大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 憧れたヒト
- 日時: 2015/04/24 19:16
- 名前: ひじき(・ω・)ゞ
- 参照: http://Hijiki
俺には、憧れの人がいる。
その人は、強くて、優しくて、太陽みたいに輝いている人だ。
俺は、その人の一言に、救われた。真っ暗な世界から、抜け出すことができた。
ーーーーー・・・
- Re: 憧れたヒト ( No.2 )
- 日時: 2015/04/25 14:22
- 名前: ひじき
- 参照: http://Hijiki
名前かえました!改めて「ひじき」です!観覧数が増えてて嬉し泣きしそうになりましたwありがとうございます!
これからは忙しくても一日一更新はするようにします!
駄文ですが今後も読んでくれると嬉しいです!では!(・ω・)ゞ
- Re: 憧れたヒト ( No.3 )
- 日時: 2015/04/25 19:40
- 名前: ひじき
- 参照: http://Hijiki
↓↓続き
反射的に後ろに振り向くと、俺より少しだけ背の高い、綺麗な男の子がいた。
「夕日、綺麗だね?」
「………」
男の子は隣のブランコに座り、にっこり笑って俺に話掛けてきた。単純に綺麗だと思った。
けれど、人との会話に疎い俺は、すぐに思っていることが言えなくて、黙ってしまった。
「…僕はね、ここに逃げてきたんだ」
「…にげる?」
「そう。ほら見て、僕の目、君と同じ色じゃないでしょ?」
男の子は自分の目元を指差しながら、俺に聞いた。
男の子の目は、青かった。
まるで
「…ビー玉みたい」
とっさに言うと、男の子は少し驚いたような顔をしてから、またあの綺麗な笑顔で笑って答えた。
「そんなこと言ったの、君がはじめてだ」
「………」
「他の子は、気味悪いって言ってくるんだけどね。…これ、ただの愚痴なんだけど聞いてくれる?」
「……」
俺は黙って頷いた。
- Re: 憧れたヒト ( No.4 )
- 日時: 2015/04/26 21:31
- 名前: ひじき
- 参照: http://Hijiki
突然ですが少しだけ更新をおやすみさせてもらいます!新しい小説の準備があるので!すみません!ちょくちょく更新していくので今後も読んでくださるとすごく嬉しいです!では!m(__)m
- Re: 憧れたヒト ( No.5 )
- 日時: 2015/04/27 20:21
- 名前: ひじき
- 参照: http://Hijiki
それから男の子はゆっくりと、でもしっかりとした口調で、話始めた。
「さっきもみせたけど、僕は、みんなとは違う容姿をしているんだ。ハーフだから。目は青くて、髪の毛の色も…色素の薄い栗色で。小さい頃からずっと。最初こそ気にならなかったけど、段々僕がみんなと違う姿をしていることに気がついたんだ。
君みたいに黒い目と黒い髪になんでうまれなかったんだろうって、こんな姿に産んでくれた両親を何度も恨んで、僕に怯えた態度をとる子にも、勝手に当たり散らして…結局、最後には自分を責めて。」
男の子は自虐的に笑った。
聞いているだけで、痛々しい、話。
この男の子は、なんだか少し自分と似ていると思った。男の子もきっと俺と同じように痛く孤独に今まで過ごしてきたんだろう。
それから少しの間をとって、男の子は話始めた。
「でも、でもね…僕は、逃げているだけなんだ。こうなったのは、たぶん、何の行動も起こそうとしない、僕のせい。気づいたら、自分で自分の首を締めてた。」
俺も、同じだと思った。勝手に周りが悪いと決めこんで、被害者ぶって人を恨んで嫉妬した。そうにでもしないと、自分が壊れそうになってしまうから。
男の子は今度は俺の方をみて、話始めた。
「でも僕、怖かったけど君にこれを話すことができて、よかったって思ってる。君に僕の嫌っていた青い目を褒められたのも、すごく…すごく嬉しい。少しだけ自分に自信が持てたよ。ありがとう」
男の子は俺に最初に見せた綺麗な笑顔でそう言った。