大人オリジナル小説
- 社会問題はいじめだけじゃないよ。
- 日時: 2011/05/18 22:23
- 名前: 杏香 ◆A0T.QzpsRU
*ご挨拶と注意
どうも初めまして。杏香(きょうか)と申します。
以前ここの板で小説を書いていましたが、その時の名前は千咲、です。
前の名前の時は挫折しまくってとても迷惑を掛けたので、今度こそ作品をちゃんと書きたいです。頑張ります。
この小説をいじめ小説などを批判する内容にするつもりは全くありません。
私の目的は社会問題=いじめと捉える人が少しでも減ることです。
社会問題の短編集を書き、こんなテーマも社会問題なんだよって事を伝えていきたいです。
この小説を読んでくれた方に、少しでもその事を分かって頂ければ、と思います。
*その他の注意書き
私はまだまだ小説初心者です。
更新は不定期です。
誤字、脱字等があるかもしれません。(見つけたら指摘して下さって構いません)
小説の宣伝は禁止です。
雑談は控えて下さい。
短編集とは言っても長く続くかもしれません。
上記の内容を踏まえたうえで、この小説で不快になる可能性がある方は戻る事をお勧めします。
- Re: 社会問題はいじめだけじゃないよ。【小さな機械に溺れてく】 ( No.3 )
- 日時: 2011/05/18 22:17
- 名前: 杏香 ◆A0T.QzpsRU
その後私は無事にノートを返してもらい、授業ではいつものように課題が出た。期日は明日。
(……ああ、またか)
私は課題のプリントが配られている時、凄く嫌な気分になった。
課題が嫌なのではない。
また桃果に、ノートを貸すのが憂鬱なのだ。
(断ったら、嫌われるかもしれない……でも、貸すのは嫌だ)
どうすればいい?
答えは簡単だ。断ればいいのだ。
断って、自分の嫌だという気持ちを伝えればいい。
そう分かっていても、私は行動に出せない。
嫌われるのが怖い、だからだ。私は明らかに弱虫だ。
「……ふぅ」
家に帰ってからすぐ、私は溜め息を吐いた。
まだ、家に親は帰っていない。
といっても、あと30分ほど経てば帰って来るのだが。
私は時計を見ながら重いスクールバックをテーブルに置き、ソファーに寝転がる。
はっきりいって、暇だ。
(何しよっかな……)
そう思いながら、制服のポケットを弄る。
ポケットの中からは、水色の携帯が出てきた。
最近買ってもらったばかりの、新しい携帯という事もあり、私はあまり携帯を使っていない。
まだ慣れない操作をしながら、私は携帯をインターネットに繋げる。
あまりにも暇なので、ネットサーフィンでもしようかと思ったからだった。