大人オリジナル小説
- 愛されなかったキミへ。
- 日時: 2012/11/04 18:24
- 名前: ゆき
―――――――――――どうしてなのだろう。
どうしてキミばかり――――――
―――――――――――傷つかなければいけないのだろう………―――
- Re: 愛されなかったキミへ。 ( No.4 )
- 日時: 2012/11/17 16:46
- 名前: ゆき
初めは、陰口程度だった。
愛を見ながらクスクス笑っては、影で思いっきり陰口を言う。
それだけでも、愛は苦しめられていたのに。
…彼女たちのいじめは日に日にエスカレートしてしまった。
愛がいてもお構いなしに、暴言を吐き捲くる、最低な女子へと、
クラスメイトの皆は変化を遂げた。
しかし。
教室に男子が入ってくると、
何事もなかったように、一切悪口は聞こえなくなる。
……ぶりっこは、あんたらじゃん。
そう思っても、怖くて言えないのが事実。
次のターゲットのでもされたら、愛みたいに、耐えられない。
「 ……移動教室だよ。 ……真奈 行こう?……」
「 ………うん……そうだね……」
必死で笑顔を作る愛。
凄く痛々しくて、見ているだけで泣いてしまいそうになる。
お願いだから、やめてよ。
あんなに可愛い笑顔だった愛を、こんな風にしたのは、
すべて彼女たちのせい。
神様。 どうか彼女を守ってあげてください。
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