大人オリジナル小説
- いじめなんて
- 日時: 2013/03/21 08:40
- 名前: りるれ
初めまして。
まず、読む前に注意事項を読んでください。
注意事項
1 この小説は短編集です。
2 荒らしお断りです。
では、始まります。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
- Re: いじめなんて ( No.5 )
- 日時: 2013/04/07 13:28
- 名前: りるれ
そして、その日の5時限目、学級会が開かれた。
もちろん話題は理花の財布の中身が抜き取られた事である。
町野「野々山が財布の中身を抜き取られた件だが…皆で見たという人はいないか?」
町野先生はこう言ったが、誰も発言した人はいなかった。
彩希達でさえ言わなかった。
町野「分かった…じゃあこれから小さな白紙のプリントを1枚ずつ渡す、そこに心当たりを書くように。」
そして、その30分後、全員何かしら書き、学級委員によって集められた。
町野「よし、では明日の朝の会にて伝える。」
そして、学級会は終わった。
理花「マジあり得ない!」
彩希「どうせ智香だって理花。」
百合「そうだよ、まあ、あたしはあえて知らないって書いたけど。」
英理菜「ね、町野にバレたらヤバイしね(笑)」
沙良「(ひどい…なんで彩希達は智香をいじめるの…?)」
真紀「沙良ちゃん、帰ろ、智香ちゃんはもう帰ったみたい。」
沙良「うん…。」
そして翌日、昨日の理花の財布の中身が抜き取られた事について、町野先生は手掛かりはなかったと話した。
しかし、意外な事を発言した。
町野「手掛かりは見つからなかったが、先生はとんでもない事を知った。」
沙良「(え…。)」
町野「実は今井がいじめられている事が分かった。」
沙良「ねえ、吉森さん…。」
真紀「実は私ね、一か八かで書いたんだ…。」
町野「しかも1人ではなく、8、9人書いてあった。」
彩希「(チッ…誰なんだよ…。)」
町野「後日この事は職員会議で話そうと思う。」
そして先生が教室を出ると…。
百合「信じらんなくない?」
英里菜「つか誰だよチクったの。」
彩希「少なくともガリ勉女と沙良は確定じゃない?」
彩希達の声が聞こえる。
あたしは知らないと書いた。
でも、吉森さんが書いたのは事実である。
そして、その日は自習となった。
さらに放課後…。
沙良「ヤバ、筆箱忘れちゃった…。」
?「なあ、お前に話したい事があんだけど?」
何か声がする。
私は耳を近づけた。
彩希だ。
他の3人はどうやらいないらしい。
そして、その彩希と一緒にいるのは持川武人だった。
持川は文武両道で、超イケメンの学級委員、簡単に言えばすごいヤツだ。
しかも、まさかのあの智香の好きな人らしい。
彩希「何?いきなり呼び出して。」
武人「お前さあ、いつまでしらばっくれてんだよ。」
彩希「は?どういうこと?」
あたしにも分からなかった。
一体何を言ってるのだろつ。
武人「オレ知ってんだからな。」
彩希「だから何?」
そして、持川がまさかの発言をした。
武人「分かってんだぞ、お前が……。」
彩希「…?」
武人「野々山の財布の中身を抜き取った張本人だって事をな。」
彩希「(な、なんで…なんでコイツが知ってんのよ!)」
沙良「え…。」
もう頭が真っ白になった。
彩希が理花の財布の中身を抜き取った犯人だったなんて…。
智香「沙良?」
沙良「あ、智香…。」
智香「ねえ、何してるの?」
沙良「あ、実は…。」
智香「まさかさっきの事件、彩希が犯人なの?」
沙良「うん…。」
智香「え…。」
沙良「か、帰ろっか?」
智香「だね…。」
そして、まさかあんな展開になろうとは、誰が想像しただろう…。
〜続く〜
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12