大人オリジナル小説
- シンジルッテナンデスカ？
- 日時： 2014/02/20 20:40
- 名前： 呉羽
呉羽（クレハ）です。
高校一年生です。
このお話は重くなるかと思います。
虐待、虐め、DV…その他にも色々。
時々性的表現や過激表現などがあります。
苦手な方はご注意を。
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- Re: シンジルッテナンデスカ？ ( No.2 )
- 日時： 2014/02/20 22:57
- 名前： 呉羽
「いやああっ！」
バシッ
「あんたなんて！あんたなんてっ死ねばいいのよ！」
「もうやめてえっ！ごめんなさいいい！」
これが親子と言えるだろうか。
毎日毎日、母の新山理恵子からの暴言、暴力。
よく…耐えられてるな私。
…ううん、母もよく耐えてると思う。
父、蓮斗からのDVに。
母の右目には痛々しい痣（ｱｻﾞ）。
手の甲にある根性焼きの跡。
皮膚のただれた腕。
あちこちにある切り傷。
そして夜には無理やりの性行為。
こんなの家族なんて言わない。
「なんでえっ、なんで私がああっ！ただ愛されたいだけなのに！」
そんなことを言う母に声をかけることができない。
母が泣いている隙に部屋に逃げ込み息を切らしながらドレッサーに置いてあるカミソリで手首を切った。
痛みなんて感じない。
むしろ真っ赤な血が飛び散って流れると生きている心地がする。
「はあっはあっ…。」
服に滲む真っ赤な血。
唇を強く噛んで泣いた。
「うえええええっ。」
口の中に血の味が広がる。
「うっっ。げふっ、うえっ。げほっげほ…。」
トイレに入って吐いた。
「うえええええええっ。
尋常じゃないくらいに出てくる。
でも、少しすっきりした。
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