大人オリジナル小説
- ◎月×日 晴天
- 日時: 2012/10/27 20:57
- 名前: 甘味屋
◎月×日 晴天
クラスの沢田が自殺した。
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こちらでははじめまして、甘味屋です
痛々しいぼくら大嫌いな中学生の話
- ◎月□日 晴天強風 ( No.6 )
- 日時: 2012/10/30 21:07
- 名前: 甘味屋
「出る杭は打たれるってね…」
水野葉月は一人傍観していた。
残酷なのか幼稚なのか、少女たちの寸劇をわずか離れた場所より観ていた。
止めに入ることもしなければ、加担することもしない。
後々面倒になるのが嫌だからだ。
それに、葉月にとっての周囲とは、自分にとって取るに足らない、小さな劣等種の集まりでしかないからだ。
能無しの馬鹿げた思考回路で、自分の確固たる道を邪魔されてなるものか。
それが彼女の心理。
「最低な世の中…」
見下した目で、窓の向こうを眺めていた。
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