大人オリジナル小説

【華夜視点】微笑みのない嘘吐きな天使達【暗殺委員会】
日時: 2013/09/30 19:01
名前: 魅狂 ◆96UsWCA62Y

お久しぶりです!または、初めまして。魅狂です。
今回の作品は、恵美様・アヤ様の承知とお許しを得て、私が投稿したオリキャラ「伊集院 華夜」(いじゅういん かぐや)視点の暗殺委員会です。

あの様な神作に私の様な見えない才能は追い付けませんが、それでも良いよ、許してやるぜ!って方や、ローカル(基本)ルールを守り、荒らさないよ!という方はゆっくりしていってね!

荒らしが来ても無視してOKです。
また、詳しい内容は神作「暗殺委員会。」をご覧下さい。
キャラ投票、イベントなどはありません。オリキャラも受け付けません。
何故なら私の作品じゃないからです。其処の所は御理解&御了承願います。

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Re: 【華夜視点】微笑みのない嘘吐きな天使達【暗殺委員会】 ( No.5 )
日時: 2013/10/02 18:51
名前: 魅狂 ◆96UsWCA62Y

第一章【少年少女の序章】 第二話「安藤雪」

休み時間、囲まれて質問攻めの嵐に巻き込まれる。
答えるのに疲れているのに、まだまだ質問がくる。……私に関する質問ではないが。
幼馴染の隣の席は、正直居辛い。
何故なら、私と幼馴染の香月 一吾が幼馴染だと知った女子が一吾のタイプ等々を聞きに来るからである。

それだけではなく、「サイン下さい」「テレビに出てるよね?」「安藤さんと並ぶわね」と口々に言い始めるのだ。

「どうしてそんなに可愛いのぉ?羨ましいなぁ」

『望月 胡桃』(もちづき くるみ)

水玉リボンのカチューシャを頭に乗せ、香水をつけて白いレースの靴下を履いている。
ピンクのふんわりドレスは、膝小僧の少し上まであり、白いローファーを履いている。
ピンクのブレスレットを身につけ、茶色のロングストレートをふんわりと巻いていて化粧はしていないようだ。
凄い美少女なのに…口調がぶりっ子というところが残念だ。
しかも偉そうに取り巻きを四人連れている。
メイドっぽい服を着た美少女四人。

『月星 聖羅』(つきぼし せいら)
『香月 美晴』(こうづき みはる)
『鏡音 晴嗚』(かがみね はるあ)
『星憐 音芽』(せいれん おとめ)

よりによって金持ちぞろいで幼馴染の双子の妹も入ってるとは。
去年、実の妹の美晴と一吾のデート写真が美晴の誕生会で公開され、会場がパニックになった事件があった。
犯人は胡桃だったらしく何でもいうことを聞く、と言い出してグループに副リーダーになったらしい。クラスメートをいじめて行くうち楽しくなったらしく、今はとても気に入っているようだ。

……そんなことはいいが、胡桃はこの日から私に接してくるようになった。


そんなこんなで9/5。私達のクラスで、プール開きがあった。
授業というより、自由時間。この学校はいつもそうらしい。
胡桃は相変わらず取り巻きと一緒にいるし、私は人とぶつかりまくるし。

私は咲夜に付き纏われて恥ずかしいから泳げないし。
仕方なく日陰で本を読んでいた。咲夜が折りたたみ式の椅子に私を座らせて、水が飛んでくると日傘でガードされる。

視線が日傘越しに向けられて、変な感じだ。
打が、お構いなしに本を読み続けた。


何分か経って本の世界から追い出される。

「ちょっと!!かおにみずがかかったじゃない、どうしてくれるのよ!!」
「はぁ?水が顔にかかったくらいでしょ!?望月さんも泳げばいいじゃないの!!」
「泳げるわけないじゃない!!貴方がよく知ってる癖に!」

そして次の瞬間、膝の上に本が落ちた。

「伊集院さんだっておよいでないのよ!?泳げない人なんて私以外にも沢山……____」
「華夜、来い」

胡桃の言葉を遮り、一吾が私を呼ぶ。
日傘で私から日光を避ける咲夜。
一吾は私が近づくとグイッと腕を引っ張って私をプールの中に落とした。

「そのまま泳いで」

私が言われた通りに泳ぐと、胡桃は自分だけが泳げないと思い知らせれた顔をしていた。

「裏切り者!!!私はあなたたちみたいに汚れた人間じゃないのよ!汚れた人間が入った水で泳げるわけがないわ!!行きましょう、美晴」



キッと睨み、胡桃が姿を消した瞬間、悪口の嵐がやってきた。
私に一番に近づいてきた少女は、「安藤さん」「雪ちゃん」「雪」と呼ばれる人気者の美少女「安藤 雪」だった。

「酷いね。華夜ちゃんは、悪くないのに。気にしなくていいよ?」
「ありがと。私のことは華夜でいいよ」
「じゃ、私の事は雪でいいよ。宜しくね」

にっこりと笑う少女が、輝いて見えた時、何処かで何かが変わり始めていることにその時は気づかなかった。


それを知ることになるのは、もう少し先。

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