大人オリジナル小説
- シンジルッテナンデスカ?
- 日時: 2014/02/20 20:40
- 名前: 呉羽
呉羽(クレハ)です。
高校一年生です。
このお話は重くなるかと思います。
虐待、虐め、DV…その他にも色々。
時々性的表現や過激表現などがあります。
苦手な方はご注意を。
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- Re: シンジルッテナンデスカ? ( No.7 )
- 日時: 2014/02/22 23:19
- 名前: 呉羽
学校について下駄箱に靴を入れる。
「まあちん!おはよっ♪」
「佳音おはよ!」
佳音は私の親友。
自分でも不思議だけどクラスでは私は中心的な存在。
カタッ
「うわ加藤…。」
佳音の視線には加藤彩がいた。
加藤は皆にいじめられている。
「…!…佳音教室行こっ!」
「うん。」
私は佳音の足、顔にある大きなあざを見て息をのんだ。
見覚えのある傷。
まるで私と母のよう。
加藤の傷はきっと私にも原因はある。
助けなかった、から。
ガラッ
「まどか!佳音おはよ!」
クラスの子たちは私たちに微笑んでいた。
「おはよ!もうすぐで加藤来るから何かしよ!」
佳音がそういうと皆少し考えて一人が口を開いた。
「入り口に2人立ってあいつのこと押して♪」
「それで?」
「この汚れたモップをあいつに押し付ける。」
「おおおっ!ナイスじゃん♪」
え…それってやり過ぎじゃない?
…でもそんなこと言えない。
私は小さく口を開いてこう言った。
「私入り口に立つね。」
本当に言いたいのはこんなことじゃない。
もし本当のこと言ったら私の傷が増えるだけ。
そんなの嫌。
だから…皆の中心に居なきゃいけないんだ。
カララッ
「今だあ!」
だからっ…。
ドンッ
私と反対側に立つ子で加藤を押した。
「きゃあっ!!」
ドサッ
床に叩きつけられる加藤。
それを上から抑えつける人。
「加藤彩、朝ご飯よ!」
ごめんね。
「やめてええええ!!」
家の中の私と重なる彩。
それを直視できなかった。
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