大人オリジナル小説

運命を 
日時: 2011/07/22 11:08
名前: ZAKI

    prologue


どうしてみんな平気なの?痛い、辛い、嫌だ、やめて!?

私の叫びは届かない、皆、女王のイイナリ

誰か止めて、この悪魔を、誰か助けて、この悪夢から

『もう、あんたに幸せなんて来ない。友達なんていないのよ』

ああ、助けて下さい…。


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Re: 運命を ( No.4 )
日時: 2011/07/22 10:50
名前: ZAKI

「わー!清美のお弁当美味しそう〜!」

「へへ、初めて自分で作っちゃった」

「器用ですねん、藤巻ちゃんは」

詩子ちゃんの他に居たのは

平瀬 空良(ヒラセ ソラ)ちゃんと両河 彩音(リョウカワ アヤネ)ちゃん
の二人だった。彩音ちゃんは元気いっぱいでスポーツが得意な女の子
小学校では人気者だった。男子にもモテてたんじゃないかなぁ…って思う。空良ちゃんは大人しいし、あまり発言しないけど、サバサバしていて一言一言、いい方が面白いんだ。真剣なのかふざけてんのかわかんない時が時たまあるけどね…。

「タコウィンナーゲット!」

「え?あ、彩音ちゃん!」

「パクっ!て、しょっぱ…しょっぱあ!!」

ア…味見忘れてた。あ、空良ちゃんまで食べてるし

「味、濃すぎ」

すいません。


キーンコーンカーンコーン

「あ、チャイム、よし、これ食べ終ったら掃除して帰るだけだよ」

「えーっ!掃除あんの?いやぁ〜!やだ、詩子全部やって!?」

「なんでうち?じゃあ彩音やれや」

あー、こういうとこ変わらないなぁ。私を助けてくれた三人
仲良しで楽しい時間はきっと永遠に終わらないよね。
そうだと…いいけど…。

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