大人オリジナル小説

君の隣で・・・
日時: 2011/12/02 21:49
名前: miko

初めまして!mikoと申します

久しぶりの小説!

これからがんばるのでよろしくお願いします

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Re: 君の隣で・・・ 第壱話 ( No.2 )
日時: 2011/12/02 21:52
名前: miko

続けて更新します

















今日は、日曜日に優とゲーセンへ行く約束をした。

いつもの俺ならそんな事には一切興味を持たないだろう・・・でも、優が俺と行きたいとあまりにもせまってきたから

許可を出してしまった・・・なんでだろう優といると小さいころのなつかしい人が・・・でもよく思い出せない・・・なぜだろう

 「はやとーどしたの?考え事?なに考えてたのー?」

いきなり話しかけられたせいか俺の心臓は速いスピードでドクドクと脈打っていた

 「いや・・・なんでもない。それより優、日曜日はどこに集まればいいんだ?」

何を言ったか分からなくなってきたよく分からなかった。自分の考えを悟られたくなかったのか・・・それとも・・・

 「速人はどこら辺に集まりたい?なるべく家の近くのほうがいい?ゲーセンの近くがいい?」

ひっきりなしに話しかけてくる優を見て俺はこんなにしゃべりかけてくるやつ見たことないと心の中で思った

 「俺はどっちでもいいよ優の好きなほうにしろよ」

と、答えたが優のほうは納得してない顔をしてこう言った

 「速人の好きなほうじゃないとイヤー」

優は頬を膨らませて俺を見つめた。なんでだ?なんでこんなに俺のことを気づかってくれるのだろう

俺なんかの・・・どこがいいんだろう?

 「優、なんで俺と遊ぶんだ?俺はクラスで友達もいないのに・・・俺なんかと遊んでたらお前までいじめられるぞ?」

優は、俺がいきなりそんなことを言い出したものだからからびっくりしたように見えた

 「なんでって、そんなの決まってんじゃん速人と友達になりたいからだよー♪」

友達・・・その言葉を聞いたとたん俺の心の中は何か重い物をどけてもらったようにとても軽くなった

今までそんなこと誰にも言ってもらったことがなかった俺は胸になにかがつのるような感じがした

目から涙が溢れ出してきた・・・おさえようとしても抑えきれない。嬉しいのにどんどん涙は溢れてくる

 「ど・・・どうしたの!?僕・・・僕なにか速人の嫌がるようなこといった?」

優はいきなり俺が泣き始めたのを見てとてもびっくりしていた・・・自分の感情が抑えきれなくなった俺にやさしく

接してくれる優・・・俺はそんなことをしてくれる優にとても感謝した。

伝えたい・・・自分が今まで抑えてきた感情を寂しかったんだって・・・優が友達といってくれたことがとても嬉しかったと

言うんだ・・・自分の言葉で優に伝えよう。

 「お・・・俺は、いつもいつも・・・ひ・・・ひとりぼっちで・・・・・・優が俺に友達っていってくれたのが嬉しかったんだ
   そしたら・・・自・・・自分が今まで我慢してきたが何かが、お・・・抑えきれなくなってそれで・・・それで・・・」

泣いている俺に優はやさしく微笑んでくれて抱きしめてくれた

 「速人はいつも一人で寂しかったのか・・・誰にも話せなくてひとりで寂しさをこらえてたんだね・・・」

優は母親のように優しい言葉をかけ涙でかおがぐしゃぐしゃになっている俺にハンカチを差し出し

 「これで拭きなよ」

と一言いい手を握ってくれたそして

 「これからはもう一人ぼっちじゃないよぼくは君の友達!速人の友達だよっ!!」

やさしく俺を撫でて優は帰ろう・・・と静かに言った俺のカバンを持ち

俺と手を繋いで家まで一緒に来てくれた。

 「ここでいいよ・・・優・・・今日はありがとう・・・俺の気持ちを聞いてくれて嬉しかった」

優は少してれてるみたいで顔が赤かった。

 「そんな・・・たいした事じゃないよ。あーっ!!忘れてた!!」

いきなり優が大声を出したので俺は驚いた

 「ど・・・どうしたんだ優?」

優はこっちを向いて言った

 「ゲーセンどこに集合するのか決めてなかった・・・どうしよう・・・そうだ!いま決めちゃおう!!」

集合場所・・・すっかり忘れてた今さっきまであんなことがあったからそっちのけで・・・優が思い出してくれなかったら

俺はきっと忘れていただろう・・・

 「優・・・集合場所はゲーセンの近くに新しくできた喫茶店知ってるか?えーと名前は・・・」

しまった・・・すっかり喫茶店の名前を忘れちまった・・・どーしよう・・・なんでこーいう時に名前忘れちまうんだろ

優の役に立ちたいと思ったのに・・・俺のドアホ!!

自分の中で自分のバカさかげんに腹が立ってきた・・・これじゃ優の役に立つどころかむしろ足手まといじゃねーか!!!

思い出さなくちゃー・・・

 「ポポロ・・・ポポロだった気がするよ」

優は不安げにその喫茶店の名前を言った。きっと名前があっているかどうか不安だったのだろう

だがその喫茶店の名前は優の不安とは裏腹にもあっていた

 「そっ・・・そう・・・ポポロだよポポロ!すげーなー優は一発で当てちまったよ!」

優は笑顔を見せた。結局、喫茶店「ポポロ」に集合することになった。

その日の夜はいつもとは違う夜でこんなに楽しい気分になったのは初めてだった。親が何を言っても気にしないことにした

こんな楽しい夜を誰にもジャマされたくないのだ

俺は思った明日も明後日も、また次の日も・・・優がいてくれれば毎日が楽しくなるようなそんな気がしていた・・・

そう思ってた

    ・・・そのときまでは・・・

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