 )
- 日時: 2012/08/23 18:38
- 名前: くりゅうみん
____ピピピピピピピピピピピピ
目覚ましが鳴った。
これが、あたしの、恐怖の時間の始まりの合図。
目覚ましを止めた。
部屋がシーンと静まり返る。
「美加ーっご飯よーっ遅刻するわよーっ」
「・・・・・・はーい・・・・・・」
階下からお母さんが叫んぶ声が聞こえた。
重い体を引きずり、階段を下りる。
「ほーら、見て見て!今日は成功したのよ、目玉焼き!」
「・・・・・・すごーい!!!お母さんやったね!!!」
わざと明るくふるまってみせる。
お母さんに余計な心配かけたくない。
朝食を食べ終えると制服に着替えた。
「・・・・・・いってきまーす!!!」
「いってらっしゃーい!!!気を付けてね!!!」
行きたくない・・・・・・
足が鉄の塊のように重い。
どうして学校なんて存在するの!!!
あれこれ考えているうちにいつのまにか教室の前に立っていた。
帰りたい。
入りたくない。
でも、開けなければどうなるか、あたしは知ってる。
______ガラッ
「あーっ美加ちゃんきたあ★もう、心配させないでよーっ♪」
「もーあんた来なかったらストレス発散できないじゃーん★」
「・・・・・・あはっ・・・ゴメンね!!・・・」
「そお思ってるなら明日は早くきなよぉ!!!」
「・・・・・・うん・・・・・・」
この3人のとりまき。
名前は、斉藤樹奈、尾崎菜々美、絹川来海。
あたしが大っ嫌いな人たち。
人形とこいつらが崖にぶら下がってたら、あたしはきっと、迷わずに人形をとってしまうだろう。
「さっそくだけどお、こっちきてよお!!!」
樹奈が言った。
「うわぁ、美加ちゃん汗びっしょり!!!」
「ウチ、いいことおもいついたあ!!!」
菜々美と来海が顔を見合わせた。
いやな予感がする。
変な汗が止まらない。
「うぅっ!!!」
「あぁん、どうしたのぉ、菜々美ぃ」
わざとらしい演技がはじまった。
「気持ち悪ぅい!!!吐いちゃうかもぉ!」
「えぇ!!!トイレ行こおよ!!!」
樹奈もくわわった。
来海が背中を大げさにさすっている。
「美加ちゃんも、ついてきてよねっ★だって親友がぁ、吐きそうなんだよぉ!ついてくのがふつうでしょぉ!!!」
「うん・・・・・・大丈夫?菜々美ちゃん・・・・・・」
「ありがとぉ!気持ち悪ぅい!!!」
「ほら、個室入ってぇ、菜々美ぃ。美加ちゃんも、いっしょに入ってあげてぇ!」
「うん・・・・・・」
「おえええええ!!!あ〜ん、吐いちゃったあ」
うそ!!!マジで吐いてる!?
「ほら、美加ちゃん、背中さすってあげなよぉ」
「うん・・・・・・」
「ああ!!!うそぉ、ウチのぴあすぅ!!!おちちゃったあこの中」
「美加ちゃあん、ひろってあげてぇ」
「でも・・・・・・」
「はやくしろよ!!!」
いやだ・・・・・・
もらっちゃいそう・・・・・・
「はい・・・・・・」
おそるおそる手をいれた。
「うぅ!!!」
やばい・・・・・・吐く・・・・・・
「あぁん、たちくらみぃ」
菜々美があたしの背中をおした。
もちろん、あたしは便器の中にまっさかさま。
「げほっ・・・・・・おえぇ!ぐはっげほっ!!!」
「きゃあ、ごめえん!!あ、またたちくらみ・・・・・・」
「やだぁ、菜々美い!!保健室、いきましょ!!!」
3人とも出て行ってしまった。
「ふ・・・・・・ぐぇ・・・・・・ゲホッ・・・」
気持ち悪い・・・・・
いそいで顔を洗った。
「もぉ・・・いやだぁ・・・」
涙がこぼれた。
あいつらは人間の皮をかぶった悪魔だ・・・・・・
「あぁ、美加ちゃあんだいじょおぶう?」
樹奈と来海がもどってきた。
「でも、病人がしたことだから、ゆるしてねぇ」
「あ、チャイムなっちゃったあ。じゃあねぇ★」
「つーか、マジで吐いちゃったね、あいつ。演技かと思ってたあ」
「ほんと、熱あったしねえ」
聞こえないと思ってるの?
もぉ・・・・・・死にたい・・・・・・
こんな生活・・・・・・