大人オリジナル小説
- い じ め ―涙―☆完結☆
- 日時: 2011/04/25 16:26
- 名前: マィ
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode=form
―――あぁ・・・。
もう朝だ―――。
今日もまた・・・。
イ・ジ・メ・ラ・レ・ル―――。
い じ め ―涙―
――――――――――
園田 澪―Sonoda Mio
主人公。みんなからいじめられている。
萱島 風李―Kayasima Huri
いじめのりーダー。だれも逆らえない。
いじめが好き。
多田 円佳―Tada Madoka
風李の友達。いじめが好き。
末木 千秋―Matuki Tiaki
いじめが好きで澪をいじめる。
本藤 潮音―Hondou Sione
いじめが好き。風李の友達。
関川 美亜―Sekikawa Mia
いじめが嫌い。風李に逆らえない。
――――――――――
+*目次+*
第1話 >>1 第2話 >>2
第3話 >>3 第4話 >>5
第5話 >>8 第6話 >>10
第7話 >>16 第8話 >>24
第9話 >>33 最終話 >>38
――――――――――
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49
- Re: い じ め ―涙― ( No.33 )
- 日時: 2010/11/23 15:21
- 名前: マィ
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode
第9話
「はぁ?
なんでうちらが
同罪になるわけ?
意味分かんない!」
「風李が命令していじめたとしても
人をいじめたのには変わりないじゃない。
イジメをやった時点で…
犯罪よ。
私も…みんなも…
風李と同じ…同罪。」
「美亜…。」
「何えらそーに言ってんの?
てか、あんたもムカつかないの?
風李に散々いじめられてさー。」
「まさか、風李の事
許したなんて言わないよね?
どうなのよ。」
「…許すわけないじゃない!
風李の事なんか!!!
絶対に許さない!」
美亜の迫力の声に
周りは静まり返った。
風李も
下を向いている。
「…でも…
このままじゃいじめは終わらない。
憎しみだけが増えていく…!
だから…
いつか許せる日がくるのを…
みんなで待とうよ…。」
「美亜・・・。」
美亜の言葉に
やっとみんなは
自分たちの罪を認めた。
そして・・・
風李が動いた・・・。
「美亜…そして…みんな…
ごめんなさい!!!
絶対に許してもらえないけど
私は今までやってきたこと…
心の底から悪かったって思ってる!!
信じてくれなくてもいい!
本当にごめんなさい!!!」
風李は頭を下げながら言っている。
やはりみんなはまだ、
風李を信用できないであろう。
「…許さないよ。風李。」
…そういったのは円佳。
「死ぬまで許さないと思う。」
「まだ風李を信用できないから。」
千秋と潮音も言葉を交わした。
「うん…。
分かった…。
ごめんなさい…」
「…でも…
風李の気持ちは…
ちゃんと伝わった…。」
「円佳…。」
「風李…
もうこんな事しないって…
約束できる?」
千秋が風李に言った。
「もちろん…!
誓うよ…!」
この時、
みんなの表情は
晴れ晴れとしていた。
すると、風李が・・・
「今から…みんなで
澪に謝りにいこう」
「澪…。」
「うちら、澪に悪いことしたよね」
「謝ろう!心の底から!」
「うん!」
このことは
みんな賛成した。
今までの罪を・・・
謝るために・・・。
女子全員は・・・
澪のもとへ向かった・・・。
―つづく―
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49