大人二次小説(BLGL・二次15禁)

私の書きたい時に書きたいのを書くスレw※作者は変態です。
日時: 2015/05/03 22:56
名前: 風歌

はい、いつもお世話になってます。「風歌」ですよ!!
えっと………意味不明なスレ名ですよねw気にしないでください!!
とにかくここではこんなの書きたいとか思ったら書いていくだけなのであまりリクエストとかはうけつかないつもりです。あっでもどうしてもとかあったら駄作でも良ければお書きしますよ?あっごめんなさい、上から目線で(汗)

【注意事項】
・目が腐る……いや、失明するほどの駄作です。観覧にはご注意ください
・作者はただの変態です。
・更新は気まぐれです。
・返信も気まぐれです((おいw

【目次】
No2→[そんなはずない] 影山の恋のお話
No4→[僕だけを見て?] カノのヤンデレのお話

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Re: 私の書きたい時に書きたいのを書くスレw※作者は変態です。 ( No.246 )
日時: 2015/05/06 13:58
名前: noa

[俺と日向の日]

日向が死んで丁度10年の月日が流れた。俺は28になっていた。
毎月花屋に行く前に思い出す。
日向の命日は9月10日。
よく覚えてる。月が俺の高1の頃の背番号で日が日向の背番号。
こんな日に死ぬって絶対仕組んでたろって思う。

あいつは癌だった。

高校1年のIHが終わった頃、癌の初期症状が訪れた。
動いてもいないのに、動悸、息切れ、目眩、吐き気が日向を苦しめた。
1年という余命宣告を受けたが、2年ちょっとを日向は生きることが出来た。
部活、日向の全てであったバレーは最後まで続けた。
試合にも出た。薬で騙し騙しでやっていた。
辛そうだった。苦しそうだった。見ていられなかった。
俺はいつの間にか、日向にトスを上げるのが怖くなっていた。
でもあいつはいつもと変わらないあの表情、声で

「おれにトス持ってこい」

と言うのなら俺は上げるほかなかった。
こいつだけは、こいつだけが俺のトスを信じて跳んでいる。
凄く、凄く誇らしくて中学ではなかった感情が渦巻く。
でもやっぱりとめた。全員が、やめろって。
どんなにキツい言葉で言っても日向は食い下がらなかった。

「どうせ死ぬんなら、最期まで大好きなものをやっていたい」

この言葉を聞いてから、心配はするものの、誰も何も言わなくなった。
高校を卒業と同時に日向は大きな病院へ入院した。
その頃にはもう癌は全身に転移していたらしい。
卒業してからも俺は大学へ通いながら、日向の見舞いのため毎日病院を通っていた。
それからというもの、日向はえらく弾んだ声で、今日はここ、明日はここ、と
思い出を作っていくかのように俺と出掛けた。
ある日は、ひまわり畑に行き、日向が好きな花がひまわりだということを知った。
ある日は、日向が前から行きたがっていた卵かけご飯専門店に行き、幸せそうな顔で始終笑っていた。
俺は日向が好きだった。どうしようもないくらいに。守ってやりたかった。
初めはいがみあっていたが、段々と近づく距離、この感情に俺は自覚していた。
そして秋あの日、俺と日向は屋上にいた。
少し肌寒いだろうと俺は日向の肩に羽織っていたジャケットをかける。
車椅子に乗った日向は短く、サンキュと答えた。
日向はもう歩くのが困難なくらいな状態だった。もういつ死んでもおかしくない状態なのだった。

「影山」

か細い声で俺の名を呼ぶ日向の前に腰を下ろす。

「どうした?」
「おれさ、今からすっげぇダセーこと言ってもいい?」
「おう」
「……おれ、さぁ」
「……!」

「死にたく、ないよ」

日向は今までに見たことないぐらいの涙を流して、困ったようにわらっていた。
考える暇もなく、俺は日向を強く、強く抱き締めていた。

「……おれ、おれ……っ」
「……」
「まだ、生きていたい…!!!」
「……おう」

日向は俺の背中に手を回し、力の入らない拳で一生懸命俺の服を握り掴む。

「もっと、もっと、影山といたい……」

徐々に小さくなっていく声に俺はぎゅっと唇を噛み締め、日向から体を離した。
お前のことが好きすぎて自分でもわからなくなるくらいなんだ。

「当たり前だ、ボゲェ!!!一生一緒に決まってんだろ、このボゲ!!!」

日向の頭をガシッと掴んだあとにゆっくりと離すと、日向は驚いた顔をしていた。
そのあとにすぐフッと笑った。

「なんで影山が泣いてんだよー」

日向が俺の頬を拭ったあとに気づく。俺、泣いてたのか。
ズッと鼻をすすり、戻んぞと目を擦りながら日向の車椅子をUターンさせる。

「なぁ、さっきの」
「あ?」

車椅子を押されながら日向は顔だけこちらへ向けた。

「さっきのプロポーズって受けとっちまうけどいいの?」

にししと笑う日向の頭を軽くぺんっと叩く。
エレベーターに乗り込み、3階のボタンを押す。

「……影山、キス、してよ」
「は、はあああ!?なに言って……」
「ファーストキスだったりします」

俺を見て微笑む日向から目を逸らすことが出来なくて、ゆっくりと日向の前に行く。
日向の手の甲に俺の手を乗せる。

「ありがとな」

日向がそう言った直後に唇を重ねた。日向の言葉の意味はあの時はわからなかった。
でも、今ならわかる。
おの言葉は、最期の全部に対する『ありがとな』だったんだと思う。


翌朝、目を開けるとぼやけるけど横に日向がいるのがわかった。
俺…あのまま寝ちまったのか。
眠い目を擦り、日向を起こす。

「おい、ひな……」

日向をもう一度見た瞬間思った。
あぁ、もうこいつが目を開けること、口を開けて笑うこともないんだって。
ナースコールを押し、ペタンと床に座り込む。
ふと、ベッドの下の方に一枚のルーズリーフと一本のペンが落ちていた。
ルーズリーフをひらっと返してみると日向の字でびっしりとまではいかないがたくさんの字が
書いてあった。
読もうとした直後に、看護師と日向の親、妹が慌てて入ってきた。
ずっと日向の親は『ありがとう、ありがとう』と声を震わせながら頭を下げていた。


“影山へ”

一文目で他の誰でもない、俺宛だと気づく。
俺なんかより家族とかに書かねーのかよ、ボケ日向……。

“影山へ

改めて書くってなるとなんか照れます。
えっと、俺は癌です。今、影山と一緒にいて、ずっと一緒にはいたいけど、やっぱりいられません。
だから、おれを忘れてください。
どうか他の誰かと幸せになってください。
これがおれの最後のお願いです。
おれは影山と出会えて幸せでした。とてもとても幸せでした。
おれは影山のことがだいす”


内容はここで終わっていた。
きっと書いてる最中に、苦しくなったのだろう。
いつの間にか俺はルーズリーフを握り締めたまま家を飛び出し、走り出していた。
辺りはまだ薄暗い。きっと時刻は早朝の4時頃だろうか。車も走ってない。
俺の頬が濡れた。雨ではない。もう知っている。泣いているのだ。
唇を噛み締めながら、走り続ける。

「……ふ……っ」

次の瞬間、なにかのタカが外れたように俺はがむしゃらに叫んだ。

「うあ"ああああああああああああああ!!!!!!」

きっと顔はひどいことになっているだろう。ボロボロだろう。
日向にこんな顔見せたくねーな。
でも自然と行き着いた場所は。日向の墓の前だった。

「…っだ……!」

うまく言えねぇ。
でも俺、今こいつにちゃんと言いたいんだ。
もう一度息を呑む。


「好きだ…っ」

今更言っても遅いのはわかってる。後悔ってこんな辛い気持ちだったんだな。
伝えてももう伝わらない。

「ひな、た……っ」
『伝わってる。おれも好きだよ』

目を見開き、バッと後ろを振り返る。
こんなところにいるわけねーのに。俺、まだ日向が死んだって自覚してねーのかな。
涙を拭い、日向の墓に向き直り目を細める。

「好きだ」

今までもこれからも。それは変わらない気持ちだ。
自然と口角を上げ、ゆっくりと手を合わせた。




「あの、ひまわりの花一本ください」

〜END〜

Re: 私の書きたい時に書きたいのを書くスレw※作者は変態です。 ( No.247 )
日時: 2015/05/06 14:05
名前: noa

すごい長いww

Re: 私の書きたい時に書きたいのを書くスレw※作者は変態です。 ( No.248 )
日時: 2015/05/06 14:05
名前: 律 ◆j8LwjqF.GU

もううう!!泣くよ!泣くよ!?
何でみんなそんな悲しい話ばっかりなの!?
私のせい!?ありがとうです!ごちそうさまでした!

Re: 私の書きたい時に書きたいのを書くスレw※作者は変態です。 ( No.249 )
日時: 2015/05/06 17:34
名前: あーちゃん

やっぱり自分の文才全くねえっ!&意味不明な文だっ!

ゲーセンいってました

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