大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- オリジナルGL小説 (従属・服従系注意)
- 日時: 2015/04/20 20:59
- 名前: 星夜 天
初めまして、星夜 天と申します。
オリジナル百合小説を書いていきます。
R−18G、暴力、などの表現を含みますので読む際はご注意ください。
では、
- Re: オリジナルGL小説 (従属・服従系注意) ( No.1 )
- 日時: 2015/04/21 00:20
- 名前: 星夜 天
彼女は奴隷だ。
何処かの国の奴隷施設の檻の中で、今日も息をする。
今日?今日というと一般的には朝、日が昇ってから、夜、
日が沈むまでの24時間のことを言うのだろうか。
だとしたら言い間違えた。
何処かの国の奴隷施設の檻の中で、朝、蹴られて目を覚まし、夜、
痛みから解放され、眠りにつくまでの今日を生かされている。
彼女が何処で生まれたのか、何故ここにいるのかなんてわかる術も無い。
物心付いた瞬間から殴られ、蹴られていた。
気がついたら奴隷だった。
それが、彼女には当たり前だった。
この歪な今日が、日常だった。
彼女にはこの日常が日常過ぎて、大抵の痛みに慣れてしまった。
泣き声を上げる程、痛いと感じられなくなっていった。
痛みというのは命の危険を知らせるいわばアラートだ。
彼女は、命に危険を感じられなくなっていったのだと思っていた。
そんな彼女は一見が少女であり、そんな彼女の乱れた姿が見たいという客に買われて、飼われていくのだが、大抵のことで泣き声を上げない彼女はつまらないと言われ、払い戻される。
払い戻された彼女には、彼女でさえ叫び、助けを請うような拷問をされる。
そんな日々に彼女は絶望していった。
「……つっ…………ひっ……痛っ……」
ぐちゅ、ぐちゅ、と生肉を抉る音が、鉄格子に当たり跳ね返ってくる。
それと同時にカチャリとしたガラスが当たり重なる音も聞こえる。
それというのも、拷問で足の裏に刺さったガラスを彼女が抉り取っているのだ。奥に入り、抉らないと取れないくらいガラスは痛々しくねじ込んでいて、それを彼女は、眉間にしわを寄せながら人差し指で抉り、親指で摘み、引き抜く。
ピチャッ………カチャ
実はこれは2回目であり、それなりにやり方は器用になっていた。
だが、足の裏に刺さったガラスを引き抜くことが器用になったってしょうが
ない。最低限の悲鳴しか上げず、痛々そうに足を抉りつづけるのだった。
「…っ、ハァッ……ハア…………」
痛みで視界が歪む。手探りで残りを探すが無い……これで全部か、と、視線を取り終わったガラスへ移す。
ガラスに付いた血が妖艶に光り一雫垂れる。……綺麗……
そんなことを思いながら体重を狭い檻の壁に預けるとはだけた肌に当たりヒヤッとした感触が気持ちいい。
血塗れた手を首に持ってくると皮製の首輪に掛ける。弄んでいると、
だんだん視界は、暗闇に消えた。