大人オリジナル小説

い じ め ―涙―☆完結☆
日時: 2011/04/25 16:26
名前: マィ
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode=form

―――あぁ・・・。





















もう朝だ―――。






















今日もまた・・・。




























イ・ジ・メ・ラ・レ・ル―――。











    い じ め ―涙―

――――――――――

園田 澪―Sonoda Mio
主人公。みんなからいじめられている。

萱島 風李―Kayasima Huri
いじめのりーダー。だれも逆らえない。
いじめが好き。

多田 円佳―Tada Madoka
風李の友達。いじめが好き。

末木 千秋―Matuki Tiaki
いじめが好きで澪をいじめる。

本藤 潮音―Hondou Sione
いじめが好き。風李の友達。

関川 美亜―Sekikawa Mia
いじめが嫌い。風李に逆らえない。

――――――――――

   +*目次+*

第1話 >>1 第2話 >>2

第3話 >>3 第4話 >>5

第5話 >>8 第6話 >>10

第7話 >>16 第8話 >>24

第9話 >>33 最終話 >>38

――――――――――

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Re: い じ め ―涙― ( No.24 )
日時: 2010/11/22 21:52
名前: マィ
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode

        第8話

     なんと・・・




  美亜を引き上げたのは・・・





     風李のとりまき達・・・。





    「おい。何してんだよ!




   早く抑えて!



       命令よ!」





    しかし、誰も動かなかった。





    「これ以上いじめないでください。




    風李様。お願いです。」





    「あんたたち、




   誰に向かってそんなこと言ってんの?





     許さない!




    円佳!千秋に潮音!





    こいつら全員、紐で縛りつけて!」





    「風李…もうやめようよ。





    もう見てらんない。」





   そういったのは・・・





    千秋だ・・・。





    「はぁ?




   千秋までうちに逆らう気?」





    「逆らうとかじゃない。




   いじめをやめようって言ってんの。」





   「風李は…




   偉くもなんともないのよ。




    風李が決める権利はない。」





   千秋に続き、潮音と円佳も言った。





    「あんたたち…




   誰に向かってそんなこと…」





    「うちらをこき使ってた…




   風李に言ってんだよ!





    もう耐えらんない!




    これからは…





    風李の命令には従わない。





   うちらはあんたの道具じゃない!」





    円佳が大声で叫んだ。





    周りの女子も風李を睨んでいる。



       ザワザワ―――


     「もう限界だよ。」


   「命令なんて従わなければよかった」



     「うちらは悪くないのに!」



  「風李のせいじゃん!」



     「マジムカついてきた。」




  「いじめなんてしなければよかった!」




   「サイテー風李!」




    「そっちが何様のつもりだし!」





   次第に風李が




   言葉を返せなくなってきた。





    だんだんと風李の目から




      涙があふれ出した。





    「何かいいなよ!」




  「黙ってたら分かんないじゃん!」




   「泣けば済むと思ってんの?」




   「うちらがどれだけ苦しんできたか!」




  「命令してたあんたには




    分からないかもね!」





   (何これ…




    みんな…




     風李のせいにしてる…




  みんなも同じように




    いじめてたじゃん…。)





   美亜は思ったことが言えなかった。





    …でも




   美亜は勇気を振り絞って…





    「もうやめて!!!」





        シーン





    周りが静まり返った。




   「これ以上…





    風李を責めないで!」





   「み…美亜…。」





   「何言ってんの?美亜。




    風李が悪いんだよ!」




    「確かに…




   風李が一番悪いよ…。





    人を毎日いじめて…




   自分の手は使わずに




   相手の手を利用していじめてた…。




   最低な人がすることだよ…。





   …でも…




   悪いのは風李だけじゃない!





   ここにいるみんな…
























    同罪だよ!!!」


       ―つづく―      

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