大人オリジナル小説
- _____友情恋愛選択
- 日時: 2011/03/21 11:04
- 名前: るちあ
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ねえ、どうして私が1人にならなきゃいけないの?
どうしてみんな私の話を聞いてくれないの?
いつからだっけ、周りに友達がいなくなったの......
いつからだっけ、私の存在が薄くなって消えたの……
友達ってすっごくもろくて小さくて優しくもって
いないとなくなってしまう。
それなら、こわれてしまうくらいならあの時自分の
欲望をもっと抑えておけばよかった。
必要のない人間はいないよってゆってくれる人も居ない
私はもう゛必要のない人間゛になってしまったんだね
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- Re: _____友情恋愛選択 ( No.2 )
- 日時: 2011/03/21 11:25
- 名前: るちあ
01*
「あーおーいー? 晴香の話聞いてるぅ?」
幼馴染の晴香と登校中にボーっとしていた私。
晴香は私の顔を覗き込み心配そうに見つめてくる。
「あ、ごめんごめん。で、なんだっけ?」
私は笑顔を作って晴香に問いかける。心は笑えていない。
だって、晴香の彼氏を好きになったとか言えないしそんなのいけないことだってわかってるから。
「葵、今日変だから晴香もう知らないっ!」
さすが、幼馴染。私が笑顔を作ってるのくらいわかるよね......
私は上手く朝ごはんを食べてないからお腹すいたって言い訳をした。
「んー、ならいいや! 晴香ね、昨日の6ヶ月記念日で直くんと別れたの。」
私は口をポカンと開けて再度聞きなおした。
直くんとは晴香の彼氏で別れそうな雰囲気もなかった。
「だから、直くんと別れたの。理由はお互い好きな人できたから。」
私はその場で晴香を力強く抱きしめた。
晴香が眉をさげて力なく笑っていて直ぐ嘘だってわかったから。
好きな人が出来たのは桐谷くんだけなのだ。
晴香は一途な子だし、付き合ってる間に他の男の子とはあんまし話さなくて
もしも私が男の子だったら晴香を彼女にしたいってくらい良い女の子だ。
なのに桐谷くんは何で晴香じゃ駄目だったのかな……
私は晴香の彼氏の桐谷くんが好きだけど別れ話を聞いて少し気がひけた。
晴香は涙を流しながら゛嫌だ゛と言っていた。
心がモヤモヤして私は桐谷くんを殴りたくなった。
とりあえず、近くの公園へ行くことにし学校もさぼることに決めた。