大人オリジナル小説
- 純粋少女と偽天然が友達になったようです【オリキャラ求む!】
- 日時: 2013/07/12 23:24
- 名前: 華簪 ◆vBcX/EH4b2
はじめましての方ははじめまして。華簪と申します。
今回は、クラス一人気の少女達の小説を書いてみたいと思います。
双方可愛らしいけど、その可愛らしさは少々異なる。相容れない、天然の魅力と作り物の魅力を持つ二人の関係。
そんな二人が、表面だけの友達になったお話です。
※注意!
・グロ描写があるかもしれませんので、苦手な方は見ない方がよろしいかと。まあ、書かないようにはしたいのですけれど(((
・これは、僕のキャラによる、虐めに対する解釈が含まれています。それに対して、酷いと思った方は、この小説を読まない方がいいと思います。
・荒らし・チェーンメールはお断りです。
上の注意を読んで、仕方がないが読んで言ってやるかと思った方は、読ださると嬉しいです。
僕はまだまだ未熟なので、アドバイスとかもらえるととても喜びます。
本編
登場人物>>1
プロローグ>>2
一話『作り物と天然物は相容れない』>>3
二話『作り物は天然物にはなれない。ゆえに、嫉妬する』>>4
三話『天然物=絶対的』>>5
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- Re: 純粋少女と偽天然が友達になったようです【オリキャラ求む!】 ( No.22 )
- 日時: 2013/08/14 14:49
- 名前: 華簪 ◆vBcX/EH4b2
第六話『加工物=否定的』
- 愛香視点 -
昨日はほんとにムカついた。
ジョジョは体育で妙に出しゃばるし、みんな、ジョジョのことちやほやするし。
どうにもムカつく。
クラスメートにも、そういう子はいたので、その子たちと協力して、ジョジョを虐めることにした。
虐めなんて、こんなもの。
ただただ気にいらないってだけで起こるもの。
どうせなら、そのまま不登校になっちゃえばいい。
ジョジョがいなければ、私が一番かわいいんだから。
今日は、早めに登校して、ジョジョが嫌いな女子たちと一緒に、ジョジョの椅子を隠す。
隠すと言っても、他の教室に置いてきただけだけどね。
ジョジョは遅めに登校してくるし、ばれたりはしないはずだけど、クラスメートのほとんどは早めに登校してくるからなぁ……。
疑われないように、ちょっと、外でも散歩しよう。
私は荷物を持って、外に出る。
そして、しばらく歩いて、遅くに登校する。
私、いつもは遅くに登校してるしね。
みんなにあいさつをしながら教室に入ると、ジョジョが、椅子のない席の前にいた。
あぁ、もう来てたんだ、あいつ。
「ねぇ、紫苑くん」
「なんだよ? ……って、お前、椅子ねーじゃん」
「うん、一瞬気付かなかったけど、椅子ないんだよ」
ジョジョと紫苑がそう話しているのが聞こえる。
いい気味。
いくら可愛くても、みんなにちやほやされると思ったら大間違い……。
「あ、いいこと思いついた。僕、ここに座ればいいんじゃない?」
「お前、それでマジにいいこと思いついたと思ってんのかよ」
「だって椅子ないし」
……そう思っていた時期が、私にもあった。
ジョジョは、椅子もないのに座った。
どこに?
普通は床って思うでしょ?
でも、違った。
あの子、自分の机の上に座ってる。
「どうどう? 紫苑くん、これいい考えじゃない?」
ジョジョは、胸を張りながら紫苑にそう聞いてる。
しかも、あの状態で足を組んでいる。
背筋はピンとしてるし、その様子には、何故か気品さえ感じられる。
「いや、お前、それ、下手したらスカートの中見えるけど、それでいいのか?」
「心配してくれてありがと。けど、そういうことはないでしょ。平気平気」
そう言って笑うジョジョに、クラスメートの視線が集まる。
机に座り、足を組むことで、白い足がいつもより見えやすくなってる。
いままで私に向けられていた視線も、そちらに持っていかれてしまった。
なにこれ。
ムカつく。
……せっかく、早く学校に来たのに。
なのに、こんな風に、なるなんて。
「あ、愛香さん、おはようございます。……なんか、浮かない顔してますね」
アンタのせいなのよ!
――ほんっと、あいつって、ムカつくっ……!
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