大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 文スト 双黒
- 日時: 2019/11/08 23:33
- 名前: 鶉
うずらのたまごです。
文スト
だざぁと中也さんばっか。
- Re: 文スト 双黒 ( No.8 )
- 日時: 2019/11/10 00:15
- 名前: 鶉
相変わらず苛つく太宰の言葉だったが
それよりも苛つくのは、
「はァン?じゃあ、毎回毎回怪我負ってくンじゃあねェ
自覚しろ。何れだけ部下に負担かけてるか」
そう、関係の無い部下達が
慌てて太宰を庇い、被害を被っているようなのだ。
「…あれは私が正に死のうとしているときに
勝手に邪魔するのが悪いのだよ」
私は頼んで居ないのに、
と呟く太宰。
- Re: 文スト 双黒 ( No.9 )
- 日時: 2019/11/10 21:10
- 名前: 鶉
「あ?」
怒りの余り、無意識の内に
再び拳を握りそうになり…
視界の端に映った(元)椅子だった何かに、
「チッ…」
舌打ちをするに留める。
「手前ェは、どンだけ彼奴等を振り回す積りだ」
「だぁ、かぁ、ら…
私が頼んで無いのに自分から来るのだよ」
「当たり前だろォがッ!」
誰だって自分の任務中に上司が危機に瀕していれば
相手がナイフだろうが、拳銃だろうが、
たとえ得体の知れない異能であろうとも、
成り振り構わず駆けつける。
しかもそれが
「仮にも五大幹部サマなんだろ…」
そうなのだ。
組織内でも超重要な立ち位置…
の筈なのだが。
全く自覚している様子は見られず、
はぁ…、と今日も相棒に溜め息を吐かせている。
- Re: 文スト 双黒 ( No.10 )
- 日時: 2019/11/10 21:29
- 名前: 鶉
「幹部っていう分かり易い肩書があれば
もう少ししたい事が出来ると
思ったのだけれどね…何故かなぁ」
「はぁ?」
怒りなど疾っくに通り越してしまい
呆れて意味の有る言葉が出てこない。
「ねぇ、何がしたくて
彼等はあんなことをするんだろう。
私は痛みだとか苦しみだとか
そういったものは遠慮したい性質だから
一寸理解出来ないのだよ」
太宰は首を捻り、少し眉に皺を寄せ、
心底不思議だ、という表情で思案している。
「…。」
其の様子を見て、俺は
漸く1つの誤りに気づいた。
- Re: 文スト 双黒 ( No.11 )
- 日時: 2019/11/11 22:11
- 名前: 鶉
「手前ェは、本当に…
彼奴等が何ういう思いか、分かんねェのか…」
「…?」
さっき迄と全く同じ様子に見えるけれど
明確に、何かが違う中也に
勝手に体がぴく、と反応してしまう。
こういう時は、脳なぞより遥かに
体が感じる本能的な何かの方が
生き延びる為には役に立つと学んだ。
というか、
我々が過ごしている場所では
それは必要不可欠な一種の能力で。
私はこの時も、そのシグナルに
出来るだけ注意深く耳を傾けた。