大人なりきり掲示板

銀鐘と鎖(774様と一対一)
日時: 2022/08/14 06:00
名前: 白楼雪 (ID: ZaRDEJta)


銀鐘と鎖〜774様と一対一〜専用スレです。
ご参加希望の方は畏れ入りますが、銀鐘と鎖募集スレを覗いて戴けると嬉しく思います。

確認要項

舞台は郊外の教会付近。
主提供は牧師(攻)BL

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Re: 銀鐘と鎖(774様と一対一) ( No.6 )
日時: 2022/08/15 11:05
名前: 白楼雪 (ID: ZaRDEJta)

>>5

表扉を開けると、そこには可愛らしい雛鳥がいた。
いや、正確には白い翼を生やした青年といったところだろうか。
「こんにちは、貴方のその翼は…いえ、それよりも先ずは中へどうぞ。怪我の手当ても必要ですから」
どこか慌てている青年の様子に、一先ずと教会内へ迎え入れる。
教会は小規模なものだが、洗練された白を基調としたもので、簡素な式等が行える程度の作りだった。
手前には分かれた長椅子が三列、奥には教壇と隅にオルガンが置かれていた。

Re: 銀鐘と鎖(774様と一対一) ( No.7 )
日時: 2022/08/15 20:38
名前: 774 (ID: i8PH9kfP)

>>6

翼に視線が向けられた事に気付き、どうしようと悩んで視線を泳がせる。いえ、と中断して続けられた守人の言葉に顔をあげれば、ぱぁっと目を輝かせる。
「えっ…、ありがとうございます!……僕、あんまり話すの得意じゃないから…、良い人で助かった」
お邪魔しますと入った教会は、広くはないけども、大事に綺麗に保たれたこの場所は、きっとこの街の人々の生活の一部なのだろう。
「……我らが父よ、どうか彼らを守ってください」
はじめてくる場所なのに、すっかり愛おしくなってそっと神様に祈りを捧げる。

Re: 銀鐘と鎖(774様と一対一) ( No.8 )
日時: 2022/08/15 22:08
名前: 白楼雪 (ID: ZaRDEJta)


「そちらにお座りになってお待ちいただけますか?今手当ての仕度を致しましょう」
青年の明らかに人成らざる容姿を見ながら、教会の表扉の鍵を閉める。
この場を他の者に見られては騒ぎになりかねないという思いと、このあとの行為を隠す為の行いだった。
青年を長椅子へと誘うと、自身は奥の部屋からぬるま湯を入れた木桶と綺麗な白い布。薬箱のセット等を手に、再び青年のもとに戻る。

Re: 銀鐘と鎖(774様と一対一) ( No.9 )
日時: 2022/08/18 22:46
名前: 774 (ID: /p7kMAYY)

「ありがとうございます。本当に…、何から何まで」
そう言って頭をさげて。守人に勧められるがままに長椅子に座る。
座って待っているとさっきまで気を張っていたからか。寝ちゃダメだと思うのに、だんだん眠くなってくる。誰かの気配にハッと覚醒して。
「っあ、…ごめんなさい。さっきまでずっと不安でいっぱいだったから、ちょっと安心しちゃって……」
そう口にすれば、恥ずかしくなってふにゃりと笑ってしまう。

Re: 銀鐘と鎖(774様と一対一) ( No.10 )
日時: 2022/08/19 10:21
名前: 白楼雪 (ID: ZaRDEJta)


「少しお疲れのご様子。簡素なものですが、彼方に休息の場もあります。よろしければ、話は後程にして休まれてはいかがでしょう?」
青年の前に両膝を着き、木桶の水で濡らした布地で青年の傷ついた脚を優しく拭いていく。
「私の名は、リトゼ・ローレンスと申します。ここの教会で牧師をしている者です」
青年の脚を清め終えると、薬箱から消毒液とガーゼ。包帯と留め具を取り出す。

Re: 銀鐘と鎖(774様と一対一) ( No.11 )
日時: 2022/08/20 22:00
名前: 774 (ID: Mt7fI4u2)

「ありがとうございます。本当は、まだ眠かったから…助かりました」
傷口を濡れた布で拭かれれば、ピリピリと痛んだ後すっと心地よくなる。箱は薬を入れているものなのだろうか、取り出した瓶の中身はなんだろう。人間の手当てを見るのもはじめてで、興味深く眺めてしまう。
「リトゼさんですね。僕は……、あれ、僕誰だ…?」
そういえばまだだったと、名乗り返そうして。ようやく自分の名前が思い出せない事に気づく。

Re: 銀鐘と鎖(774様と一対一) ( No.12 )
日時: 2022/08/20 22:43
名前: 白楼雪 (ID: ZaRDEJta)

「お名前が、思い出せないのですか?見たところ人に有らざる様ではありますが」
緑色のさらさらとした薬液をガーゼに薄く染み込ませ、青年の傷にそっと貼り包帯を巻いていく。
最後に留め具で包帯を留めると、翼は大丈夫だろうかとそちらを見る。

Re: 銀鐘と鎖(774様と一対一) ( No.13 )
日時: 2022/08/20 23:32
名前: 774 (ID: Mt7fI4u2)

思い出せないかと尋ねるリトゼさんの言葉に、やっぱり思い出せず項垂れる。大事な我らの神様から賜ったのに。
「そうだね…僕は天使、かな……たぶん。さっき頭ぶつけたみたいで名前とか…覚えてないけど。多分、そんな感じです」
緑の液体がひんやりと傷口を覆う。少し泣きたい気持ちになって、グッと耐える。
「あ〜…、翼は大丈夫、かな。親でもあんまり触らせない場所だから……ごめんね。後でみます」
ふと、翼に向けられた気遣うような視線に気付けば。努めて優しい声色で微笑みかける。

Re: 銀鐘と鎖(774様と一対一) ( No.14 )
日時: 2022/08/21 00:15
名前: 白楼雪 (ID: ZaRDEJta)


「なるほど、一先ず休息の場へどうぞ。心身の疲労は思考を鈍らせます。少し休息を得れば心も回復されるでしょう」
薬箱を片付けると青年に肩を貸して、奥の部屋へと案内する。
「一先ずお休みください。続きはお目覚めになられてからでよろしいですよ」
奥の部屋の室内は八畳程のフローリングで、庭の見える小さな窓際には木製の机と木製椅子が一脚ずつ。傍らには簡素な木製シングルベット、他に背もたれ付きの木製椅子が二脚に、木製円テーブルが一脚あった。

Re: 銀鐘と鎖(774様と一対一) ( No.15 )
日時: 2022/08/21 08:18
名前: 774 (ID: Mt7fI4u2)

「そう…ですね。落ち着いたら案外、ふっと思い出すかも」
内心不安でいっぱいだったが、優しい人間に、これ以上心配させないよう相手の話に乗る。
「……ありがとう。ちょっと休みますね」
そう言ったものの眠る気にはなれずに、椅子に座る。ぼんやり庭を眺めていたがその内、疲れに負けて意識を手放して。

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