大人オリジナル小説

毒だらけの此処で私は、
日時: 2012/11/28 21:56
名前: 狐



初めまして、クリック有難うございます、狐という者です。

小説は初めてなのですが、頑張ります。



誤字・脱字ありましたら申し訳ございません。


今は『いじめ』が原因の自殺も増えています。

私は『いじめ』を見たことがないです。



これが嘘か本当か、自分でもわかりません。




それでも、私は『いじめ』を題材に小説を進めていきます。

私の書いたもので気分を害してしまったらすいません。


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Re: 毒だらけの此処で私は、 ( No.5 )
日時: 2012/11/29 00:18
名前: 狐


花霧 翼side




速足で教室へ戻り、自分の鞄から小さめの袋とポーチを取り出す。


ふと机に目をやれば、音楽プレーヤーと白いイヤホンがだらしなく置かれていた。

別にアイツが音楽プレーヤーも持っていくとも考えていないが。


もしなくなってたらどうしようか とも思っていた。




まだ騒がしい教室内で、私に目を向ける人など誰一人となく、さっきまで私の左隣にいた気持ち悪いのも、他の『お友達』と楽しそうに話している。



丁度いい、なんて思いながら柚宮空菜の処へ戻る。


トットットッとクセになる足音が耳に入る。

それと同じで、ある声も聞こえてきた。



「ねぇ、アンタでしょ?いじめられてる奴ってさぁ。」

「噂通り、人形みてぇで不気味。あー怖い怖い。」



目の前には、いつも遠目に見ていた光景。



柚宮空菜が学校指定の黒い鞄を握りしめ、誰かがそれを蔑む。

あー、見てられない。




「あー、ほんっと、怖い怖い。」


私もそれに便乗してみようか、なんて思って、下らない女子2人の間に入る。



「っげ、花霧じゃん。」


まるで面倒なもの____例えば、警察とかを見たような顔で私を見る2人。

私はそんなに有名なのだろうか。



2人はヒソヒソと「行こうか」なんて話しながら、その場を離れて行った。




「あは、柚宮空菜も大変だね。」



小馬鹿にしたような口調でいえば、柚宮空菜は驚いた様な顔を私に向けた。


「何?っていうかちょっと来てみよ。」



私はそれを軽くあしらい、そのままある場所へ足を運んだ。


もちろん柚宮空菜は大人しく後をついてきていた。


ビクビクしている様なので、和らげようと会話を脳内で探すが、見つかりはしない。



本当、生きるのって面倒だ。



さっさと死にたい。死にたくないけど。




どうせ死ぬのなら醤油を1L飲むと本当に死ぬのかとかやってみたい。





そんな馬鹿な事を考えていると、目的地に着く。


教材室。


そのプレートを見ると、柚宮空菜は顔をひきつらせた。


多分、よく連れてこられるんだろう。

もちろん、いじめ目的で。



「・・・君が考えてるような事をしないから。」


得に目も合わせず言って、私は鍵の掛かっていない教材室に入った。







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