大人二次小説(BLGL・二次15禁)

その日、猫を拾いました。【チョロ一】小説版
日時: 2016/09/24 20:10
名前: たかすぎ

なりきりにもありますが、これはそれの小説版。
チョロ松は仕事探しに一人暮らし、
一松はボロボロになった捨て猫、という設定となっております。

初めてこちらに執筆いたしますが、何卒よろしくお願いします。
あと、たまに来る程度なので毎日は更新出来ません…。
コメントお待ちしております。

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Re: その日、猫を拾いました。【チョロ一】小説版 ( No.9 )
日時: 2016/09/25 13:05
名前: たかすぎ

「…一緒に…?」
「うん、そうすれば怖くないし入れるよきっと。一松、居間で待ってて。」

せっせと風呂の準備をするチョロ松。一松の分の服も用意し、
お湯を沸かしたりした。一松は居間にちょこんと座り、
ふわふわの柔らかそうな尻尾をゆっくり揺らしながら待つ。しかし
眠気が一松を襲い、うとうとと目を閉じてしまった。

「一松、もう少しでお湯が溜まるから……って、寝ちゃってる」

小さく寝息を立て、丸くしながら寝ている一松を横目に、チョロ松はすぐそばに座り、雑誌を読む。求人誌だ。どうせまた受からないだろうなぁ…。
チョロ松は心の中でそう思いながら、雑誌の内容をしっかり読んだ。
オフィスでのパソコン作業、アルバイトなどの情報を見て。

Re: その日、猫を拾いました。【チョロ一】小説版 ( No.10 )
日時: 2016/09/25 14:04
名前: たかすぎ

しばらくして、湯船の中のお湯が溜まったことを確認すると、
寝ていた一松を起こし、風呂場へ行く。
一松の着ていた服を脱がして先に入らせ、チョロ松も服を脱ぐ。
やはり一松の身体は汚れていて、臭いはしないものの洗わなきゃな、と
そう思い身体や髪を洗いさせる。チョロ松は既に風呂に浸かっていた。

「どう?さっぱりするでしょ?」

一松の頭は沢山シャンプーの泡が立っていた。「うん…さっぱり、する」ちょっと嬉しそうな表情な一松を見つめ、チョロ松も思わず微笑む。なんでこんな可愛い猫を捨てるんだろうな。可哀想に。と、小さく心の中で呟いて。
それから風呂から出て、衣服を着た後何も食べていない事に気がつく。

「あ……御飯まだだったね…。何か食べたいものある?」
「…手羽先、食べたい」
「ん〜手羽先…あったかな。ちょっと待ってて」

Re: その日、猫を拾いました。【チョロ一】小説版 ( No.11 )
日時: 2016/09/26 19:15
名前: たかすぎ

チョロ松はキッチンへ向かうと、最初は手を洗い、フライパンに油を入れ火の強さを弱め温まるのを待つ間に、手慣れたように手羽先用の粉を塗し、
2人分できた後フライパンの熱さが丁度になったので、先ほどの粉を塗した手羽先を油が飛び散らないようにゆっくり入れた。
カラッとジューシーな、香ばしい匂いがする。それだけで待っていた一松は嬉しそうに目を輝かせていた。早く食べたいと言わんばかりの顔。よほどお腹が空いていたんだろう。

「もうすぐ出来るからね、一松」
「…うん」

そして待ちに待った御飯の時間。「出来たよー」とチョロ松が呼ぶと、
すぐに一松は席に座った。尻尾がやや嬉しそうに揺れている。
チョロ松は手を合わせ「いただきます」と言うと一松も慌てて「いただきますっ」と手を合わせてから食べ始める。
大きな口でパクリ!と食べる一松。そして肉を引きちぎる。

「どうかな?上手く出来てる……?」

チョロ松が不安そうに聞く。きっと料理には自信がなったのだろうか、
一松に聞いたのだろう。一松は食べながら

「…美味しい…」

と、答えた。良かった、そう呟いてホッとするチョロ松。

Re: その日、猫を拾いました。【チョロ一】小説版 ( No.12 )
日時: 2016/09/27 18:49
名前: たかすぎ
参照: 腹痛ええええええ

「良かったぁ……もっと食べてもいいんだよ?」
「いいの…?じゃあ…」

そう聞いた一松はガツガツと手羽先を食べ、
とても嬉しそうな表情を浮かべていた。
喉も渇いたのか急にぴたりと止まり、「…水…欲しい」と
一松は呟くと、チョロ松は立ち上がりコップに透き通った綺麗な水を注ぎ
「どうぞ」と言って一松に渡した。中身の水が零れないよう、そっと。
「ありがとう…」また小さく呟き、ごくごくと飲むとまた手羽先を食べた。




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