大人オリジナル小説

colorful home
日時: 2023/03/01 19:20
名前: むう

colorful home

colorful hope という5人組男性アイドルグループの日常を書き綴った話


小スカ表現あり 幼児退行あり

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ただの自分用小説
我得


3/1 100閲覧ありがとふ。


完全オリジナルキャラ
キャラ設定>>1
小説のスタート>>2

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Re: colorful home ( No.2 )
日時: 2022/10/11 18:39
名前: むう

※「」の前にある名前は視点の人が読んでいるあだ名になっています

敬太視点

今日は待ちに待ったライブの日。いつも応援してくれているみんなと会えるとなると、楽しみで楽しみで夜そーやくんとずっとパズルしていた。

リハーサル後。

はーせさん「よしみんな、あとは全力を尽くそう!!」

「「「「「おーー!!」」」」」

はーせさん「おし!みんなトイレとか水分補給とか、スタンバイしててー」

はーせさんの呼びかけでみんな各々が済ませなければいけないことを始める。
ただ、翔はマイクの不調があったようでスタッフさんに捕まっていた。
とりあえず、翔の分の水を持ってくるために楽屋に戻る。

翔とはメンバー内で最も長い付き合いだ。どんな時も一緒にいたし、お互いの家にもたくさん遊びに行った。
メンバーの前ではそんなの見せないようなツンデレな翔だけど、俺はどんな時も、時に密かに、翔のことを心配していて、そして大好きだった。
だから、翔のことについてはなんでも知ってると思っていた。

楽屋に行く前にとりあえずトイレに寄り、水を持って翔のところに向かう。

敬太「翔、はい水」

翔「けいたぁ!ありがと、助かる」

メンバーの前ではいつもみっけと呼んでいるのに、俺と二人きりだと敬太と呼んでくれる翔。
幼い横顔が可愛くて、思わず笑みがこぼれた。

あーく「みっけぇ、しょーちゃん、そろそろだってー」

翔「はーい」

いよいよだ。翔の手を握ると、少し冷たかった。

敬太「緊張してる?」

翔「…少しは」

敬太「大丈夫俺がついてるから」

翔が笑う。俺も笑い返し、みんなが待つ舞台裏へと向かった。
ゆっくりと、ステージから見える光が見えてきた。


ステージにて

あーく「せーの!」

「「「「「colorful hopeです!」」」」」

ファンの振るペンライトが眩しい。やはりさすがは一番人気、翔のメンバーカラーであるピンクのペンライトが多いのがわかる。
俺は俺のメンバーカラーである青いペンライトを振っている人から優先的にファンサし、手を振る。
翔もご機嫌そうに手を振っていて、表情が緩む。

とりあえず今から歌うから、体力が持つようにはしゃぎすぎないようにしないと…


1時間後


ライブは3時間ある。

今は歌の合間にあるMCの時間だ。

とりあえず舞台裏で水分補給してから、MCに戻る。

そーやくん「ほんとに今日はこれだけたくさんの人が来てくれて、やっぱ嬉しいよね」

あーく「いやでも一番嬉しいのは黄色(あーくのメンバーカラー)のペンライトが多いことだよね」

はーせさん「いや一番多いのピンクだよ!!な、しょうちゃん?」

翔が人気と持ち上げられている。大体こういうとき翔はにっこにこ笑顔で喜ぶはずだが、翔の顔が明らかにひきつっている。
しかも、やけに口数が少ない。

俺はとりあえずマイクと口を離して翔に話しかける。

敬太「どした、体調悪い?」

翔「いや、ちがう…」

体調は悪くはないみたいだ。だが明らかに元気がなく、心配だ。

しばらく翔を観察していると、いきなり翔が後ろを向いた。

何をしているのかと覗き込むと、翔は苦しそうな顔をしてズボンの前のところを強く握っていた。

もしかして…

敬太「翔、トイレ?」

翔は答える余裕もなく、ただぎゅっと目を閉じて前を握っている。

敬太「ちょっと俺翔と次の歌の準備してくるね」

とりあえず翔を舞台裏に連れて行く。

敬太「翔、いつから我慢してたの?」

翔「二曲目…のっ、ときくらい…から、」

今は五曲歌い終わり、MC中だ。かなり辛かっただろう。

敬太「ライブの前に行かなかったの?」

翔「すたっふ、さん…にっ、」

そうだ、思い出した。
翔はマイクの不調がありスタッフさんに捕まっていたのだった。

敬太「トイレまでもちそう?」

翔「ん、わかんっ、ないぃ…」

翔の目には涙が浮かんでいる。
急がなきゃ…
翔はもはや歩くのすらつらそうだ。このままでは間に合わないかもしれない…

敬太「…んっ」

翔「!?」

翔をいわゆる「お姫様抱っこ」する。

翔「なんで、いきなり…っ」

敬太「急ぐよ!」

翔のズボンが湿っている。びっくりして漏らさせてしまったかもしれない。

とりあえず、走る。


敬太「翔、着いたよ」

ゆっくりと翔を下ろす。
翔はもはや強く握り、足に力を入れていないと立てないくらいになっていた。
正直こんな翔は見たくないが、とにかく翔をトイレの中に誘導する。

敬太「翔歩ける?」

翔「もう…無理……っ」

翔は前をぎゅっと押さえたまま泣きだしてしまった。

翔の足元に水溜まりが広がっていく。

ぽちゃん、ばちゃばちゃばちゃ…

翔「だめ、だめだめだめだめっ」

努力も虚しく、強く握る手からおしっこが溢れ出す。

敬太「翔、頑張ったね。手放しな?」

そう言って優しくふるえる背中を撫でる。

翔が手を離すと、溜まっていたものがばしゃんと床にこぼれ落ちた。

翔「まだ、でる…っ」

翔のおしっこは徐々に勢いを増していく。

しゅうう…しゅおおおおおおばたたたたたっ

相当我慢していたのだろう、翔は膝から崩れ落ちてしまった。

どうしよう…
後片付けはスタッフさんに任せるとして、早く俺たちは戻らないと…
俺は放心状態となり座り込む翔を見つめる。
衣装もびちゃびちゃだ。

あてもなくきょろきょろする俺の目に、ふいにうつったものがあった。


敬太「みんなお待たせ!みて、この翔の衣装!なんと…」

翔「俺がデザインした新作でーーす!」

翔は、舞台裏のハンガーにかけられてあった新作衣装を着ている。

この後披露する予定だったものに着替えさせたのだ。

翔の精神状態が整ったままだといいのだが…
そう考えながら、なんとかこの場を乗り切ろうと手を振った。

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