大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 愛に飢えた獣 おそ松さん
- 日時: 2018/10/29 18:30
- 名前: みちずくん
一松
僕は、みんなが羨ましかった。
学生の頃、みんなが仲良く友達と話していた頃、僕はクラスのみんなから酷いいじめを受けていた。
最初は上履き隠されたり、陰口叩かれたりするだけだったけど、ドンドンとエスカレートしていき、殴られたり、パシリとして使われたりするようになった。
そんな僕を、みんなは嫌っていった。おそ松兄さんは僕の存在を無視するようになり、カラ松兄さんはじっと僕を睨みつけて「死ねばいいのに。一松なんか俺らの兄弟じゃない。」と言われた。
チョロ松兄さんは暴力を振るうようになった。
トド松は女子たちに僕の悪口を吹き込むようになった。
それでも、十四松がいてくれた。だんだん離れていく兄弟の中で十四松だけは僕を励まし、そして笑ってくれた。
だけど、なんで、こんなことになっちゃったの?
- Re: 愛に飢えた獣 おそ松さん ( No.1 )
- 日時: 2018/10/29 18:32
- 名前: みちずくん
「一松君に話しかけると、ばい菌が移っちゃうよ?」
そう言われたのはいつ頃だろうか。
おそ松「一松、お前さ〜もう俺に関わんね〜でくんね?正直、邪魔。」
一松「え、、、?」
おそ松「だーかーらー、関わるなって言ってんの。俺らまでいじめを受けたくねーんだよ。」
トド松「おそ松兄さん、ちょっとそれはやりすぎだよ、、」
おそ松「何?トド松はいじめられたいわけ?」
トド松「そうじゃ、、ないけど、、、」
おそ松「んじゃ、そういう事だから宜しくな〜」
おそ松兄さんは兄弟を引き連れて帰っていく。
その日からはまさに生き地獄だった。
学校に行ってもいじめられ、家に帰ってもいじめられる。
その生活が一週間続いた時、十四松が風邪で倒れた。あいつが風邪を引くなんて、、滅多にないことだ。その時の看病に僕がいいと言ったらしいんだけど、おそ松兄さんがダメだと言って許さなかったらしい。
十四松はその日、僕のところに来て、こう言った。
十四松「無理しないで。俺がいるからね‼」
一松「!、、、ありがとう。」
でも、十四松を縛り付けちゃいけない。
あいつは、みんなに喜びを与える”幸せの鳥”だから。
そうしたら僕は、幸せを運ばせまいと手を伸ばし、鳥の足をからめとろうとする”葦”だ。
十四松が去った後、悲しくなり一人で泣いた。
十四松、お前は知らなくていい。知らなくていいから、そこで笑っていて。
僕が、お前をみんなのところに飛ばせてやるから。
待ってて。僕、後少ししたら死ぬから。
待ってて。
- Re: 愛に飢えた獣 おそ松さん ( No.2 )
- 日時: 2018/10/29 18:33
- 名前: みちずくん
十四松サイド
一松兄さんがいなくなった。
僕が一松兄さんと話した最後の言葉。
「無理しないで。俺がいるからね!!」
「!、、、ありがとう。」
あの時の一松兄さんの悲しそうな笑み。
僕がもう少し気づいていれば、一松兄さんはいなくならなかったのかもしれない。
一松兄さんが消えたというのに兄弟の反応はとても冷たい反応だった。
おそ松「あ、一松消えた〜?ラッキー。これで俺らもいじめられなくてすむな。」
カラ松「なんだ。一松消えたのか。それは嬉しい限りだな。」
チョロ松「え?一松消えた?あ、そう。」
トド松「一松って誰?」
みんな酷かった。同じ母さんから生まれた奇跡の六つ子なのに。
兄弟、なのに。
家族、なのに。
許さない。ユルサナイヨ、、?