大人オリジナル小説

い じ め ―涙―☆完結☆
日時: 2011/04/25 16:26
名前: マィ
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode=form

―――あぁ・・・。





















もう朝だ―――。






















今日もまた・・・。




























イ・ジ・メ・ラ・レ・ル―――。











    い じ め ―涙―

――――――――――

園田 澪―Sonoda Mio
主人公。みんなからいじめられている。

萱島 風李―Kayasima Huri
いじめのりーダー。だれも逆らえない。
いじめが好き。

多田 円佳―Tada Madoka
風李の友達。いじめが好き。

末木 千秋―Matuki Tiaki
いじめが好きで澪をいじめる。

本藤 潮音―Hondou Sione
いじめが好き。風李の友達。

関川 美亜―Sekikawa Mia
いじめが嫌い。風李に逆らえない。

――――――――――

   +*目次+*

第1話 >>1 第2話 >>2

第3話 >>3 第4話 >>5

第5話 >>8 第6話 >>10

第7話 >>16 第8話 >>24

第9話 >>33 最終話 >>38

――――――――――

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Re: い じ め ―涙― ( No.38 )
日時: 2010/11/25 17:16
名前: マィ
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode

       最終話

    プールにいた女子全員は





    澪のいる教室へと向かった。




   澪はまだ、掃除用具の中に





     閉じ込められたままだった。


          +++


     教室に着いた。




     美亜が掃除用具の扉を開けた。




      ガラガラ―





     …そこに澪はいた。




     みんなの顔を見て、





     澪は震えている。




      また、




    何かをされるかと思い…。




    女子たちは澪をそこから出した。




    そして…一斉に…。





    「ごめんなさい!!!!!」





     「え…?




    今…何て…?」





    澪の予想と違った。




     また何かされるかと思っていたが




    それとは逆に…




    一斉に謝ってきた…。





    「本当にごめんなさい!!!





     澪!!!




    許してもらえないかもしれないけど




   私たちは…嘘はついていない!!!」





    「みんな…。」





    そして…風李が…。





    「澪…




  今まで…本当にごめんなさい…。





    澪の事…クズなんて言って…





    ごめんなさい…




    閉じ込めたり…





    無理やり食べさせたり…





    打ったり蹴ったり…





   本当に…ごめんなさい!!!!!」





   風李は途中から




    涙を流していた…。




    本当に心の底から



     謝っていたのだ…。




   「許してほしいなんて思ってない!




   でも…!




   信じてほしい!!!」





   全員が澪に頭を下げて



    謝っている。




   澪の答えは…。




    「もう…




    いじめないって…




   約束できる…?」





    「命をかけても…





    絶対にしない!!!




    約束する!澪!」




    「良かった…




   みんな…ありがとう…。




   これからは…




   仲良くしていい…?」





    「…もちろん!!!





   …え?




    許してくれるの…?




   今まで散々…。」





    美亜が聞いた。




    「そんなこと…




   もう忘れようよ…!




    確かに思い出したら




   怖いけど…




    私は…




    みんなが仲良くできれば




   それでいい!!!」





    「澪…。




   ありがとう…。」





   「これからは…




    仲良くしよう!」





    「うん!!!」





   …こうして




    澪たちは




   本当の友情を取り戻した…。





    もう・・・





   『涙』は流さない・・・。






    そう決めた・・・。



















    そして・・・





    私たちは・・・

























     今日という日を・・・






     絶対に忘れない―――。


         ―完― 

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