大人オリジナル小説
- 不登校児は思考する
- 日時: 2013/07/22 17:05
- 名前: 哀歌 ◆dcuKuYSfmk
☆注意事項☆
・暗いです
・残酷描写があります。ご注意を。
・実話です。現在進行形です。
・素人が書いた小説(?)なので、読みにくいところが多々あると思います。ご指摘下さい。
☆目次☆
プロローグ……>>1
1話 私が学校に行けない理由……>>2
2話 閉じっぱなしの部屋のドア……>>5
3話 母の声……>>11
4話 不登校児は思考する……>>15
5話 キミとの出会い……>>22
☆お客様☆
ミクサ様
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- Re: 不登校児は思考する ( No.15 )
- 日時: 2013/07/14 13:49
- 名前: 哀歌 ◆dcuKuYSfmk
4話 不登校児は思考する
母の声がしつこく耳に残る中、私は考えていた。
このまま学校に行かなくて良いのか。
彼女は何を考えているのか。
私は何故生きているのか。
このまま死を選んだ方が良いんじゃないのか。
不登校児は思考する。
「死」か「生」を選ぶべく、思考する。
「何故、私は生きているのですか?」
そう問う。しかし、答える人は何処にも居ない。
「独りぼっち……か」
結局僕は独りぼっちさ。
嫌なことから逃げて、立ち向かおうとしない弱虫。
大切な物を守れず、いつの間にか独りぼっち。
誰も――何も、守れない。
僕にはもう、何も残ってない。
友人も信頼できる人も何もかも。
優しい両親だって――もう、何処にも居ない。
私は息を吐き、制服に着替え、走り出した。
“外の世界”へ向かって。
不登校児は思考する。
自分は何処へ向かうのか。
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