大人オリジナル小説
- _____友情恋愛選択
- 日時: 2011/03/21 11:04
- 名前: るちあ
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ねえ、どうして私が1人にならなきゃいけないの?
どうしてみんな私の話を聞いてくれないの?
いつからだっけ、周りに友達がいなくなったの......
いつからだっけ、私の存在が薄くなって消えたの……
友達ってすっごくもろくて小さくて優しくもって
いないとなくなってしまう。
それなら、こわれてしまうくらいならあの時自分の
欲望をもっと抑えておけばよかった。
必要のない人間はいないよってゆってくれる人も居ない
私はもう゛必要のない人間゛になってしまったんだね
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- Re: _____友情恋愛選択 ( No.8 )
- 日時: 2011/03/22 21:35
- 名前: るちあ
03*
「どうしたの、葵? 仮病使って学校休むの?」
昨日はそのまま学校を休んでしまった。晴香の気持ち......
私はちゃんと考えてあげられてなくって自分の気持ちばっかり押し通そうとして
本当に我侭で自己中心的だった。
布団に潜りこんでいる私に心配そうな口調でお母さんが話しかけてくる。
私はゆっくりと布団から顔を覗かせて首を横に振り゛行く゛と答えた。
重たい身体を起こして身支度を済ませ食欲はなかったもののお母さんに心配を
かけてはいけないと笑顔を作ってしっかり食べた。
「行って来るね!」
と、笑顔をお母さんに向けて外へ一歩踏み出す。
太陽の日差しが顔にあたり目を細める。自分の心とは裏腹にとても良い天気だ。
私は足をひこずりながら学校へと向かった。
学校へ着き教室へ向かう。いつもは晴香と行くのに今日は待ち合わせの場所に
晴香は居なくてモヤモヤした気持ちが離れなかった。
教室の扉を開けると女子からの冷ややかな目。
シーンとした教室内。私は気付かずいつも通りに゛おはよう゛と挨拶をする。
……返事が返ってこない。背筋に冷たいものがはしる。まさか…?と思い
再度挨拶を繰り返すと小さな笑い声や゛うっせー゛などといった暴言が返ってきた。
信じられなかった。心臓の音は高鳴るばかり。ふと派手な黒板が目に付く。
【 幸 邨 葵 は 親 友 の 彼 氏 を 奪 っ た ! 】
私は、その場に立ち尽くすことしかできなかった。