ピピピピピッ…
AM4:00
ここは、高層マンションの3801号室。
わたしが働いている仕事場≠ナある。
昨夜も
一仕事をしてきたところだ。
この仕事との出会いは一年前の高校1年生のときだ
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[私立女子高校]
別に望んで入った訳ではない。
厳しい父親の言いなりになって入った学校だ。
うちの父親は最低な親だ。
親の資格なんてない。
母親は、昔父親からの暴力に耐えきれず娘を一人残して自殺をしたのだ。
父親の口で「事故だった」と表上では、かき変えられた。
事故なんかじゃない…
殺したのはお前だ…
当時、小学1年生だった頃のわたしは何ひとつできず
ただただ恨むことしかできなかった。
母親の死は全くの無意味であった…
母親への暴力は、娘のわたしに向けられた。
日に日にひどくなっていく一方で、
ある日は、
手足を縛られて狭いクローゼットに閉じ込められた。
ある日は、
熱湯を体にかけられた。
ある日は、
真冬なのにも関わらず外に追い出された。
仕事でのストレスはすべてわたしにきた。
どんなに殴られても
どんなに痛くても
わたしは、一切口答えしなかったし泣きもしなかった。
ただただ睨んでいただけだ。
『大きくなったら、自分の手でこんな大人世の中から消してやる』
それがわたしの夢だった。
そうして、今の今までわたしへのひどい虐待は続いた。
そんなある日、出会いは起こったんだ…