大人オリジナル小説

運命を 
日時: 2011/07/22 11:08
名前: ZAKI

    prologue


どうしてみんな平気なの?痛い、辛い、嫌だ、やめて!?

私の叫びは届かない、皆、女王のイイナリ

誰か止めて、この悪魔を、誰か助けて、この悪夢から

『もう、あんたに幸せなんて来ない。友達なんていないのよ』

ああ、助けて下さい…。


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Re: 運命を ( No.2 )
日時: 2011/07/21 18:51
名前: ZAKI

キーンコーンカーンコーン

あ、チャイム。じゃあ、着席しておこうかな。

「おはようございます」

…先生らしき女の人が入ってきた。な、なんか怖そう。
妙に背が高くて顔はしかめっ面。いかにも厳しそうな先生。

「今日から君たちの担任の、城之内です。どうぞよろしくお願いしま  す。え〜、じゃあ、端から自己紹介を始めてください」

む…無茶言うな!トップバッター私やん!
あがり症なのに…

「えと、名前は藤巻 清美です!よろしくお願いします。」

それだけ言うと、私は席に着いた。

「はい、もっと詳しく自己紹介できるといいですね」

くっ、この先生、ム・カ・つ・くぅ!だけど、皆名前だけ言って着席
してる。このクラス荒れそうだと勝手に予感しているのは私だけ?

「村井 詩子です。●小学校から来ました。よろしくお願いします」

さ、さすが詩子ちゃん!真面目だ!いい子だ!

「はい、詩子さん流石ですね。皆さんも見習うこと」

はいはい…。はぁ

「△小学校から来ましたぁ!姫ヶ崎 桃実でぇす!部活は美術部に入ろ うと思ってまぁす!」

ピースサインをしながら桃実ちゃんは席に着いた。

「じゃ、これで全員かな。先生からいうことは何もありません。 
 それじゃあ、あとは自由時間です。お弁当を持参している人は
 食べてください。じゃ」

えー…何この先生。誰もがそう思ったことでしょう。
なんか、一気にテンション下がったんですけど、疲れたなぁ…
自己紹介。

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