大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- オリジナルGL小説 (従属・服従系注意)
- 日時: 2015/04/20 20:59
- 名前: 星夜 天
初めまして、星夜 天と申します。
オリジナル百合小説を書いていきます。
R−18G、暴力、などの表現を含みますので読む際はご注意ください。
では、
- Re: オリジナルGL小説 (従属・服従系注意) ( No.6 )
- 日時: 2015/05/12 22:54
- 名前: 星夜天
その日は突然にやってきた。
いつも通りの日々に異常が舞い降りた。
優雅に、そして甘美に。
いきなり。その四文字しか浮かばない。
いきなり、目の前の商人が消えたのだ。
否、そこには赤い血と肉の塊が崩れ落ちている。
ひき肉状態。
ん?目玉と頭髪がある。ギリギリ人間?
目の前、檻の鍵は開いている。
商人はいない。物音もしない。
どうする?
どうすればいい?
「あなたはどうしたいの?」
私?わたしは、
「ばかね。逃げればいいじゃない。」
え、何。
てか、誰?
姿こそ見えないが声が聞こえる。
頭に響く。
「時間はあるし、人はいないし、完璧に脱走できるわよ?」
脱走。
逃げる?
「………でも、どこへ?」
「何処へでも」
「……………………………………………それは、生きるってこと?」
「………そうね」
「嫌。」
「?」
「私は、わたしは、生きたくない。行きたくない。
私の人生は決まってるの。ここで生まれてここで死ぬの。
逃げて捕まった時のリスクなんて、考えたくもないの」
「そう………。」
ドガーーーーーーーン!!!!!!!
ビクッ!!!
「ほら、みんな死んだわ。捕まる心配はなくなったわよ?」
今度は目の前に、神がおりてきた。
真っ白なドレスに身を包んだ、神が。
「どうしたの?早く行かないと、違う奴隷商人に飼われるわよ?」
そうかも。私はさっき、「見つかるのが怖いから行かない」と言ったのだ。
見つかる心配がなければ、行く。と、そういうことだろう。
なら、何で?なんで足は動かないの?
「………ただ、単に怖いだけじゃない。」
顔を上げた。
私は、今までで一度たりとも商人をこわいと、虐待は嫌だと思ったことはないのだ。
「ち、ちが………」
「ん?何?何が違うの?怖いのよ。あなたは」
だから違……………。
「生きることが」
- Re: オリジナルGL小説 (従属・服従系注意) ( No.7 )
- 日時: 2015/05/12 23:01
- 名前: 律 ◆OWM3ENU9iE
百合好きです。
読みやすいですね。これからも頑張ってください。
- Re: オリジナルGL小説 (従属・服従系注意) ( No.8 )
- 日時: 2015/05/13 15:52
- 名前: 星夜天
読みやすい?
ありがとうございます!!!
嬉しいです。
今のところ全然GLなくてごめんなさい。
末永く待っていただけると嬉しいです。
ああ、そうかもしれないなぁ。
なんて考えていると、
「ねえ、ほら、図星でしょう?」クスクス
私のことを妖艶に嘲笑う。
「ただの弱虫じゃない。…………………もういい、もう飽きたわ。」
そう言って崩れかけた檻の棒を避けながら去ろうとする。
「っ、このアマあっ!!!!」
!!!
「なにしてくれるんだよ!大切な商品が大半壊れちまったじゃねェかよお!!!」
え、うそ。
瓦礫の下敷きになっていたらしい商人が彼女の腕を掴む。
やめてっ!!
彼女は顔色を変えずに商人を見ている。
「なんだよ、その顔…………………。あー、クソっ!イライラする…………………。お前で発散してやろうかぁ?」
やめてってば!!!
…………………お願いだから、誰かたすけて……。
「あはは、誰か?何言ってるの?ここには私とあなたしかいないのよ?
誰に助けを求めてるの?」
なんで?なんであなたには、私のことが何もかもわかってしまうの?
「ああ?何言ってんだよ!!!」
「ほら、手っ取り早い方法があるでしょ?」
な、何…………………。
キラリ、と。
崩れた天井から覗く日差しが、乾いた血の隙間から見える表面に反射して
光った。
私はこの時、何を考えたんだっけ?
よく覚えていなくて…………………。
ズキンッッッ!!!
右目に鋭い痛みが走った。一瞬すぎて寧ろ冷たく感じた。
…………………今の私は何だってできるような気がしてならない。
本当に?私には何だってできるの?
…………………だったら、
「ほら、簡単よ。ヒトゴロシなんて、ね?」
ヒトゴロシ?
目の前にはまた、赤い、紅い蝶がたくさん舞っていた。
- Re: オリジナルGL小説 (従属・服従系注意) ( No.9 )
- 日時: 2015/05/13 16:06
- 名前: 律 ◆OWM3ENU9iE
あの、勘違いだったら凄い恥ずかしいんですけど、「音夜 天」さんだったりしますか?