大人二次小説(BLGL・二次15禁)

【色んな版.権】駄作・雑多缶【ヴァンガード・文スト/執筆中】
日時: 2018/11/16 17:32
名前: だらく ◆nI0A1IA1oU
参照: http://www.otona-kakiko.com/novel/novel8/index.cgi?mode=view&no=10444

 はい、だらくこと琉季(るき)です、前間違えて官能小説(?)にアニメを書いてしまった馬鹿です←
初めましての方は初めまして!琉季です、宜しくお願い致します!


ルール
・荒し・中傷禁止・唐突のタメはスレ主苦手です(但しなりで絡んだ人は可) 
・駄文・駄作、誤字脱字が多い
・スレ主はBLでの 文ストの中也、乱歩は受け派、一番好きなのは福乱(←)
・スレタイにも書いてある通りスレ主の知ってる版権の組み合わせを書き、その上雑食(3L可、地雷はほぼ無し)なんで、見ようとした方の地雷CPが行きなりバーンと出る可能性があります。地雷カップルを見ないように必ず読者様は【目次から飛んで読まれるようにお願い致します】。
・コメント・リクエストは現在受け付けてません。
・エロ、グロ、シリアス、イチャイチャ、ヤンデレ、パロ(ケモミミ・ケーキーバース、オメガバース、fi 、お伽噺、学校もの等)、玩具責め、R18行為、モブ攻めをどっかしら含みます。
・キャラ崩壊要素多く、似非。そして、R18表現が絶望的に下手。
・一部キャラがメタい発言や爆弾発言有。
・基本的に落ちがない駄作もの。 
・妄想オンリーな駄作です、【原作では出ていない店や名前が出てきます。】
・更新は不定期、小出しが多く、何を書き、その駄作が続くのかはスレ主の気分次第になりますのでご理解、ご了承ください
・俺のイメージ、妄想で書いているものなので【自分の中にあるキャラのイメージ】を壊したくない方はUターンをするようにお願い致します。もう一度言います。自分の中にあるキャラのイメージを壊したくない人は見ないようにお願い致しますね。

それでも、構わないって云う方は、生暖かい尚且つ優しい、優しい目で見て読んで頂ければ嬉しいです。

以上です、長いですが目を通してくれたら幸いです。

ジャンル >>01
(※地雷、好きな組み合わせ、推しキャラ、漫画よりかアニメより等の詳細を記載し尚且つ書こうとしている版権の一覧)
目次@(文スト。マギ。柵越え等) >>02 
目次A(ヴァンガード。NARUTO。食戟のソーマ...etc.) >>37   


・犬神さんから、字体【なりでのやり取り】の許可を頂きました!
犬神さん、本当にありがとうございます!御協力感謝します!なりでも宜しくお願い致しますね!(図々しい←
しかも!こんな俺の駄作にコメントまで下さるとはお礼しかないです!あ、俺の駄作より犬神さんの小説かなりうまうまなんで、是非見て下さいね、皆様も!←


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Re: 【文スト.ホードス.執筆中】誕生日ネタ【BL】 ( No.30 )
日時: 2017/09/21 09:46
名前: だらく ◆nI0A1IA1oU

>>28続き、ホードスよりのホーソーン、誕生日【芽生えたこの想いと共に】
※2レスだけじゃ終わらなかった←原作のホーソーンどうなったんだろうか?もしや芥川に........((あばば←

ーーー


「........フェーヂャですね、分かりました 何でもと云われたらどうしようかと思いましたが、そう御呼びしますね」

 ドストエフスキーが咥えようとして口元へ持っていこうとした手をとってから何時もよりは柔らかでそれでいていつも通りの淡々とした口調でドストエフスキーの顔を見ながら薄笑いをして言う

 洗脳されはっきり言ってあの時の記憶はない、あるのは洗脳される前と洗脳が解かれた時の前後のみ、ただ悪魔(ディアボロ)もとい芥川と再戦し否(いや)あれは再戦ではなかったものの、芥川の名を聞いて醒めたのは確かだった

 だから、ドストエフスキーに対する憎悪はない、自分で応じたことでドストエフスキーが魔人と呼ばれていたのを知っても尚協力したのは自分だと理解している。例えドストエフスキー自ら、自分をスカウトしたと言っていたとしても


「.......改めて御聞きしますが、こんな時間帯に何の用です?.......それとその大荷物は一体何ですか?」

 ドストエフスキーが面を食らったように瞬(またた)いているのを間近で見るのはそうそうにないでしょうねとホーソーンはそんなことを不意に思い、たったそれだけで自然に口元が少しだけ緩んでしまっている自分が居ることにそして自分が思いの外人と短絡的に話していたことを知った

 そう云えばあの時もミッチェルの話を聖書のページが破れるまで向こうとはしなかったとあの時、あの瞬間、あの日のことが頭に過るが、今は少しだけ違う........何がと云われれば言葉では上手く表すことが出来ないが、少しだけものの見方が変わったと感じている

 ドストエフスキーの指を掴んでいた手を滑らすようにして、今度は手全体でドストエフスキーの手、指を持て余すように絡ませながら相手が口を開くのを待つ

 短いはずの束の間の静寂が、数秒しか経っていないはずの静寂だが、その静寂とはうって代わり自分の心音が五月蝿いほどに鳴っているが自分でも分かりホーソーンは意味もなくズレていない眼鏡のズレを直すように指で押し込み

 ぎゅっとドストエフスキーの手を繋いで、リビングに置いてあるドストエフスキーが持ってきた大荷物に目を映す。一部は分かるもののそれだけのために来たとは思えずに再び目の前に居るドストエフスキーを見る

 そして、ホーソーンは今の状況に気付くことになる。今の状況、それは自分がベッドソファーに座っていてドストエフスキーは向かい合う形で自分の上に座っているということだった 


「....、....僕は思ってた以上に浮かれていたようでその大荷物は全て牧師殿にあげるものです 後、牧師殿に手料理を食べて頂こうと牧師殿がまだ夕食を食べていなくて良かったです、生物(なまもの)は贈り物には向いていないので....相手が確実に食べる証拠はありませんし、好きかどうかも分かりませんので」

 ホーソーンと手をしっかり繋いていることに落ち着かないようで目を若干泳がせながらも顔はホーソーンに向けて大荷物になってしまったことに対して少し申し小っ恥ずかしいそうにするもはっきりとあげるものだと言い、食材があることに対しても理由を話してから泳がせていた視線をホーソーンに向け、しっかり見ると


「牧師殿は何食べたいですか?........嫌いなものはありますか?」
                                    
ーーー

ーー

「」
ーーー 一時保存 ーーー
 

Re: 【マギ.カシアリ執筆中】75.5【R18腐】 ( No.31 )
日時: 2017/08/23 15:16
名前: だらく ◆nI0A1IA1oU

〜 マギでカシアリよりのカシマリ-第76.5夜- 〜


「あ?.......此処は?」

 俺は確かジンと一緒にくたばって、俺はあの時に死んだはずだ........まあ、まだやることはあるけどよ

「アリババ、俺が出来ることはこれしかねえ.......それしか出来ねえが、俺は見守ってるからよ」

 此処が何処かは知らねえが、立ち止まっていても仕方ねえ....動くか

 暗闇の中で目が覚めたカシムは辺りを見回すもののただ暗いだけで此処が何処だか分からないらしく、自分が目覚める前、自分が何をしていたかを思い出すも、その先が全く思い出せないでいた

 けれど、やることはもう分かっていた。それは親友とも家族とも云えるアリババのことだった

_____死んでからになっちまったから、アイツは......

 不意に自分の手を掴む感覚がしてカシムは半ば反射的に振り向くと


「?!マリアム....?」

 マリアム、カシムの妹の名前で自分より先に故人となってしまった大切な妹がそこには居た。そして、すぐに理解する


「嗚呼、そうだな........アイツが呼んでる....マリアム、先に行ってくれねえか?安心しろ、すぐに行くからよ」


_______つっても、もうアイツには話すことが出来ねえが、アリババならきっと


「もう俺が十分だってのが、分かってるだろうよ」

 カシムはマリアムがアリババの元へと一足早く行った方向を見た後に自分の後頭部に手を添えるように触れてからぽつりと呟く

 マリアムが再び自分の元へと来て自分のことを急かすように手招きをするのを見て満更でもないように仕方ねえななんて呟きつつ、マリアムの手招きしていた手を繋いでアリババの元へと向かった

ーーー
 
ーー


「あ?アリババの事か?........別にんなんじゃねえよ、マリアム」

 大いなるルフの流れに乗っていたマリアムとカシムだったが、カシムは自分の一部いや、自分の力をアリババにあげ、またアリババも自分の耳飾りをしたことで身近に見守ることが出来る

 ただ『マギ』であるアラジンが自分たちを見える、目視出来るようにしたためにアリババたちにも見えていたが今はアリババたちには見えていなく自分たちは白い光に包まれた空間で話していた

 ずっと見ていたと云うマリアムはやたら、ジンの中での出来事とアリババのことを聞く

 ジンの中での出来事は、マリアムの白いルフと違う黒いルフの中だったから何があったのか知らず、自分の兄が『堕転』になってしまったことに心配し、ずっとジンの外で待っていた

 そして、アリババに云った兄の言葉に不思議そうに問い掛ける。それはジンの中までアリババが追ってきた時にアリババに云った言葉、俺はお前が大嫌いなんだよ

 あれは、嘘ではないがそれはアリババが持つ光に対して云った言葉でアリババ自身に対して云った言葉じゃない、アリババのお陰で自分は会えなくなるはずのマリアムと会うことが出来、大いなるルフの流れに乗ることも自分が白いルフに還ることも出来た


「半々だ、マリアム....俺は、アリババは友達として大好きだ 家族としてもよ........マリアムと同じぐらいに好きだ、だからんな顔をすんじゃねえよ」

 それを聞いたマリアムは不安そうな顔から一転してぱあと花が開くように明るい表情になって嬉しそうに笑うと良かったあと心底安心したような声音でマリアムは云う

 そんな笑顔が再び見れるなんて思ってもなかったカシムは、心からその笑みに答えるように微笑し、マリアムの頭を撫でる

 マリアムの頭を撫でながら、カシムは不意に瞼を閉じて今の状態になってアリババと会った時を思い返してまた笑みが零れ落ちる


____アリババ、また会おう その時もいや、溝が深くなる前に今よりも沢山話そうぜ、俺はまたお前と一緒に過ごしたいからよ その時までお前の行く先々を見守ってるぜ



End.

Re: 【柵越えで 恋次×アリババ 執筆】【腐】 ( No.32 )
日時: 2017/09/07 20:43
名前: だらく ◆nI0A1IA1oU

〜柵越えで恋アリ【迷宮にて】〜

「モルジアナー、アラジーン!二人とも何処行ったんだよ」

 確かにタイムラグはあるけど、アラジンとモルジアナは待っていてくれると思うし........俺が先に来たとしても来るの遅くないか?

 此処は迷宮(ダンジョン)の中でアリババ達は迷宮攻略に訪れていて、此処は最初に来る場所で地面に八芒星の模様が掛かれているのが何よりの証拠だ

 それなのに、一緒に入ったはずのモルジアナとアラジンの姿はなくその模様のある傍らで先には行かずに何数分もかれこれ待っていたが来る気配はなくとうとう待ちきれなくなったのか、アリババは時より二人の名を居ると思って二人にも聞こえるように呼び掛けながら迷宮内を一人歩くことになった 

 慎重に歩きながらも、二人を探す


___これじゃあ、迷宮攻略どころじゃないな........そういや此処にはどんなジンが居るんだ?

「........というより一人じゃ扉開かねえんじゃなかったか?....アラジンとモルジアナが先に開けいや、アラジンはマギだし、モルジアナは俺の眷族だし........もしかしたら宝物庫に行けねえんじゃ.......扉の前に居たりすっかも!待ってろよ、モルジアナ、アラジン!」

 アリババの云う扉は宝物庫に繋がっていてその扉を開くにはもう一人居ないといけない(アニメ版では)、何故なら扉に掘られている手形は両方左手だったり、右手だったりするからだ

 つまり、一人では迷宮攻略が出来ないと云うことになる

 アリババが云うマギとはこの世界の王の器を選ぶためにいて創成の魔法使いと呼ばれており、数多の奇跡を生み出している存在がアラジンだ、尚アラジンはその他にもソロモンの写し身等と呼ばれていることもあり、マギの中では特殊な存在でもあった

 そして、モルジアナはアリババの眷族であり、アモンの眷属器を所有している。尚、ファナリスという狩猟民族で少数民族でもあった

 眷族になっている者が王の器に選ばれると云う例はないため、宝物庫に行く際の扉、真実の扉と呼ばれている扉は開かないとアリババは思い、真実の扉の前で二人が待っていると信じ、心細さを欠き消すように意気込むと迷宮攻略に集中し始める


 一方、迷宮内の中心部では、イレギュラーが現れた

 イレギュラーである存在は何もない空間から黒い揚羽蝶と共に地に舞い降りて着地すると同時に辺りを見回す


「ん?俺は確か、現世に来たと思ったんだが誤って虚圏(ウェコムンド)に落ちちまったみたいだな........まあ......虚(ホロウ)っぽい淀んだ霊圧がするしそいつを倒してからさっさと尸魂界(ソウル・ソサエティ)に戻ってまた現世へ向かうとするか」

 そのイレギュラーは黒い着物に腰に刀を携え、つり目で赤髪を後ろ上に縛り、刺青が入っている名を阿散井 恋次(あばらい  れんじ)と云う

 恋次は、此処が迷宮の中で全くの別世界だと云うことは当然知る余地もなく此処と少しだけ似ている虚圏だと思い、また虚のような霊圧を感じたことにより、このまま戻って再び現世に行くことはせずにその虚らしき霊圧の者を片付けてから戻ることに決めたらしく、霊圧を辿りながら迷宮を進み始める

 アリババと恋次の位置は近くはないが恋次は迷宮攻略と云うよりはその虚らしき霊圧を追っていて、アリババは迷宮攻略をしている

 当然ながら、迷宮生物が居て、数多の罠が張り巡らされていた。そのため、慎重に歩いていたアリババに魔の手が忍び寄る


「っい....な、何だよこれ、植物だよ、な?くっ、アモンって、ちょっ俺の宝剣!!」

 足を何かに捕られて、びたんっと転ぶようにして思いっきり地面に倒れ、アリババはその何かを見るために自分の足首を見ると植物のような蔓が足首に巻き付かれており、ずるずると自分を本体の元へ運ぶ気で居るのか後ろへ後ろへとアリババを引き摺り始める

 その様にアリババは自分の武器であるアモンが宿った宝剣を手に持とうとするも勘が良いのか触手のような蔓は宝剣をアリババから素早く奪いとった

 奪い本体の元へ引き摺るだけに飽き足らず、蔓はアリババを拘束するように絡みつく


「ッ....う、ぐっ」

 しゅるしゅるっときつく蔓でアリババの両手、胴体、両足を拘束され、肺が圧迫されているのか苦しそうに息を洩らすが、それ以上苦しくはならないことに、この蔓が自分を殺そうとしている訳じゃないと気付いた

__なら、何で何のために捕まえたんだよ?いや、そもそもこの蔓に知性があるのかもわかんねえけど!まさか砂漠の肉食植物のヒヤシンスじゃねえだろうな?!

 喋ることがままならないアリババは心の中でこの蔓否この蔓の本体の真意を確かめるように考えを巡らせるが、酸素が上手く体内に入らない状態ではままならず、ぼーーっとしていきた頭と掠れた視界になるも何とか体内に酸素を取り込もうと口を開くが


「?!あぐっ....うっ」

__ごくんっ........え?え、俺、何か飲んじまった?!

 蔓がアリババの口に入り喉の奥に来ると先端から蜜のような液がどろりと流し込まれ、成す術もなくその液を飲み込んでしまう

 アリババは自分の喉が鳴ったのと喉の奥まで蔓が入っている圧迫感に噎せたように咳き込みながら、酷く動揺する

 そして、何かを飲まされた上に肺が圧迫されて呼吸困難で酸欠だったため朦朧としていたのもあり、その数秒後にアリババは気を失ってしまった


_____続
 

アトガキ
BLEACHとマギの柵越えです、はい(←)

 恋次より日番谷と一角、やちる、砕蜂と夜一が好きですが、何となく恋次をチョイス←

 うちのアリババは(性的な意味で)やられ役です、まあたまにアリババ君攻めになりますが基本BLでは受けですかね

そのうち、BLEACHだけで腐カップリングします、息抜きなのでふとした時に続き書きたいと思います

Re: 【文ストで.宮中.執筆開始】誕生日ネタ【腐】 ( No.33 )
日時: 2018/08/27 02:36
名前: だらく ◆nI0A1IA1oU

〜文スト、太中よりの宮中で賢治君の誕生日祝い【サプライズで嫌がらせな出来事】〜その1 上

 ポートマフィアは夜が活動時間と云われている、毎回毎晩忙しく活動しているのは幹部である中也だった

 未だ太宰が抜けた幹部席は埋まっておらず、それに加え幹部の一人が消(き)えて

 五大幹部、五人居たが三人となり、その分やることが増え、中々休みが取れないでいる中也だったが、つい先刻休暇を言い渡され、中也は自宅でゆっくりすることにしたらしくさっさと帰り支度をする

 帰り支度を済ませたタイミングで中也の携帯が鳴った


___この着信音は、まさか........どうする?出るところか?

 この着信音は一人しか設定してなく中也は出る前に顔を思わず顰(しか)めて、出るか出ないか悩んでしまう

 それもそうだ、電話の相手はあの太宰だ ポートマフィアを無断で抜けて今は探偵社の社員で中也の元相棒だ

 まだ、太宰がポートマフィアなら相棒として出ていたがとそんな言葉が頭に過り、太宰からの電話を無視し自宅に向かう


___気紛れに付き合えるかよ、気にすんな

「が、嫌な予感するのも確かだ」

 それは電話を出ても太宰の云う嫌がらせという名の仕込み(サプライズ)がありそうで出ても出なくても一緒だった

 一緒なら、出ても変わらないだろうと思っている人も居ると思うが、太宰からの電話は無駄に疲労する、そしてそれが仕事最中だと尚更疲労することになる

 大体中也から太宰に掛ける場合は太宰の嫌がらせへの文句から入っているのが多く、太宰はポートマフィアを抜けて暫くは嫌がらせがなかったが、Q奪還以降電話を掛けてくる日数が日に日に多くなり、嫌がらせもそれと否、それよりも多く嫌がらせをしてくる始末だ

 探偵社に入っても少しもポートマフィアに居たときよりも仕事をサボっているんじゃないかって程に、自殺(しかし何時も自殺未遂で終わっている)か、嫌がらせに行くと云う日々で、仕舞いには中也の自宅に不法侵入することも普通に来る時もただある

 中也も中也で何だかんだ云うものの、太宰を泊めたり世話を焼いてしまう

 だから来ると自分でも分かってはいるが、太宰の性格を嫌と云う程分かっているため口では追い返すような言葉を云うが、強くは追い返せない心のどっかではそんな太宰を嫌じゃないんだと感じていた

しかし、好きでもない....否、好きだったが正しいけど、太宰は........今は亡き友人のことが今でも好きで、中也は当の昔に振られている、否告ったことはなかったが昔に太宰と酒を一緒に飲んだ時にのろけられたこととはっきりと織田作が好きと太宰が云ったので太宰を好きになることを止め、嫌いだと自分にも太宰にも言い聞かせた

 なので、もう好きでも嫌いでもないただ、ただ


___俺に構うンじゃねェよ....糞太宰が、他あたれよ

 帽子をやや深めに被り、雑念を払うように足早に自宅へ着くと何処か安堵したように息を吐き、 がちゃりと扉を開けた

  すると誰も居ないはずの自宅の中から見覚えのある姿が目に映る、目が合うなり


「お帰り、中也 今日はやけに早上がりだねえ それにしても電話くらい出てほしかったのだけどね、中也に買ってきてほしいものがあったのに.......、....!そうだ、中也なら作れるだろう?」 

 その見覚えのある姿としまりのない笑みを湛えながら中也に声を掛けるのは先程電話に掛けてきた太宰だった

 太宰は元から中也の家に住んでいたかのようにナチュラル且つごくごく自然に中也を出迎えていて

 そんな太宰の姿に唖然(あぜん)としたように扉を開けたまま、固まっていたが


「は?........、....否、そんな気はしていたが、作るって........今日の夕食か?そんなら、昨日の残りと....後は軽く........って」

 太宰が何となく居る気はしていた中也は予感があったって驚きはしないものの、会って早々に電話に出なかったことへの文句と何かを作れという要求に顰めっ面になりながら、慣れてきたというよりは呆れている感情に近いまま、答えるが、不意に思い出すように太宰を見据え


「...、.....青鯖、何不法侵入してンだ 後集りに来んじゃねェよ....用がねェならさっさと」


「太宰さーん、誰か来たんですか? あ、確か中原中也さんでしたね? お邪魔してます、僕は宮沢賢治です、あの時は挨拶していなかったのでこうして改めて挨拶出来て良かったです、宜しくお願いします」



_______ >>44-45 に続く

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