大人二次小説(BLGL・二次15禁)

【宗教松BL】白と黒の境界線上【R-18】
日時: 2017/01/15 23:53
名前: かるた ◆MYD.8XeKXo

* * * 読み進める前に * * *
※それぞれの松に自分好みの役柄をつけた自分式の宗教松です。
※BLです、R-18です、私の性癖を詰め込んだだけです((
※六つ子が3:3で対立してます。

以上がOKな方かつ地雷CPがない方のみ読み進めてください。

* * *

【 作者から 】
どうも、かるたです。
1作目で考えてた内容が他の小説と被ってたので、ロックをかけて2作目からの再スタート。
恐らくすぐ完結してすぐ新しい小説を書きはじめます()
多分次はマフィアかな←

宗教松とマフィア松はいいぞ。

推しは箱だけど厳選したら長男と次男です((
隠れあざとさのある松はイッチだと思っている(悟り)

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Re: 【宗教松BL】白と黒の境界線上【R-18】 ( No.8 )
日時: 2017/01/17 11:27
名前: かるた ◆MYD.8XeKXo

§2.一松の昔話

希少な存在らしい俺は
街を歩けばその瞬間に「愛玩具」だ。

視点:一松

* * * *

街を歩く度に「やっぱり。あれが男のシスターだろ」って言われるのはもう慣れっこだ。

男のシスターは希少。

『希少な存在を利用すれば己の力が高まる』という情報は多分常識だろう。

不運なことに、男でシスターの素質が強いという稀なケースに遭遇した俺は
少しでもその素質を遺伝させようとする血が強く、何より精子が甘いらしい。

だから、希少な存在らしい俺は
街を歩けばその瞬間に「愛玩具」だ。

力を欲した男に捕まったり、股のゆるい女に捕まったりと
とにかくヤリ目で捕まるのは日常茶飯事。

いつもできる限りの抵抗をするけれど
薬を盛られることが多いので結局は犯される。

生きる気力も希望もないような毎日。
周りへの関心をなくし、卑屈になることで自分を守っていた。

そんな俺が十四松を気にかけるようになったのは
いつものように散々犯されたあとだった。

_________________

____________

「やだ、って、ぁっ…!」

本来は排泄器官であるソコを名前も知らない男にブツを突っ込まれるのは不愉快だし気持ち悪い。
女でもないのにかわいいとかいう男の心情もわからない。

自分のブツも知らない男にくわえこまれて吐き気がする。

そのくせ、媚薬を盛られたせいか散々犯されたあとでもカラダが欲しがる。

手首と足首に繋がれた鎖がジャラジャラと音をたてて、やけに耳に響いた。

複数の男の手が身体中を這い回る。
いろんな感覚に意識をなくしかけていたとき、

「そういえば、神族の天使にもいたな。精子が甘い希少なやつ」
「あー居たな、そんなやつ。十四松だっけ?」
「これ終わったらそっちいくか」

__一気に頭が冴えた。

十四松まで希少な存在なんて聞いたことなかった。
咄嗟に止めなきゃ、って思った。
そう思うとカラダの熱とかも冷めていって。

「なんかこいつ萎えてね?」
「お前が下手なんだろ」

ゲラゲラ笑う奴らに思いっきりガン飛ばした。

「なんだよ?」
「…………な」
「あ?聞こえねーよ」

震える声は聞き取れなかったらしく。
今度はハッキリ叫んでやった。

「十四松に手出すな…ッ!」
「…は?」

今まで俺のブツをくわえてたヤツをキッと睨む。

「俺だって一応魔族のシスターだ。
希少だろうがなんだろうがお前ら人間より力も立場も上なんだよ」
「あ?喘ぎまくってたくせに、」
「殺されたくなきゃ従えって言ってんだよ」

シン…と静まり返る空間。
今まで声を張っていたせいで少し喉が痛い。

「まず、十四松に手は出すな。
あとこの拘束解け」

自分でそう言ったあと、それぞれに動き出す奴らを見ながら意識が遠退くのがわかった。
そして、ふっと軽くなる手足と
俺を呼ぶ懐かしい弟の声に意識を手放した。

* * * *

目覚める頃には自分の服も周りの世界も真っ白で、十四松やチョロ松兄さんもいて「裁き」を受けたんだというのはすぐわかった。

「ねえねえ一松兄さんっ!」
「…はいはい、今行きますよ、っと」

§2.一松の昔話

Re: 【宗教松BL】白と黒の境界線上【R-18】 ( No.9 )
日時: 2017/01/17 13:11
名前: 松野小鈴

凄い、、、!
文才すごいですね!見習いたい!

Re: 【宗教松BL】白と黒の境界線上【R-18】 ( No.10 )
日時: 2017/01/17 23:53
名前: かるた ◆MYD.8XeKXo

*松野小鈴 様
わわわ、ありがとうございます!
お褒めいただいて嬉しいです(´ж`*)

Re: 【宗教松BL】白と黒の境界線上【R-18】 ( No.11 )
日時: 2017/01/18 16:51
名前: かるた ◆MYD.8XeKXo

昔話はここまで。他の松の昔話はまた後程。

ー*ー*ー*ー

§3.黄色い眼光

僕は十四松兄さんが苦手だ。

視点:トド松

* * * *

無邪気な笑顔。無駄に明るい性格。
僕は、僕にないものを持った十四松兄さんのことが苦手だ。

何を考えているのかわからない。
そのくせ他人の分析が得意だし勘がいい。

どうも掴み所がなくて接しにくい。

僕は仕事上、白側にもいかなきゃいけないから
自由に行動している十四松兄さんとはいつもばったり出会す。

苦手で接しにくくても、仮にも血をわけた兄弟だ。
無視できないし、会ったらしばらく話して帰る。
いつもなら、そうやって乗りきるのに。

この日の夜は違った。

_________________

_____________

「あ、トッティ!」
「……十四松兄さん…」

夜中、住人が寝静まった頃にやっと仕事が終わり、帰ろうとしていた頃。
会わないだろうと思っていた十四松兄さんとばったり出会した。

「今帰り?」
「うん、十四松兄さんも?」
「ううん、俺は今から仕事っすよ!」

いつもの無邪気な笑顔を見せる十四松兄さん。
だけど、なんだろう。
目が笑ってない気がする。

「…今から?」
「うん、そう!」
「…なんで」

自然と出た言葉に、十四松兄さんの顔から笑顔が消えた。
はぁ、とため息をつく十四松兄さん。
その横顔は凄く疲れきっている。

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