大人オリジナル小説

Brutto-歪なる私の世界-
日時: 2012/06/14 23:26
名前: フィーア




――――笑い声が聞こえる。







            ―――――誰かが、みんなが笑っている。


―――嗤っている。





 ―――ああ、なんて醜く歪んだ者達なんだろう。



            ―――これが普通というのならば



  ―――――――捨ててしまおう、すべて・・・


☆☆☆☆


おはようございます、こんにちは、こんばんは。

フィーアと申します。

小説を書くのは初めてですので、文がおかしいところや、

話の矛盾点など、いくつか出てくると思いますが、

こんな駄作品でよろしければ、みていってください。

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Re: Brutto-歪なる私の世界- ( No.5 )
日時: 2012/06/21 00:12
名前: フィーア

☆第五話☆


それからも、旭への嫌がらせは続いた。

時には物を隠され、見つかったと思いきや、それに落書きされていたり

壊されていたりした。

旭の使った水道はどんなに他が混んでいても誰も使わず、

旭の宿題のプリントを、汚物でも触るかのような形で配られた。

机は完全に隔離され、旭が使った物はその日のうちに捨てられた。

ティッシュのゴミなどを投げ、旭に命中すると、

クラス全員が大笑いをし、『キモい』と罵った。

近くを通るだけで『キモい』『汚い』といい、わざとらしく避け、

軍手などをして、ただ『なんとなく』殴られる――――


これらのことは、もはや当たり前となっていた。

「・・・みさ、なんで私、こんなことされなきゃいけないのかな。
 なにかしたなら謝るのに・・・
 でも、ここまでされるようなこと、した覚えないのに・・・」

「うーん。そうだね。とりあえず、松山先生に相談してみたら?」

松山先生というのは、旭のクラスの担任だ。

「・・・信じてくれるかな?」

「大丈夫だよ!ささ、そうときまったら早く行ってきな!」

「うん。ありがと。いってくるね!」


―――職員室にて


「・・・クラスから嫌がらせを受けている、ねぇ」

「・・・はい」

松山先生は、めんどくさそうにペンをくるくる回している。

「はぁ・・・お前にもなにか原因があるんじゃないのか?」

「でも―――!そんな何か言った覚えはないし、
 それに、暗くもなく明るくもない普通の子として
 過ごしてきたつもりですッ!」

「だから、それは気づいてないだけだろ?
 それがわからないうちは嫌がらせなんて終わらないと思うぞ。
 だいたい、こんなもんすぐ終わるだろ・・・
 そのうち飽きるって」

「――もう、もう2ヶ月もやられているんですよッ!?
 いつか飽きる、いつか・・・ってやってたら、
 ずっとやられてしまうッ!私が悪口をやめてといっても、
 笑ってバカにされるだけで、直してくれない!
 だから先生にたのむしか――――」

「あーはいはい、そういうのってたいてい
 自分で何もしてないのね。先生忙しいから、
 早く出て行ってくれないか?時間の無駄だ」

―ぴしゃん。という音ともに、旭は追い出された。


「・・・っ」

なんということだ。

教師がこんな―――

こんなことでいいんだろうか?

「・・・ぅ、っ、く・・・ひぅ・・・」

声をあまり出さないように、嗚咽をこらえながら泣いた。

先生だけは味方になってくれると信じていたのに。

もうこの学校はだめなのかもしれない。


それとも、私が狂っているのだろうか?



そう、思わずにはいられなかった。




☆☆☆☆

修正箇所教えてくださいな

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