大人オリジナル小説
- 人間不信
- 日時: 2013/09/28 11:55
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=24927
さてと、はい。
二次小説(映像)で唯只管(ただひたすら)駄作を書き続けた紅雪(こゆき)です。
うーん、更新は遅くなりますね。軽く実話とかも混ぜたいなァとか思ってます。
これはいじめかどうかは紅雪自身もよく分かりません。駄作とか駄文とか関係なくです。
では、始めて行こうと思います。あ、注意忘れる所でした。大丈夫です、コンパクトにまとめました。
*注意*
・荒らし&チェンメは回れ右。
・アドバイス歓迎。ただし馬鹿にするor小説の内容を全否定も回れ右。
・コメント大歓迎。
です。ほら、大分まとまったでしょ? 二次小説のあの長々とした注意は書いてて疲れますもの……。
まあ、今回はほら。ファンタジー系ではないのでちゃんと普通にある名前を使って行こうと思います。
あー、でも、名字は今のところ出ません。出さないといけない時とかは出します。一覧にも表示します。
*登場人物*
・沙織(さおり)
・美里(みさと)
・散(ちる)
*目次*
>>1-12
>>35-
*連絡*
・スレ立て、7/8 17:2
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- Re: 人間不信 ( No.35 )
- 日時: 2013/09/28 11:54
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo
夏休み。
誰もが喜ぶ時期。
私だけは葬式気分だった。あれから美里とはほとんど話をしていない。何が「これからも4649」だよ。話す気ないじゃん。
私なんて所詮ウザい性格終わってる人間なんだ。死にたい。
私が今いるのは熊本。おばあちゃんの家に来ていた。
「沙織、今から買い物行って来るから、林吾と市古のことよろしくね」
「りょーかーい」
私は力なく返事すると、妹の林吾と、従妹(りんご)の市古(いちご)を見て溜め息を吐く。
子供って良いな……。
スマホをいじっていると、メールが来た。
美里から、か……。見るだけ見て嫌だったら返事止めよう。
「久しぶりー(^^)ゝ」
なんだ、これだけか。
「久しぶり、元気?」
「うん。ねえ、あれどうする? 沙織いる?」
「要らない」
あれ。美里と私と散の三人で人形を作る約束をしていた。
その人形は、三人で作っている小説のキャラクターだ。……私は小説を読んで書くのが楽しいのに、散にその仕事取られちゃった。「沙織が書いても面白くない」だってさ。
私が「ここはこうしたらどうだろう」と言う意見を出しても「自己中」と言われる。
取り柄も何もない私は、意見を持つことも許されない。
「そっか。あ、日呂も参加するって」
日呂。私の友達。幼馴染だ。散にいじられてる子で男子。
私の話を聞いてくれる数少ない人。家族同然の大切な人だ。
「そう。でも行かない」
「なんで?」
「いじめられたくないから。どうせ私のことを叩いて蹴って。いじめるんでしょ? する気がないとしても、無意識でしてるんだよ? 美里はしてないと思ってるかも知れない。でもしている。私のことを叩いてるの、覚えてるよね」
少し躊躇ってから、そう書く。
絶対返事は反論だろうな。知ってるよ。だってもう、美里は私の大親友じゃないもの。
「あのさぁ。被害者面すんのやめてくんない? こっちだって被害受けてるんだからさ。そんだけ」
ほら来た。何がそんだけだよ。馬鹿じゃないの?
散々私が「馬鹿みたい」って言ったら「お前に言われたくない」とか言ったけどさ。もうそのおかげで貴方達が何を言うかとか分かってきちゃったんだ。ごめんね?
人間観察が最近の趣味なんだ。貴方達のおかげだよ。
「うん。そうだね。私、今から勉強するから。ばいばい。」
全ての文の最後に句点を付けて、即効でスマホを閉じる。
「沙織お姉ちゃん、何があったの?」
「何もないよ。酷い人に酷いいじめを受けただけ。大丈夫だよ、もうその人と関わらないようにするから」
「うん……」
それっきり、美里からも散からも、なんの連絡もなかった。
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