大人二次小説(BLGL・二次15禁)

津島善子と神々の黄【完結!】
日時: 2020/06/12 20:04
名前: モンブラン博士

ここでははじめまして。モンブラン博士と申します。今回、はじめて大人カキコ二次創作で連載を開始します。まだまだ未熟者ではありますが、何卒宜しくお願い致します。
本作はラブライブ!シリーズに登場するキャラクターやオリキャラが多数登場致しますが、大人カキコらしく残虐描写を全開で執筆するつもりでございます。以後、よろしくお願いいたします。
なお、二次創作(ルビ)の私の戦闘中や逃走中を読んでいるとより作品が分かりやすくなります。


作中用語解説>>1

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Re: 津島善子と神々の黄昏 ( No.7 )
日時: 2020/06/12 18:23
名前: モンブラン博士

宮下愛、津島善子、中須かすみの3人は食堂に集まり、昼食を摂りながら、エドワードに対する対抗手段を練っていた。いずれも仲間を倒せたこともあり、彼への怒りは強い。

愛「同好会も愛さんとかすかすを除いて全滅。aquasは善子ちゃんだけ、μVsも全滅されて、状況は思わしくないね」
かすみ「かすかすって言わないでくださいよぉ。かすみんです! でも、もう残っているのは私たちだけなんですね……」
善子「だからこそ知恵を絞ってあいつを倒す必要があるんでしょ。エドワードさえ倒せば、元に戻るみたいだし」
かすみ「でも、どうすればいいんですかぁ? ジャドウさんの話によると、スター流メンバーを軽々と倒しちゃうほど強いんですよね」
善子「それは、まあ(汗)」
愛「神様相手に人間が挑むのはあまりにも無謀だけどさ。昔、天使に勝った人間もいるって言うし、不可能ってことはないと思うんだよね。つーわけで、方法は1つ。スター流本部に行こう!」
善子&かすみ「ええっ!?」

愛の提案に驚愕するふたりだが、確かに本部に行けば情報が入手できる可能性は高いので、物は試しと足を運んでみることにした。都心の一等地にそびえ立つ50階建ての高層ビルを見上げ、愛は圧倒されていた。

愛「さすがに高いね〜。スターさんはコンツェルンの会長さんなんだよね。
お金持ちは建物の規模も違うよ」
善子「とりあえず、入るわよ」

ビルの内部は人はおらず、放置された状態となっていた。情報がありそうな部屋を案内板で探すと、図書室の文字があったので、エレベーターで目指す。
スター流の広い図書室に入るなり、エドワードと関係のありそうな書物を探そうとする3人だったが、天井まで積み上げられた本棚から書物を探すのは至難の業で、3人ともすっかり疲弊してしまった。背中合わせとなり、互いに息を吐く。

かすみ「疲れました……」
愛「本、集めすぎでしょ。どんだけ収集家なわけ」
善子「堕天使大図鑑はあったけど、エドワード関連は無し」
かすみ「そうだ! 検索機能を使ったらどうですかね?」
愛「さすがかすかす。その手があった! やるぅ!」
善子「リトルデーモンの力を発揮しているわね」

図書室のパソコンの検索機能を使い、見事、スター流関連の本を探し当て、そこからエドワードに関連する記述を探していく。その過程で彼女達はスター流の歴史も学ぶことができた。

かすみ「あ! ありましたよ! エドワードに関係する記述!」
善子&愛「どれどれ?」
かすみ「いいですか。読みますね……」


エドワード=アーナツメルツは修行時代のスターが人間の邪心に触れるうちに心の中から生まれた悪の存在である。彼らはコインの裏と表の存在であり、どちらかが死亡した場合は、両方とも消滅するとされている。また、分離することができればその限りではないが、方法は未だ発見されていない……
戦闘力は握力を主体とした肉弾戦で戦うがスター流奥義の使用はできない。
代わりに触れた対象を石化する杖や雲を生み出すなど魔力に長けている。

愛「魔法が使えるのか」
善子「私と魔法対決になりそうね」
かすかす「握力となると接近戦が得意なんですね」

大昔に1度、スターの肉体を乗っ取り、世界を大混乱に陥れたことがあるが、再びスターの心の中に封じられた。彼の存在はスター流にとって最大の脅威であり、蘇った場合、大変な被害をもたらすことは間違いないだろう……

かすみ「ここで終わっていますね」
愛「でも、大収穫だよ。敵の戦法が分かっただけでも対策のしようはある!」
善子「堕天使ヨハネとリトルデーモン! 悪の化身のエドワードを打倒するわよ!」
かすみ&愛「おーっ!!」

Re: 津島善子と神々の黄昏 ( No.8 )
日時: 2020/06/12 20:03
名前: モンブラン博士

エドワードは宿り主であるスターを誰よりも嫌っていた。自分より目立ち、多くの者に好かれ、慕われている。スター自身もカイザーに人気を奪われると焦り、嫉妬を覚えたこともあるが、そのようなことはエドワードにはどうでも良かった。ずっと日陰の存在として心の中に封じられ、鏡の中でしか存在を維持することができない自分にも嫌悪感を抱いていた。不満と憎悪は長期に渡り蓄積し、いつしか彼はスターの全てを否定することを誓った。そして、今に至る。

エド「俺の野望は9割近く達成している。虫けら3匹を始末した後は、俺自身を刺し、自滅してやる。さすればスターも完全に消えるのだからな」

雲を操縦して探索に出かけて2週間が経過したが、肝心の標的は見つからない。
エドワードは思案した末に重大な点を見落としていることに気づいた。
スター流本部に奴らがいることはないだろうか。一か八か行ってみるか。
本部に到着したエドワードは瞬時に3人のオーラを察知した。間違いない、奴らはここにいる。掌にエネルギーを凝縮し、建物ごと破壊しようと光弾を放つ。
直撃。爆発音が響くが、建物は無傷だ。連続でエネルギー弾を発射し、特大のエネルギーボールを打っても、スター流本部はガラスひとつ割れない。

エド「どうなっているんだ?」

実は以前の戦いで本部が壊滅した際、スターが建物を強化していたのだ。
どんな攻撃を受けても大丈夫なように宇宙で最も堅い物質を使用していたので、エドワードの気弾程度など問題にならないのだった。男はこめかみに血管を浮かび上がらせ、憤怒の形相になる。かくなる上は自分が乗り込んで直接始末する。
鼻息荒く、建物の玄関を通った時、エレベーターの扉が開き、宮下愛、津島善子、中須かすみの3人が現れた。

愛「おっ、ナイスタイミングじゃん」
エド「それはこっちの台詞だ虫けらども。この建物がお前たちの墓場となるのだ」
かすみ「さあ、それはどうですかねぃ?」

突進し、エドワードは掌底を見舞うが、軽々と躱されてしまう。
掌底はアイアンクローへの仕込みなのだが、顔面にヒットしなければ無意味だ。
愛、善子、かすみの3人を相手どり、掌底の連打を炸裂するが全て見切られてしまう。

エド「どうなっていやがる。貴様ら、ただのガキじゃないのか」
善子「リトルデーモンを甘くみないでくれる?」
愛「修行したんだよ。キミに対抗できるように」
エド「!?」

そうなのだ。善子達3人は2週間もの間、本部に寝泊まりして、ひたすら修行に励む日々を過ごしていた。トレーニング器具は山ほどあり、身体を鍛える本も映像による資料も山ほどあるスター流本部は修行の宝庫だった。男子三日会わざれば刮目して見よという諺があるが、それは女子にも当てはまり、女子高生ともなればその成長速度は目を見張るものがある。3日でも大幅に変わるのに、最高の環境で14日も日夜修行をすればどのような結果となるか。
愛の足払いを受け体勢が崩れたところで、かすみのフランスパンによる強烈な一撃を脳天に食らって悶絶。その隙を突いて背後に回った善子の得意技が炸裂する。

善子「堕天流・鳳凰縛〜!」

コブラツイストもこれまでとは比較にならない完成度と威力になっており、エドワードの全身の骨が軋み、その激痛は地獄の業火に焼かれているようだ。
空いている腕はかすみと愛のふたりが逆に極めているので抵抗する術はない。
絶叫が口から迸る。石化の魔術も使用できず、激痛にうめくことしかできない。
技をかけながら、善子は問うた。

善子「アンタ、本当は弱いんでしょ?」
エド「貴様、何を……」
善子「だってそうじゃない。スター流のメンバーは不意を突いて倒したものばかりだし、私たちの仲間も道具と完璧超人に頼ってばかりだったんだもの」
エド「ネットで配信したのを見たというのかっ」
愛「キミは本家には及ばないみたいだね」
かすみ「おとなしく、諦めてくださーい!」
エド「黙れ。俺は最強なんだ! スターの全てを奪うんだあああああああッ」

吠えるエドワードだが、苦痛は限界に達し、遂にスターの口から黒い煙となって体外に吐き出されてしまう。実体化した姿はこけた頬、針金のように細い手脚と見るからに貧弱な容姿であった。

善子「これがアンタの正体ね」
かすみ「分離したので、もうスターさんの身体を乗っ取ることはできませーん!」
愛「年貢の納め時って奴だね」

ここで、スターが気絶から目が覚めた。大きく伸びをして体を動かす。

スター「みんな、ありがとう。君たちのおかげで長年の呪縛から逃れられた」
愛「それはさ、倒してから言おうよ」
スター「うん。そうだね」

スクールアイドルを下がらせ、スターは真っ向からエドワードと向かい合った。

スター「エドワード、悪の限りを尽くして満足したかね」
エド「黙れ、俺はまだ暴れ足りぬ! もっと、もっと悪事を」
スター「聞き分けのない悪い子は、お仕置きするに限る。完全に、消滅するが良い!!」

スターの手から放出された黄金の浄化砲を食らい、エドワードは皮膚が剥がれるようにして消滅してしまった。長年の因縁を断ち切ることに成功した彼は、3人の少女を抱きしめ。

スター「ありがとう! 君たちのおかげだよ! 本当にありがとう!」
愛「どういたしまして」
かすみん「それほどでも、ありますけど!」
善子「それより、皆を生き返らせてよ。アンタならできるでしょ」
スター「勿論だとも!」

胸を張ってスターは答えた。
スターは最初に天国に行き、闇野とカイザーを復活させ、3人の協力体制でスクールアイドル全員を蘇生させた。その後で自らの門下生も全員蘇らせ、世界に平和が戻った。力の使い過ぎによる疲労からか、スターは3日もの間眠り続けた。
だが、その睡眠が彼にとってこれまでで最も幸福な眠りだったことは間違いない。

おわり。

Re: 津島善子と神々の黄【完結!】 ( No.9 )
日時: 2020/06/12 23:19
名前: ウィオ

ウィオです!

色々と凄い展開でしたね; にこにー、強かったですね。
ダルメシも全く容赦無かったですね;

最後はヨハネ、愛、そしてかすみがエドワードを倒し、
スクールアイドル全員が蘇生しましたか! 良かったです!

面白かったです!



では!

Re: 津島善子と神々の黄【完結!】 ( No.10 )
日時: 2020/06/13 05:28
名前: モンブラン博士

ウィオさんへ
今回は容赦をゼロで描いてみました!
にこにーは健闘したと思います!感想ありがとうございます!

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