大人オリジナル小説
- 運命を
- 日時: 2011/07/22 11:08
- 名前: ZAKI
prologue
どうしてみんな平気なの?痛い、辛い、嫌だ、やめて!?
私の叫びは届かない、皆、女王のイイナリ
誰か止めて、この悪魔を、誰か助けて、この悪夢から
『もう、あんたに幸せなんて来ない。友達なんていないのよ』
ああ、助けて下さい…。
- Re: 運命を ( No.5 )
- 日時: 2011/07/22 11:07
- 名前: ZAKI
入学してから2日目
「きーよーみちゃーん、おはにょー!」
「ア…桃実ちゃん」
どうしよう、おはようって返すべき?無視した方がいいの?
「にぇえにぇえ、清美ちゅん?きのぉ、詩子ちゃんたちに変なこと
吹き込まれたんでしょお?」
「桃実ちゃん、昨日と話し方違うね」
「えー?前からこうだったよぉー?なんでぇ?」
な、なんか話し方がムカつくのは私だけなのかな?
詩子ちゃんの言うとおり、ぶりっ子かも…。
「それよりねぇ?清美ちゃあ〜、詩子ちゃんたちにゅあ近づかないほぉ がいいと思うよぉ?」
え?何それ?言葉と無いよう両方理解できない。
「だぁってぇ、きっと桃実うぉいぢめるつもりなんだよぉ〜その為に
きっと清美ちゃんに変にゃこと教えたんだよぉー?ね?だから
これからはあいつらに近づかない方がいいと思うのー」
なんで、はるか向こうの方にいたのにそんな会話が聞こえるの?
---キモ…キモい!---
どうしてだかそう思った。いや、誰もがそう思うよね?きっと。
それに、なにそれ?詩子ちゃんたちと絶交させるための明らかな口実
感じ悪いよ、それ。やだ、私を洗脳する気?
いろんなことがいっぺんに頭をよぎった。この短い時間のうちに…
---小学校5年生
---1学期からずっと
---私を機械としていじめに使って
---そして私をいじめた---
---洗脳者
---洗脳者
『もう、あんたに友達なんていないんだからね。地獄で苦しみなさい』
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああ」
気が付くと私は、真っ白な部屋にいた。ア…ベット
ここ、保健室だ。
「死なないでよぉ…清美」
詩子ちゃんと彩音ちゃんと空良ちゃん
三人が悲しげな顔をしていた。