大人オリジナル小説

5m先
日時: 2012/01/10 14:44
名前: 舞咲 ◆1ZAbvRjVaU

初めまして。もしくはお久しぶりです。
舞咲(まさき)と申します。「まいさき」ではありません、「まさき」です。

つまり、薫が帰ってきたのです!!新年早々、ご迷惑をおかけします←
たとえ誰が「うわああ戻ってきたぁ」とか「消えたんじゃないの」と言おうが関係ありません(笑)。
まぁ、「薫」という名で小説を書いていたのですが…。
\(^0^)/←
個人的な感想として、\(^0^)/な結果となりました。
今作こそ…今作こそ、読み返して恥をかかないものにしたいです。

今回の話ですが、とにかく計画的にやろうと思います。
えっええ、決して前作は計画的に作ってないというわけではありませんヨ…!!

今回は、三章からそれぞれ違う登場人物の視点でかきたいなぁ、と。
現在、二章の二話まで話が出来ているんですが、主人公目線で書くのが妙に難しいことに気づいたので。

あと、現時点まで、一回も男子キャラがでてません。私にも謎です。
男子キャラは書くのも描くのも苦手です。たぶん、今後も出ません←

まぁ、そんな感じです。更新ペースも、もう少し速くしたいものですねぇ。
とにかく真面目にやっていきたいです…。



今回の話は「負担」と「正義」について。
じゃあ前作はなんの話だったんだ、って感じもしますけれども。

ぼちぼち(?)よろしくお願い致します。

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Re: 5m先 ( No.1 )
日時: 2012/05/03 16:49
名前: 舞咲 ◆1ZAbvRjVaU

プロローグ

 「いつも」と言っても限度があるが、咲菜(さな)はいつも私の五メートル以内に居た。小学校の頃からの付き合いで、「親友」だ。移動教室も一緒だし、昼休みも十分休みも一緒だ。給食は班で机をあわせることになっているので、一緒になれるときとなれないときがあるが、その「席」でさえ、私たちは近くになったり、一緒の班になることが多かった。担任にも、「くじ引きで決めているのに、二人は良く一緒の班になるねぇ」と言われたほどだ。
 私と咲菜の仲は、自他共に認める親友なのだ。たまには他の人たちといたりもするし、私と咲菜の他にも仲がいい人と一緒に遊んだりするけれども、私と咲菜は互いに「大切な存在」であったのだと思う。最低でも、私はそう思っている。
 咲菜は、優しい子だ。本名は中登咲菜(なかと さな)。私が知る限り、咲菜が人の陰口を言っているところを聞いた事がない。まぁ、人なんだし嫌いな人は居ないとしても、苦手な人くらいは居ると思う。咲菜のことを嫌っている人のことも聞いた事がない。一緒に居る私のことを嫌っている人はいるだろうけれども。

「瑠美(るみ)〜、最近枝毛が増えてるよ〜。どうしよ〜」
余談だが、咲菜は最近枝毛が増えているらしく、とても悩んでいるらしい。正直、私に言われても困る。

「私に言われてもな〜」

「瑠美はさぁ、髪クルクルで良く絡まっているけど、髪、綺麗だよね。枝毛も無いし」
私の髪は、咲菜曰く「天パのくせっ毛&寝癖」らしい。訳わからん。

「私と、髪、交換しようよ」

「やだねぇ〜」
そんな髪なわけだが、なぜか「綺麗」といわれる。部の先輩にも「瑠美ちゃん、髪綺麗だね〜」といわれた。

「瑠美は、夏休み、部活あるの?」

「うん、少しだけね」
私は、美術部に所属している。元々は陸上部だったのだが、喘息のために退部し、美術部に入った。

「まじで?」
咲菜は、吹奏楽部だ。吹部では、フルートをやっているらしい。美術部は音楽室の向かいだから、吹部は美術部の前を良く通りかかる。そのたびに、咲菜は手を振ってくれる。まぁ、咲菜だけではないけど。

「瑠美ちゃんは、咲菜ちゃんと仲がいいんだねぇ」
前に、部の先輩に言われた言葉だ。
なんだか、誇らしい。

「いい親友だねぇ〜」
私たちは、いい親友なんだ。



でも、その言葉は過去形となってしまった。
『私たちはいい親友だった』
咲菜は、私の五メートル以内にいなかった。
『親友だった』
私の誇りの一つが壊された。



咲菜は




五メートル先に居た。








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