大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【雑多.3L】君色汚染。《》
- 日時: 2020/06/06 22:22
- 名前: 憑 ◆R1q13vozjY
- 参照: http://www.otona-kakiko.com/profiles/index.cgi?mode=view&no=10391
書き直しました。
改めまして、こんにちは。憑です。
新規以外に登載しているものは昔の物で、過去にこのサイトや別サイトで載せたことがあるものです。
あとこのタイトル昔のスレから引用してきたんですけど、くそくそくそ良くないっすか????((
※ジャンル雑多
※更新はまちまち
※短編完結後、一時的にスレロックを解除します
――
《 目次から読むことを推奨 》
《目次》※○がNL ●がBL ◎がGL ☆R含む ★G含む
【新規】
【打ちきり供え物】(いつか続きを書くかも?)
◎【発情期なんです】もみしず/東方/>>15-16 ☆
●【結婚したいくらい好き】おそトド/おそ松さん/>>17-18 ☆
◎【忘れるための方法】レイアリ/東方/>>19
●【Q.E.D.】モブ×乱歩/文スト/>>13-14,>>21 ☆
【昔のやつ】
●【カラ松が無痛症になった話】おそカラ/おそ松さん/>>1
◎【何度目の遺書】レイマリ/東方/>>2-3
●【路地裏で】モブ×一松/おそ松さん/>>4-7 ☆
●【二人だけの戯れ】カノシン/カゲプロ/>>8-10 ☆
●【すれ違い】おそトド/おそ松さん/>>11-12 ☆
◎【恋の結果】レイマリレイ/東方/>>20
- Re: 詰めた【雑多/不定期】《モブ×乱歩》 ※掘り物更新 ( No.16 )
- 日時: 2019/07/17 18:47
- 名前: 憑 ◆R1q13vozjY
- 参照: まだあったので......供え物(?)
以下、妖怪の山 麓にて起こった事件である。
天狗達の警備の怠りによる事が原因であろう。
「ン...ちょっ...待ッ、やはぁ、ッ」
「抵抗しないで下さい」
くちゅくちゅと辺りに卑猥な音が響く。
辺りは紅一面であり、CMなんかでよく見る様な幻想的な風景であった。其処では、二人以外の人影は見当たらない様に思える。
二人の内の一人、赤い服を纏った少女――静葉は追い詰められていた。
先程まで彼女はもう一人の少女、椛によってしばらく身動きが取れないでいた。
其処でついさっき、ようやく抜け出す事が出来たのだが、再び彼女は捕まってしまったのだ。
***
さっき抜け出す事が出来たものの、私の後ろは大きな木だった。
振り向けば獣のような天狗が追い掛けて来る。もしかして、風邪ではなく発情だったのだろうか?
そうであれば急いで逃げなくてはいけない。性欲が収まるまで相手しなきゃいけないのは想像以上にしんどいもの。
ちらり、と後ろに顔を向けると、相手は相変わらずの赤っ面でこれほどまでにない興奮を見せ付けていた。
正直言って、気持ちが悪い。嗚呼、これも全て私が風邪だと勘違いしたからなんだけど...。
――――っあ。
僅かの間、一秒にも満たないぐらいの時間、私の両足は宙へ浮いた。然し直ぐに地へ足が付くが、自身の足に躓いた。
どうやら、僅かな段差に引っ掛かり、足元がふらついたらしい。
でも、私にはどうしようもなく、ただ迫り来る紅の地面から背くようにギュッと目を瞑る。
だが時間が少し経てども、私の身体は地面に転がらず斜めの姿勢で固まっているかの様に思えた。
そういえばさっきから手首には誰かの手の温もりを感じる。此れは、恐らく天狗。
つまりは..、憶測では有るけど.....此れは所謂、絶体絶命、ピンチというものではないだろうか。
そうであれば私は今すぐにでも死にたい。抵抗も出来ないまま、何処の誰だかに分からない奴に犯されるのはもっぱら御免だ。
自分自身でも顔がひゅううと青ざめていくのが分かった。
掴まれた手首をぎゅいいいいんと物凄い力で引っ張られ、私はあっけなくも抵抗出来無かった。
ぐるぐると忙しく視界が廻って、ゴツンと何かに身体を押さえつけられる。
衣服越しに感じるのはゴツゴツした感触、恐らく木だろう。そして目の前には真っ赤な顔の天狗。
つまりは木を壁に追い詰められている。正に絶体絶命。
・・・・・・・・・いや!!そうじゃないだろう、早く解決法を見付けなくては。
「んんッ.....!?」
解決を導く糸口は無いだろうか。
焦りを感じながらも、キョロキョロと辺りを忙しく見渡していると突然、唇に柔らかいものが当たった。
それと同時に、素早い動きで両腕を頭上に向かって捻り上げられる。
これだけ冷静に判断しているのに、この天狗から逃げる術が考え付かないのが歯痒い。
あまりの不快感と焦りによってか、思わず顔をしかめてしまった。
「んぅ..う、はぁッ、やぅあ..」
「ふふ....暴れないでください」
木と天狗の挟み責めで、上手く隙間から抜けられない上、身体を完全固定されてしまっている。
拘束を緩めようと、くねくねと身体を精一杯捩るが相手には無効の様だ。
むしろ相手は喜んでいるらしく嬉々とした声色で、にゅるりと口の中に何かを押し込まれる。
少し生温く、ヌメヌメとしていて異物感が否めない。気持ち悪い、早く抜いてほしい。
そう思うが、それは口内で滅茶苦茶に暴れまわったり、舌を絡めようとしてくる。想定外の行動に、ピクリと反応してしまった。
その上、不本意にも快感に受け取ってしまって、だらしなく開いた口からひっきりなしに短い吐息と声が漏れてしまう。
まるで公開処刑の気分を味わされているかのようで、迫り来る快感と同時に不快感も波の様に押し寄せる。
やはり手は強い力で押さえ込まれてる為に、声は抑えようにも抑えられない状態だった。
***
椛は十分堪能したのか、ゆっくりと口を離す。
それとほぼ同時に静葉を拘束していた手も離れ、静葉の支えが無くなった。
拘束を解かれた彼女はよろよろと静かにその場にぺたんと座り込み、力を絞り取られたようにその場から動かずに居た。
***
「随分と可愛い反応ですね?」
目の前の彼女に視線を合わせるように、私もその場にしゃがみながらそう声を掛ける。
はぁはぁと荒い彼女の息遣いにもだが、真っ赤だった顔が更に真っ赤になっていくのを見つめ、にんまりと口元を歪ませる。
私が彼女を従わせている、操っているようで堪らなく嬉しいのだ。
ふと目に入ったのはチラチラとチラリズムに髪の隙間から覗く耳。
それも又、林檎の様に真っ赤で美味しそう。
前触れもなく突然、彼女の服の襟元を掴み、此方側に彼女を引っ張り寄せる。そして次に彼女の耳を甘く噛んでみた。形に沿って舌を這わせてみたりもしてみる。
何かアクションを取る度に、彼女が我慢する様にピクピクと肩を震わせているのが分かる。興奮を抑える様に吐き出す息が堪らなく心地よく、もう後一歩だと思った。
でも、それではつまらない。私は彼女の声が聞きたい。
より執念的にかぷりと弱く噛んだり舐めたり、耳を重点的に苛めながら次の段階に入っていく。
「.....っんぁッ..、まって、ダメっ」
服に手を掛けた瞬間、彼女の慌てて制止する声が飛び込んできた。
それを無視し、私は彼女の服を思いっきり裂いた。ちらりと裂けた所から白い肌が覗く。
そうして露になったのは、形の良い乳房と締まりの良い身体。......彼女は下着も何も着けないのだろうか。
ちょっと冷静になりつつも、それでも尚私は興奮で身体がうずうずしていた。
- Re: 詰めた【雑多/不定期】《モブ×乱歩》 ※掘り物更新 ( No.17 )
- 日時: 2019/07/17 18:49
- 名前: 憑 ◆R1q13vozjY
- 参照: まだあったので......供え物(?)
――......あのさー..、俺。好きな人出来たんだよね――
突如として、その悩ましげな声が飛び込んできた。
なんだなんだ。只でさえボク等六つ子は騒がしいのに、色恋沙汰がやって来たらそれこそ世紀末だよ。
ボクは青白く光る携帯を片手に、声のした方へと顔を向けた。
それは、ボク以外の四人も同じように声のした方へと顔を向けていた。
それぞれがそれぞれ、様々な表情だけれど、総じて言えるのは皆ショッキングな表情であること。
正直言って、ボク等の中で誰かが付き合ったって、結婚したって可笑しくない。
だからそんなショックを受ける必要もないだろう、ってか何でそんな驚く必要があるんだ。
「....は?」
この衝撃的(かもしれない)事件を引き起こした発言の後の沈黙。
その沈黙を破ったのは、ボクの兄さん――チョロ松だ。
口調・声色・表情からして明らかに苛立っているなと察しがつく。いや、ボクでなくても誰だって怒っているって分かる。
チョロ松兄さんが一番呆けたように、馬鹿みたいに口をあんぐりと大きく開けてしばらくその状態で固まっていた。
が、直後に額や頬、目の周り、手の甲などありとあらゆる場所に青筋が立ち、血管がもろに透けて、目はギラギラと血眼になり、まるで鬼みたいに顔を歪ませた。
...いやいや、そんな怒る必要無くない?
本当に、ほーんとうに兄さん達の恋愛なんて興味無いんだけど!!
「な。なななな何を言ってるんだ兄貴ぃ!?」
「おそ松兄さん、それ本当っすかー?」
「.........突然言われても困るし..」
やはり、チョロ松兄さんの言葉にも一拍、静寂が訪れた。
しかしそれも束の間、次の途端、痺れを切らしたかの様な勢いで兄さん達が責め寄った。
カラ松兄さんはしばらく戸惑っていたが、状況を飲み込んだ途端に慌て出して声を激しく荒げる。
十四松兄さんはジロリと見透かす様な瞳でそう問い掛ける。
一松兄さんは静かに言うと、興味を無くしたかの様に猫と遊び始めた。
ただただ、何も言わずにそれをジーっと見るボクを兄さん達は不審そうに一度だけ、此方を見やる。
そして一言。元凶を引き起こした――おそ松が静かに話しかけてきた。
「トッティ。俺の恋を応援してくれるよな?」
「えぇ?...いや..、ボク興味無いんだけど」
「.....はぁあぁぁぁあああ!?トド松ぅぅぅ!!」
部屋中におそ松兄さんの悲痛の叫び声が響き渡る。
興味は無いし、応援もするつもりは無いけれど...協力ぐらいならしてやる..かもね。
「あ、でも。協力ならするよ?告白の練習とかね」
おそ松兄さんの告白から数日経った。
あの日はみんな、暴走しまくりで収拾つかないレベルだったけど...
今は落ち着いてる。
「...トド松ぅー」
「......何?」
ただ、ボクはあの日の発言――「協力ならする」を後悔している。
あれを機に、おそ松兄さんはべったり構って来るようになった。
おかげで、女の子とのデートの計画でさえも練れないぐらいには自分の時間は消え失せた。
背中には心地良い熱がじわりじわりと伝わっている。
......ああ、これは、多分練習のお誘いとか何だろうな。
「デートの練習したいんだけど、暇?」
「...暇だよ」
もしこれに、暇じゃないなんて言えば、しつこいぐらいに構いに構ってくる。
構ってちゃんなお兄ちゃんには少しうんざりしてるけど..。
やったーと子供みたいに喜んでる声を聞き流しつつ、ボクは端末をポッケに入れた。
***
「雨じゃん」
トド松の言う通り、生憎の雨だった。
しかも結構激しい。大粒の雨で、頻りに音が発ち、止む様子もない。
俺の隣には怒った顔のトド松。
ムッとしていて、頬は風船みたいに膨らんでいる。
折角オシャレしてきてたのに、何て思ってるんだろうな。
はは、そう思うと俺の弟って可愛いじゃん。いつもはドライであざとくて腹黒いのにさ..。
「大丈夫だって〜。ほらよ」
俺は自信ありげに、オシャレな柄のついた傘を広げる。
それを見た途端にトド松の顔付きが変わった。目を見開いて、まるで何かに驚いてるかの様。
残念ながら、俺のこの傘は一つしか無い。
なので、相合傘をする事にした。勿論、普段は俺が濡れない様に心掛けるがこれはデートの練習だ。
「行こうぜ」
「ちょっ.........。おそ松兄さんが濡れるじゃん..っ」
「いーのいーの」
俺の持っている傘はトド松を、大粒の雨から親の様に守っている。
反面、俺はちょっとだけ傘下に入り込めているがほとんどはビショ濡れ状態だ。
容赦なく降り注ぐ、滝の様な雨が冷たい。
これはデートの練習で、俺の男らしさを見せなければいけないのに。
トド松は呆れ気味に俺の心配をしてくれた。でも、俺は頑なにと断って、笑顔で大丈夫だと言い張った。
こういう時って本当優しいよな...コイツ。だからモテんのかな..。
*****
そういや...お昼だな。
家から出る前、俺は腕時計を付けてきた。腕時計をみると、一時ちょっと前。
“何処か食べに行こうか?”そう聞こうとした矢先、グゥゥゥという可愛らしい音が聞こえてきた。
もしかしてトド松か?
ちらりとトド松に視線を寄せると、恥ずかしそうに耳まで真っ赤にした顔が一番に飛び込んできた。
――可愛い....。
あろうことか、兄弟に恋などしちゃいけない。俺は今、別の人に恋してるんだ!
うっ....でも、可愛い..。
「トド松、お腹空いてたんなら言ってくれたって良かったんだけど...」
「じゃ、せめて食べたいものぐらい言っていい?」
「おう」
罰が悪そうにすれば、彼はじろりとその大きな黒い瞳を此方に向けた。
これで駄目だとか言うわけにもいかないから、俺は素直に良いとだけ伝える。
「甘いのが食べたい」
「甘いもの....?スイーツ、とか?」
「そうだけど」
この近くで甘味処...、ああ、ある。
俺らが学校の帰り道ん時、よく食べて帰った彼処だ。
- Re: 詰めた【雑多/不定期】《モブ×乱歩》 ※掘り物更新 ( No.18 )
- 日時: 2019/07/17 18:51
- 名前: 憑 ◆R1q13vozjY
- 参照: まだあったので......供え物(?)
口の中に甘さを程よく抑えた味が広がる。
俺と向かい合わせのトド松は、飛びっきり甘いパフェを頼んでいた。
俺は大人の味が売りだとか言う、団子を頼んでみた。
「トド松!!美味しいなぁ」
「そうだね..、兄さんも食べてみなよ」
トド松が銀色のスプーンで自らのパフェを掬い、此方へ向ける。
これは所謂、あーんとか言うものなのだろうか。滅多に無い機会だ。
俺はトド松の言葉に甘え、スプーンに乗った、甘そうなスイーツを頬張る。
瞬間、歯に凍みそうな冷たさとストロベリー特有の甘酸っぱさが口ん中を駆け回る。
思わず頬を両手で抑えてしまいそうになる程の美味しさだ。
「うめぇ!!」
「でしょでしょ?」
トド松が嬉しそうに、優しく微笑む。
とても楽しい一時だ。
……ただ、外では酷いくらいの土砂降りだって事を除けば。
「さ、そろそろ帰らない?」
「んー?いやぁ、ごめん。お詫びしてぇからさ」
「……はぁ?お詫び?何の?」
「今日雨だろ?それの」
そう聞くと、トド松はげんなりしたように眉を潜め口を少しばかり開く。
何言ってんだコイツ、みたいな罵る様な目で此方をジッと静かに見つめてくるばかりだ。
空を見ると、昼間の雨はいつの間にかやんですっかり晴れわたっていた。綺麗な夕暮れとキラキラと光る小さな水溜まりが晴れの景色を彩る。
実は、既に俺はとある場所に予約を入れている。
まぁ、それをお詫びだとかっていう綺麗事に変えただけのしょうもない話なんだけどな。
ちなみに、トド松が断っても無理矢理に連れてくつもりだ。だって、二人のお客様ってことで予約入れちゃったし。
「はぁ……しょうがないから付き合ってあげるよ」
トド松は呆れ果てたように首を項垂れてハァ、と溜め息を吐く。
大方、やっと家に帰れるなんて思ったのだろう。
でも、俺らのデートは最後まで続く。帰りは朝になるかもしんねぇ、とも思う。
トド松の了承の意を聞けば、俺は即座に手を挙げた。
まるでトド松のその言葉を待っていたかのように。
俺らに向かって道を滑るタクシーが、俺の手に気付いて道路の端へ寄せてきた。
そして言わずもなが、無言で入れと言わんばかりまでに、ドアがゆっくりと開く。
俺はどっかりと椅子に腰掛け、トド松が座ったのを確認する。そして、運転手さんに笑顔でこう言った。
「○○○○のラブホテル前へ」
笑みを作ろうにも作りきれてない運転手の顔を、備え付けのミラーで眺めながら、横目でトド松を見る。
興味無さげにしようとしているのか、否か、顔を真っ赤に染めながらスマホをこれでもかと言うくらいに弄り回していた。
それを繰り返すこと数十回。
運転手からこの気まずい様な時間の終わりを告げられる。
ギィィーとドアが開けば、トド松は脱兎の如く降りる。俺は代金を丁寧にその分だけ払い、ゆっくりと降りた。
*****
「……で?」
「お詫びにセックスしようかなと」
「はぁ!?意味分かんない!!○ね!!」
いやいや、ラブホに来てたら想像つくでしょうが。
そう言いたくなるのを抑え、にんまりと笑みを浮かべる。
そして、指でわっかをつくりその中に人差し指を抜いたり挿したりする。所謂、お下品なジェスチャー。
トド松の暴言にはもう呆れるぐらいに慣れちゃったけど。
折角だし、お仕置きプレイってのをしてみようかなぁ。ま、AVの知識だけど。
真っ白でまさに純白に相応しいベッドに腰掛ける。
そしてクイッと手を一、二回振り、こっちに来いとジェスチャー。
トド松も諦めが付いたのか、はぁぁと大袈裟に溜め息を吐いて俺の隣に腰掛ける。
これは、してもいいという合図?
瞬間、俺の何かがぶっ飛んでプチリと切れた。
「ん……っ、は、何..兄さん」
「や、待って…ッ、だめ、でしょ」
「ひぅ、ッん、そこ弱いんだから……っ!」
部屋の中にはトド松の声だけが響く。
エロくて可愛くて、男なのに女みたいな声。
ドサッと勢いよく押し倒し、トド松の細くてしなやかな身体に乗り、身体を固定する。
唇、首筋、耳、手と目まぐるしくキスする場所を変えながら、服の中に手を掛ける。
彼の体はすべすべしていて引っ掻けるものも何もない。
ビクビクと快感にうち震える身体を抑え、指を上の方へ滑らせていく。
「ぁ……、やぁ..ッ」
主張して止まないその存在を摘まむ。
瞬間、身体はビクリと跳ねて小さく喘ぎ声を漏らす。
クリクリ、クリクリと尖端を潰して回すと、トド松は顔を真っ赤にして口元を抑えてしまった。なんという残念さ。
「なんで声抑えてんの?」
「ひぃ、ん..ぅ……あッ止め、んも」
喘ぎ過ぎだろ。
首筋に口付け、甘噛みすると簡単に口を開きその隙間からひっきりなしに可愛い声を漏らす。
いくら敏感だからといえ、喘ぎ過ぎ……、エロいし。こんなんじゃ俺の息子が持たねぇ。
片手で愛撫しながら、もう片方の手を下へ伸ばす。
モリっとした、少し湿り気のある熱い何かが手に触れた。
止めろ止めろなんて言いながら興奮してんじゃん?ああ、もう、全く可愛いなぁ。
「ひッ..やぁ、はげし.....っ」
布越しにツーとなぞると、それはビクビクと震え快感に悶えているのが分かる。
そしてまた、時折ギュッと握ると「んっ"」なんていう可愛らしい声が漏れて楽しい。そうしてイくかイかないかぐらいの快感を与え続けていると、湿り気だったのがいつの間にか湿りになり、俺の手は微妙に濡れていた。
「なぁ、四つん這いになって?」
「へっ...あ..、うん」
トド松から離れ、そう指示する。
トド松は不思議そうにしながらも、手と膝を付きお尻を此方にむける。.........服を着たまま。
いや、まぁ、いいんだけど。ベルトに手を掛け、しゅるしゅると外す。熱っぽいむわっとしたズボンを途中まで捲ると、白くて美味しそうなモッチリとした肌が露になる。
揉みしだきたい...が、次の機会があればにしよう。
割れ目を覗くように、トド松のお尻を広げる。
ピンク色の蕾が時折開き、口みたいにパクパクとしていた。物欲しそうに疼く穴、ヒク付く蕾。
――其処に遠慮無く指を突っ込む。
- Re: 詰めた【雑多/不定期】《モブ×乱歩》 ※掘り物更新 ( No.19 )
- 日時: 2019/07/17 18:57
- 名前: 憑 ◆R1q13vozjY
- 参照: まだあったので......供え物(?)
「お久しぶり」
....誰だこいつ。
いや、誰かはとっくに理解している。
昔と今との変化を認めたくない...ただ、それだけ。
目の前の彼女は畏怖するくらいに容貌が変わっていた。整形とかそういうものではない。
容貌というか、容姿と言えば良いのか。
彼女は幾分か身長が伸びていて、雰囲気も変わっていた。....私に、そっくり。
いやいや、私も昔と比べて髪色とか変わっているし...その分では彼女と一緒なのか。
いや、しかし、あの時の彼女は“違う誰かの為に”動いていた。その時は人形みたいだなと思ったけど。
人形を操る人形だなんてね、可笑しいわ。
内面も外面も変わっているという事かしら。
「あんた誰よ?」
――――それ故、知らない振りをして誤魔化すことしか出来なかった。
その時の、彼女の傷付いたような表情を忘れられない。
吃驚したように小さくなった瞳と、怯えるように少し開いた口。
でも彼女は刹那として見せることを止めた、いや禁じた。
初めてで久しい彼女との戦闘は瞬く間に終わった。
あの頃からちっとも変わってない戦闘法。唯一違うのは本を使わなかったこと。
それ以降の関わりは虚しくも知り合い以上友人以下、だった。
私は後悔した。何故あの時に私は“覚えている”と、“久しぶり”と、気遣う言葉を言えなかったのか。
彼女の他人行儀な仕草と微笑み。私は酷く深く後悔し、傷付いた。
その彼女の名はアリス・マーガトロイドと言った。
*****
それから暫く経ったある日。
魔理沙からSOSのサインを受け、魔理沙の家へと向かうことになった。
魔法の森か....。そう言えばアリスもその森に住んでいたなぁ。
魔法の森は人間が居ちゃ駄目だとか言われているけど....。まぁ、アリスが人間を泊めている辺りは一晩くらいは大丈夫なんだろう。
そうすると魔理沙が異常だって事になっちゃうけど。
ぼんやりとそんな事を考えながらゆるゆる、ゆっくりと大空を飛んだ。
能力で飛べるなんてズルいと何度もからかわれたが、其れほど羨ましがられる能力ではないと思う。
巫女の素質があるとか天才肌とかなんだとか、沢山言われてきたけど、ね。
不意に斜め下が気になり視線を落とす。
視線の先には――霧雨魔法店。
そうでかでかと書かれた文字が目に入り、私はフッと微笑んだ。
(もう少しで通り過ぎる所だったじゃねぇか)
外面は余裕でも内心は焦る。微笑んだ顔が硬直して真顔に戻すのが辛い。
しかし私の足はそんな事はどうでも良いと言わんばかりに、その文字目掛けてゆっくりと飛行速度を落として地面に近付いていく。
足が地面に吸い込まれているみたいだ。
「__よっ、と」
引きつった笑みを浮かべておっさん臭い声を漏らしつつも、着地に成功だ。
ドン、と地盤を踏むような音がした直後、目の前の扉がバン!!と開いた。
いや、なんだなんだ。あ、でも吃驚して先程の奇妙な表情がほどけた。
...いやいや、表情の事情はどうでも良い。いつの間に魔理沙の家は音感知式になったんだ?
じろじろと扉を怪しむように見つめる。白い木材で出来た薄っぺらい扉だ。“MARISA”と書かれた看板が確りと打ち付けられている。...ふむ、普通ね。
見る限りでは何の異変も見えないが....もしかして見えない異変なのか?
そうなれば扉が犯人なのだろうが、魔理沙の許可がない限りはぶっ飛ばせない。
魔理沙は怒ると怖いからね。
「おーい霊夢ぅ〜?開けてんだからさっさと入れよ」
「あ、うん」
どうやらこの扉はただ単に魔理沙が魔法で開けただけみたいだ。なんだ、期待損だ。
異変であれば今すぐに扉をぶっ壊し、魔理沙からしこたま依頼達成品を貰えたこと間違いなしなのに。
魔理沙の声に促されるまま家に入る。
....うえっ、黴臭い。もの凄く黴臭い。茸全部に黴でも生えているんじゃないかしらってくらい。
鼻を抑えて顔を顰めていると、魔理沙から「魔法の実験中だからな」と笑い混じりの声が飛んできた。
いやふっざけんなよ。何故このタイミングで呼んだ。何故お前は平気で居れるんだ。
魔理沙には突っ込みどころが多くて困るわ。
このままコントらしき茶番を繰り返すのも気味悪いったらありゃしない。
さっさと本題に切り込むとしよう。
仮にも依頼人だし友人対応しててもね。依頼人と承った人がコントしててどうすんだよ、ってね。
..なんで私の思考はこうも脱線するのだろうか。
「....それで、本題は?」
近くにあった椅子に腰掛けながら問い掛ける。
じろりと魔理沙を見ると、魔理沙は緊迫感満載の真顔で見つめ返して来た。
「ああ、少し相談がしたくてな」
魔理沙は作業机に肘を突いて、少し困ったように笑いながらそう言った。
その目は、鋭く私を突き刺していた。
バクバクと心臓の音が煩い。
何を、こんなに緊張しているのだろうか。
...いや、緊張?私は、魔理沙の言葉を恐れている..?
一瞬の眼差しでさえも、一時の恐怖を感じた。
まるで暗闇の中を歩く最中に、大きな物音がした時のような感じ。
魔理沙はそんな私を尻目に、話を進め出した。
「....さっきは嘘を吐いた」
淡々と話す恐れない態度。
「相談よりかは質問に近い。...何故このタイミングで呼んだんだ、なんていう野暮な事は言うなよ」
フッと笑うのを見て、なんだか物寂しい気持ちになった。
嗚呼、何かを忘れているような。そんな厭な感覚。
こんなのは嫌いだ。何よりも、何よりも、だいっきらいだ。はっきりしないのは癪に障る。
「__霊夢あんた、何をモタモタしているんだ?」
「.........?」
――意味が解らなかった。