大人オリジナル小説
- STORY イヴ
- 日時: 2020/02/14 17:54
- 名前: 山本蒼紫
どうも、山本蒼紫です。今回はTBOIことイヴの物語でございます。
- Re: STORY イヴ ( No.9 )
- 日時: 2020/04/19 02:50
- 名前: 山本蒼紫
〜数年後〜
ズズ…ズ…ズ………
イヴ「…!……ここは…私は、一体…」
?「お、目が覚めたか?」
イヴ「…あなたは…?」
ユダ「俺はユダ、火の村長だ。お前は風の村のイヴ、だな?色々話す事がある」
…………………………今までの出来事を説明中…………………………
ユダ「…とまぁ、一から話したが、理解できたか?」
イヴ「…ええ………もう、あの日から何年も経っていたのね……」
ユダ「…とにかく、屋上へ向かおう。さっき、物凄い地響きがした。多分、決着がついたんだ。まぁ…壁とか色々ぶっ壊れてるから、何十分か時間かかるかも知れないが…………」
…その時のユダの言っている事は、私の耳には届いていなかった…その時、私はこう思っていた……
イヴ(…アポリオン…あなたは裏切った訳じゃなかったのね…今まで、ずっと引っかかっていたの……ビトレイアーのままのあなたなら、討つ事を躊躇いはしなかった…でも、最後に見せた心…あれのせいで、私はずっと戸惑っていた………でも、真実を知った今は違う。もう迷ったりはしない…アポリオン、お父様と共に天から見ていてね…………)
ユダ「…?お〜い、イヴ?聞いてるか〜?」
イヴ「…あ、ごめん…」
ユダ「…まぁ、いいや。とにかく、屋上に向かうぞ」
イヴ「…ええ…さようなら、アポリオン…」
ユダ「ん?何か言ったか?」
イヴ「…いえ、何でも」
真実を知った風は、迷う事なく吹き続ける…例え深い悲しみの嵐に巻き込まれても、それを乗り越え、いつまでも吹き続ける…いつまでも…
END
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