大人オリジナル小説
- 彼女の監獄の中〜親友から標的へと〜
- 日時: 2014/07/30 21:29
- 名前: イズア
初めましてっイズアです!
今回は親友の関係が崩れてしまった学級の話です。
ちなみに、荒らしとかは無視をしますのでよろしくお願いします!
>>目次
- Re: 彼女の監獄の中〜親友から標的へと〜 ( No.4 )
- 日時: 2014/08/12 13:41
- 名前: イズア
「皆、HR始めるわよ」
今日も透き通った声、綺麗な容姿の優しい先生は、何も知らずに入ってくる。
学校の教師の中でも一番若くて美人な先生、月之 紅葉(ゆえの くれは)。
美人で頭が良くて、小さい頃からのお嬢様。
皆の人気者で、当然私たちも大好きな先生だ。
「あら、葵さんは?」
「昼休み頃に来るそうです」
「そう。心配ですね……」
何も知らない先生はそう言って話を進めた。
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学校の鐘が鳴り響く校舎。
私たちはドアの改造を壊し、元通りにするとドアを蹴る。
「開けなさいよ」
「……」
出てきた葵は、乾いた制服を着ていた。
濡れた制服はない。
「どうしたのよ、それ」
「執事に持ってきてもらったの……」
「へぇ。チクった?」
「……」
首を横に振る。
「じゃあ、あたしたちはさ、あんたが遅れてくるって設定にしてるから演技ヨロシクね」
「……どういうつもり?」
「さぁ?後でわかるわよ。せいぜい頑張って耐えなさい」
そう言うと、梓は葵の腕に自分の腕を絡めて、葵のうでを陰でつまんだ。
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