大人オリジナル小説
- 秘密の遊び。【夕凪☆゛と空は同一人物だったw】
- 日時: 2013/03/25 17:07
- 名前: 空 ◆JGlOo5d1iU
初めまして。
空(くう)と申します。
*ルール*
・小説カキコのルールに反する行為はしないでください。
以上です。
- Re: 秘密の遊び。 ( No.4 )
- 日時: 2013/03/25 17:10
- 名前: 空 ◆JGlOo5d1iU
私…初めて声かけられちゃった…。
≪夜≫
「「♪〜♪♪〜♪〜」」
電話…。
ケータイが鳴った。
「ハイ。もしもし。」
『あぁ、りま?あたしだけど…。』
…?『あたし』?
『わかんないか…。あたしだよ。今日携番交換した心優!!』
「あぁ…みいちゃんかぁ…。」
『今出てこれる?』
「あ〜…微妙…。」
『親が厳しい?』
「うん…。」
『嘘ついてでもいいからサ、来てくんない?』
「あ…うん…。どこに?」
『駅の近くのソーロン。』
「わかった。じゃ。」
「「ガチャッ」」
初めての電話…。
私の心はふわふわしていた。
!!ってそんなこと言ってる場合じゃない!!
『嘘ついてでも』…かぁ…。
でも…明日からいかなかったことが原因でいじめられたりしたらっ…。
よし…決めた。行こう。
「「タンタンタンタンタン…」」
私の階段の下りる音と、お母さんたちが見ているテレビの音しかしない家の中…。
「お母さん…お父さん…。」
「なんだァ…まだ起きてたの?今日は疲れたっぽかったからもう寝てるかと…。」
「ねぇねぇッ!!あのね、友達がっ…宿題を…教えてほしいんだって!!
だから…今からその友達の家に行っても良い?」
私は生まれて初めての親に嘘をついた。
「「ギュッ…」」
私の握りしめたこぶしは汗ばんでいた。
「良いわよ。ね?お父さん?」
「うむ。遅くならんようにな。」
あ…生まれて初めてのウソ……成功してしまった…。
「ありがとっ!!行ってきます!!」
李磨はかばんを手に取り、急いで靴を履いた。
『新学期早々…宿題かぁ…大変ねェ…。』
『うむ。でも、友達ができたようでよかったじゃないか。』
『そうですね。』
小さく聞こえる両親の会話…。
李磨は、耳を塞ぎ、「ごめんなさい」と言いながら、走って駅前の某コンビニ店に向かった。
「お待たせっ!!」
「来てくれてありがとう。」
「あの…その…人たちは…?」
心優の周りには、見知らぬ女の子たちが3〜4人並んでいた。
「同じクラスの子。右からリサ、実柚(みゆず)、沙羅(さら)。」
「よ…よろしくお願いします…。」
「なぁ〜にこの子キョドっちゃってんの?タメなのにサ。」
リサと呼ばれる子がそう言った。
「そんなことよりサ、今日はこのコンビニ攻めんの?」
実柚という子がそう言った。
「そ。あたしはコスメ攻めっから、アンタらは食品とか、雑貨系よろしく頼む。」
と心優が言った…。
アレ…?学校の心優と違う…。
李磨はそう思った。
確かに、学校ではどっちかっていうとマジメっ子のイメージだったが、今はメイクもして、服もギャルっぽい…正反対な感じだった。
「よし!!やるか!!」
沙羅と呼ばれる女の子が声をかけた瞬間、みんな一斉にコンビニmに入っていった。
一人取り残された李磨は、最後のほうにコンビニに入っていった心優に声をかけた。
「あの…やるって…何を?」
「決まってんじゃん。万引きだよ。」
ま…………万引き――――――――――――――――――――――…?