大人オリジナル小説
- 3本の鉛筆~儚く折れる~
- 日時: 2014/03/23 10:33
- 名前: 麗音 ◆F10Wq53/gA
初めまして!!麗音(りおん)です!!
神様から文才を奪われた悲しい人間です!!
初投稿です。頑張って書きます!神様に文才奪われてるんですけどね。
いやー。ここに投稿なさってる皆様はレベルがお高いですね。
私が本当に投稿してもいいのでしょうか?!
見てくださった方は、コメント/アドバイスをよろしくお願いします!!
説明です。
これから書く物語の最初に<>のカッコ印が出てきます。
その中に書いてある名前の人視点です。
それでは頑張って書くので、応援してくれると嬉しいです!!
・荒らし目的
・小説に関連のないコメント目的
の方は、お帰りください!!!
<目次>
- Re: 3本の鉛筆~儚く折れる~ ( No.4 )
- 日時: 2014/03/23 16:00
- 名前: 麗音 ◆F10Wq53/gA
#2 晴太ファンクラブ <瑠菜>
私は最近別に晴太が気になっていない。
ファンでもない。しかし、私がいなくなると、逆に迷惑だと皆がいうのだ。
最近、【拓海様ファンクラブ】の押しが強まってきた。
会員が少なかったハズなのに、徐々に増えてきたのだ。
全く、あいつのどこが良いのだか。まぁ、そう考えると、晴太もそうなのだが。
晴太は「モテている」というお墨付きなわけだ。
拓海はモテているなんてことなかった。いきなり、急増し始めたのだ。
「ね!!!あなたたち、晴太に引かれ気味なんじゃなくって??わたくしが、晴太ファンクラブの会長になって差し上げてもよろしいのですわよ?んっまぁ、その時はクラブの名前を拓海様ファンクラブにはいたしますが」
彼女は北条 美紀(ホウジョウ ミキ)。拓海様ファンクラブの会長だ。家は大富豪でお嬢様なのだ。
「お生憎様、私はこのクラブ、どうでもいいのだけれど、まぁ、梨花がどうにもね…」
私は遠慮がちに言った。
「あーら。そんなものはすぐにねじ伏せられますわよ。人間って貪欲なんですの。物や金で釣ればすぐですわ。せいぜい3万でも連れますわよ」
美紀はオホホと笑った。
美紀は何も知らないのだ。
梨花の晴太への執着心を。
私は美紀を尾け、ずだずだにされる様を見守ることにした。
「あら。梨花さん?晴太ファンクラブを私に譲り受けさせてくださる?」
美紀は初めに聞いた。
「あ、だめ。会長はあれ・・・瑠菜だからね…。」
梨花は手をふった。
「いえ。瑠菜さんは許可を出してくれているのですわよ?梨花さん、あなたに聞けぼ問題ないと。」
「じゃあ、私がダメって言います」
梨花は真っ先に答え、立ち去ろうとした。
美紀は食い下がった。
「立ち退き料金で、3万払いますわ。」
「いりません」
美紀はとっておきの手を出した。
こんなにも早く払いのけられるとは思わなかっただろう。
「ファンクラブでなくても、普通に追いかければいいだけですわよ。またクラブを設立するのもいいですわ。わたくしに譲って下さりますわよね?」
美紀はふっと笑った。
「譲ってくださらない!!!」
梨花は叫んだ。
「普通に追いかければいい?あなただって同じこと。私ではなく、あなたがそうすればいいの。またクラブを設立?あなただって以下同文」
梨花は見事に追い払った。
「もうっ、梨花さんの執着心は気持ち悪いですわ」
美紀は私に向かって悪態をついた。
「あぁ・・・拓海様――――――。あなたは誰にもお渡し致しませんわ。わたくしのヒトですわ――――――♪」
私はほうっと息を着いた。
まぁ、誰かを思う気持ちは、誰だって一緒なのだ。