大人オリジナル小説
- 自傷行為
- 日時: 2011/05/08 14:56
- 名前: しおり ◆az9yhMr9Fw
注意
これは自傷行為(リストカットやアームカットのこと)の話です
リストカッターの方、ほかにこの小説を読んでくれる方、
自傷行為に駆られるようならその場で読むのをやめてください
お願いします
※フィクションです(半分実話かもね←
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私はリストカッター
学校でもカッターは手放せない。
学校に行ってもつまらない。
ただ罵られ、蹴られ、殴られる。
だから私の体にはいつも傷が絶えない。
そしてそのストレスを自分の体で解消する、汚い自分に罰を与える。
そんな私の汚い物語
- Re: 自傷行為 ( No.2 )
- 日時: 2011/05/03 06:43
- 名前: しおり ◆az9yhMr9Fw
第一章/カッター02
数本の傷は袖からはみ出ているけど、絆創膏をつけて何とか隠した。
授業の始まりを示すチャイムはとっくに鳴っていた。
今は保健室で休んでこよう。
「坂倉さん、どうしました?」
保険医の先生が優しく問いかける。
「少し頭が痛くて……。今の授業終わるまで休ませてもらってもいいですか?」
嘘。
頭なんて全然痛くない。
「そうですか。いいですよ。ベッド好きなところ使ってください」
「ありがとうございます」
嘘なのに先生は優しく接してくれる。
私はなんて醜いんだろう。
一番端のベッドまで移動しカーテンを閉める。
ベッドに崩れるように倒れこむ。
涙があふれ出してきた。
「フッ……ヒック……ゥァ」
先生に聞こえないように必死に声を抑える。
何とか溢れだす涙を止めて、顔を枕に押し当てる。
何で涙が出てきたのかは自分でもわからない。
先生に平気で嘘を吐いた自分が嫌だったから?
平気で授業をサボる自分が嫌だから?
全然わからない。
気づいたら私はカッターを握りしめていた。
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