大人オリジナル小説
- 俺達生徒会 〜君の行い正します〜
- 日時: 2010/08/17 15:05
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2
クリックありがとうございます。
初めまして、または、今回もおこしいただきありがとうございます! クロウです。
今回は、生徒会による学園内の問題解決の小説を書きます。
集金を出さないとか、虐めとか、そんな感じの内容です。
そして、ココからは注意となります。
僕は文才はあるかどうかは自分では判断できませんので、そのことを承知でお願いします。
あと、チェーンメール、荒らしなどは歓迎しませんので。
僕が嫌いな人も、即効逃げてください。
……これでも帰らないのですか?
では、しょうがない、付き合ってやろう。ってな感じの人は先にお進みください。
目次
プロローグ>>1
第1話>>4
第2話>>5
第3話>>9
第4話>>10
第5話>>11
お客様
あっち様、オリキャラどうぞ様、雉明様、鈴蘭様、ライアー様
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- Re: 俺達生徒会 〜君の行い正します〜 ( No.20 )
- 日時: 2010/08/15 14:47
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2
第6話
昼休み、生徒会室で和龍と一緒に桃香を待つ。
レオニードに放送で、桃香は生徒会室。薫はレオニードと同じ放送部なので放送室に呼び出したのだが……。
放送してから5分。どこで何をしているのかは知らないが、桃香がまだ来ていない。
……できるだけ、いや、今すぐにでもここに来てくれ。機嫌の悪い和龍と2人きりとか、絶対嫌だからな。
そう思ってると、コンコンとドアをたたく音がした。
「どうぞ、入ってください」
そう言うと、桃香が生徒会室に足を踏み入れる。
なんか、かなり警戒してる様に見えるんだが……。
「遅い。早く座れ」
和龍がそう言って桃香を睨む。桃香は恐る恐る俺の正面にあるパイプいすに座る。
うわぁ、和龍が睨んだからかどうかはわからないけど、なんかさっきよりオドオドしてる。
さて、こんな状態で質問するの、嫌だな……。
でも、やらなきゃ解決しないし、このまま質問しちゃいますか。
「桃香さん。貴方をここに呼び出したわけですが……」
ポケットから花柄の紙を取り出し、桃香に渡す。
桃香は小さく折られた紙を開き、目を潤ませる。
「……あの、私、何かしましたか?」
「いや、何もしてないけどね。その紙、どっかで見たことない?」
桃香はふるふると首を振り、紙を俺に返す。
涙で潤んだ目で、俺のことをじっと見る桃香は、とても不安そうだった。
説明もしないでアレを渡すのはまずかったかなぁ。なんか、気まずい……。
「だが、お前はあの紙と同じ柄のメモ帳を持っているだろう?」
桃香のことは気にせずに、和龍がそう言う。
桃香は顔を赤くして俯き、大きな声で否定した。
「それはそうですけど、私は何もしていません!」
桃香は今にも泣きそうで、俺は頭を抱えてしまった。
なんで、こんなに気まずいんだよ。こういうことになるなんて、予想してなかった。
『薫ちゃん、さっそくだけど、質問いいかな?』
この気まずい空気をぶち壊してくれたのは、レオニードの声だった。
この空気を壊してくれたことは感謝するが、新たな問題が発生。
レオニード、放送室のマイクの電源、オンにしたまま質問してんのか!?
「……桃香さん、ごめん。俺、ちょっと急用ができちゃった」
「レオニードの奴、厄介事を増やしやがって……」
俺と和龍は生徒会室に桃香を残し、放送室まで走る。
生徒会役員が廊下を走るなんてことは今までに一度もなかったが、今回は仕方がない。
質問の内容が学校中に聞こえたりしたら、とても厄介なことになってしまう。
俺は小さく舌打ちをして、放送室のドアを開けた。
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