大人オリジナル小説

マッドシティ
日時: 2012/01/04 23:10
名前: ピエロ

エピソード1:[出現]

・・・・・・。
・・・何だ、このクソみてーに腐った街は?!
全部俺がぶち壊してやる!

私は刺激に飢えていた。今年も30代を行き来する年。別に私事に不満があるわけでわはない。ただ退屈なのだ。子どもはいないが、裕福にないにしても家庭を大事にしている。ごく普通の一般家庭だと思う。

しかし、“刺激”はごく身近に転がっていた。そう、ごく身近に・・・。
妻が死んだのだ。いや、殺されたのだ。警察にくまなく調べてもらっても、犯人の手がかりさえ掴めない。殺されたのは確実なのだ!私はその時、はっきり人影が見えたのだ!
私は今、怖い。自分が怖い。なぜ、涙が出ないのだ!?

ーその時、男に衝撃が走った。それは“最凶”が現れるほんの少し前の出来事だったー。

エピソード2へ

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Re: マッドシティ ( No.8 )
日時: 2012/01/08 17:18
名前: 王様

エピソード7:[逸脱]

人は言葉のその意味と本質の前に跪く。しかし、その言葉を創りだしたのもまた人である。


私は叫んでいた。しかし、どうやらその叫びは言葉になっていないようだ。
妻が死んでいるのが今だ信じられない。もしかしたら、本当は寝ているだけなのかも知れない。そんな嘘を期待しながら、私は自分の異変に気付いた。
私の心が冷静になっていく。身体は叫んでいるのに。状況を観察している自分がいる。・・・何だ、これは・・・。
その時つけっぱなしでいるテレビのニュースが耳に入ってきた。
「えー、番組にこんなビデオテープが送られてきました。こちらの映像を。」
ビデオテープが再生された。
「あー、あー・・・よし、と。あーテレビの前のゴミども、よく聞け。俺はこの世界の王様だ。今まで、警察組織やマフィアやそれ以外で悪さしてた者ども、ソイツらの頭が誰か知ってるか?この俺、フォース様だ!何故表へ出てきたかって?!決まってんだろ、退屈で仕方ねェからさ!考えてもみろ。毎日同じ事の繰り返し、だったら自分か世界を変えるしかねーだろう?なので、俺は世界を変える方を選んだ。無敵のこの俺がこのリングに上がり、お前ら全員を敵に回そうと思う。まずはその証として何個か家を爆発させようと思う。ハハハハハハハハハ!!じゃあな!!!」
フォースは起爆装置らしきものを押して画面から消えた。
最近の連続爆破事件はこいつの仕業だったのか!こいつは尋常じゃない。しかし、アイツの言うことも一里ある。自分か世界を変える、か・・・。世界を変えるのが破壊なら、私は自分を変えてやる。もう嘆くのはやめだ!私がこの街の悪を根絶やし、破壊を止めてみせよう!今すぐに!
私は家を出た、悪党退治をするために。


街をパトロールしていると、悪そうなグループと出くわした。こいつら見た事がある。最近この辺荒らしまくっている奴らだ。奴らの会話の中に女を殺したというのが聞こえた。まさか、妻が!?
次に聞こえたのは、人が入って来て焦ったが後で警察に捜査されてもばれなかった、だった。その瞬間私は、カバンの中のナイフをポケットにいれ、やつらに近寄り、少し質問し、最後にこういった。では、死んでもらいましょうか、と。次に見たのは倒れてるやつらの体と何かを探している少年だった。私は思った。この少年にも悪党退治をしてもらおうと。私は少年に近寄りこういった。







―あの、まだ息がある人がいるだろう?―





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