大人オリジナル小説
- We both hurt each other.
- 日時: 2014/10/16 09:45
- 名前: くう
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel5/index.cgi?mode=view&no=14405
私達はお互いを傷つけあう。
平凡な日々に溺れる少女も。
『普通』と同じでは勝てないと。
平凡な日々を愛する少女も。
また『日常』を取り戻そうと。
______
初めましての方もそうでない方も。くうと申します。(たまに名前が久留巳になります)
色々あって前の小説はロックさせていただきました。来ていただいたみなさん、申し訳ありませんでした。
小説初心者です。この小説が処女作だったりします。
凄い行き当たりばったりで書いてるので更新がぱたっと止まることがありますが大丈夫です、生きてます。
*〜ルール〜*
・荒らし目的の方はお帰りください。
・アドバイス、コメント大歓迎です。
*〜目次〜*
オリキャラ応募用紙
登場人物紹介
#プロローグ
#1 とある卒業式での話 1
#2 とある円満な家庭での話 1
*〜記念日〜*
参照500突破!
参照1000突破!
*リンクは私の書いてる別の小説です(鬼灯の冷徹知らない人は注意!)
*主人公は香織と優香の二人ですが、作者は何も考えずに小説を書いてるので結構いろんな人が語ります
*一旦オリキャラ募集ストップします
- とある卒業式での話 1 ( No.3 )
- 日時: 2014/10/16 09:43
- 名前: くう
午後12時30分。
中学校の卒業式が終わって、半分大人の旧中学三年生たちが写真撮影や寄せ書きをしている。
泣いている人、少し照れたような表情をしている人もいる。
大体2,3人くらいのグループがひしめき合っているその中で、私の周りには異様ともいえる人だかりができていた。
「今日限りで横山、いなくなるんだな……。」
「横山先輩の顔を見れなくなるなんてイヤです!」
「香織、行かないで!!」
「横山の事は忘れないからな……!」
先輩も後輩も友達も先生も。
皆が泣いて、手を振ってくれていた。
皆が地元の高校に行く中、私と親友の優香だけが遠く離れた東京に行くことになったのだ。家からだと通学に2時間もかかるから、寮に入ることになっている。
……やっぱり地元にしとけば良かったかな。
皆と握手をしながらそう感じている時。
ずしん、と私の肩に何かが乗っかった。
驚いて振り向くと、
「香織!びっくりした?」
私の前に現れたのは、大好きなお父さんに、お母さん。
…もう、いい年して大人気ない。
家族の加わった輪は、挨拶やら向こうの学校の話やらでますます騒がしくなっていた。
楽しかった。
なんの変哲もない毎日が、楽しくて仕方なかった。
……こんな生活に慣れていたからか、私は学校を辛いものと考えたことは一度もなかった。
バカな私は、高校に入ってもこの日々が続くと思っていた。
栄枯盛衰。
幸せなんて、すぐに打ち砕かれるのに。