大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 「:虚像 : 」 文スト モブ芥 太芥 長編 R18
- 日時: 2018/03/21 11:16
- 名前: ぽペぽぺ
注)) 暴力+流血+鬼畜
芥川さんがモブレです。。。
始めての長編なので、頑張っていきたいと思います!!
恐らく亀更新となりますが、暖かい目で見守ってやってくださいな
- Re: 「:虚像 : 」 文スト モブ芥 太芥 長編 R18 ( No.6 )
- 日時: 2016/07/01 16:51
- 名前: ぽぺぽぺ
2
目が覚めた。
(頭が…ぼーっとする…………此処は…)
!!
芥川は飛び起きた。
否
飛び起きようとした。
しかし、体を起こした瞬間 妙な違和感と手首の痛みに襲われたのだ。
頭を動かし手首をみると…
「なんだ…これは…」
ベッドに繋がれた少し鎖の長い手錠が目に入った。
(拘束…されたか。)
芥川は冷静だった。
……………此処迄は。
次に体を見る。
…と、芥川は言葉を失った。
見えたのは自分の裸体と手首についた手錠と同じタイプの足枷。
芥川の頭を混乱させるには充分だった。
(何故…拷問目当てならば服など着てても差し支えのないはず…)
ガチャ
その時、部屋のドアが開け放たれた。
- Re: 「:虚像 : 」 文スト モブ芥 太芥 長編 R18 ( No.7 )
- 日時: 2016/12/15 19:47
- 名前: ぽぺぽぺ
3
「よお。目が覚めたか」
入ってきたのはあの上司…
否、上司を偽って芥川を攫った男だった。
「…1つ、質問をしていいか」
「なんだ?…1つだけなら、な。」
「お前の目的はなんだ」
芥川は自分の知りたい事を聞いた。
目的さえ知れば、相手が誰なのか、敵組織なのか、此処はどこかがわかると思ったからだ。
しかし、男の返答は芥川の予想を遥かに超えたものだった。
「芥川くん…君を愛したいんだ」
(愛したい…?)
「よく意味がわからんな」
芥川が言うと、男は不気味に笑い
「すぐに分かるさ」
と言った。
と、その時
「っ…!?」
芥川は急上昇している体温に気付いた。
(なんだ…これは…)
「そろそろ効いてきたか?」
男が近づいてくる。
「やめろ…来るな!」
声で威嚇するが、四肢を固定され外套を着ていない芥川はそのままの通り無防備だ。
男は、自由の利かない芥川の腹を撫でた。
「っあ…!」
!?
(なんだ……今の声は…!)
「ふふ…こんなに敏感になるなんてね…」
男は、尚も気味の悪い笑みを浮かべている。
「貴様…僕の体に何をした!」
芥川が声を張り上げると、男は芥川の顔に口を近づけ囁いた。
「君がとっても気持ちよくなれるオクスリだよ…
君が痛く思うことなんて、何もしないからね………」
ビクっ
芥川の体が震える。
それは、耳元で言葉を囁かれた所為なのか、これから起こりうることについての恐怖なのか…
まだ芥川には知る余地もなかった。
- Re: 「:虚像 : 」 文スト モブ芥 太芥 長編 R18 ( No.8 )
- 日時: 2016/06/30 22:53
- 名前: ぽぺぽぺ
4
(太宰side)
自室で仕事中、ある一報が入った。
構成員を迎えに行った車が襲撃。
犯人は車を盗み逃走。
尚、先に現場へ向かった構成員は行方不明。
(…ポートマフィアに手を出してくる輩がいるとは…)
太宰は頭の片隅で考えた。
どうせ、数多くいる部下の1人だ。
太宰は仕事を続けた。
……と、ドアの外で会話が聞こえた。
<まあ、しょうがないよな…>
<ああ、オレたちだって命は惜しいしな>
<それにアイツ、今回も独断先方 命令違反…バチが当たったんだよ>
(…………独断先方…命令違反…)
嫌な予感がした。
いや、この組織で命令違反をする人物など二人といない。
(思い過ごしであってくれよ…)
太宰は机の上に設置されている電話へと手を伸ばした。
そしてゆっくり受話器を取ると耳を近づける。
「…ああ、もしもし、芥川の今日の予定を教えてくれるかい?」
『はい。
芥川の今日の予定は…10:00から××で先日の組織の撲滅…ですね。』
時計を見る。
現在時刻…約11時30分。
「芥川の帰省確認、できる?」
『了解しました。少々お待ちください。」
太宰は受話器を耳に当てたまま眉間を指で抑えた。
(真逆…そんな筈は…)
『芥川は…
現在帰省未確認です。』
…予感が、当たってしまった……
太宰は、部屋で1人自分の感の良さを恨んだ。
- Re: 「:虚像 : 」 文スト モブ芥 太芥 長編 R18 ( No.9 )
- 日時: 2016/06/27 18:09
- 名前: ぽぺぽぺ
次回からぼちぼちR18入れていきます!!
見てくださってる皆さん、本当にありがとうございます!
相変わらずの亀更新ですが、できる時に更新していきますので気長に待っていただけると幸いです!