大人オリジナル小説

不登校児は思考する
日時: 2013/07/22 17:05
名前: 哀歌 ◆dcuKuYSfmk

☆注意事項☆
・暗いです
・残酷描写があります。ご注意を。
・実話です。現在進行形です。
・素人が書いた小説(?)なので、読みにくいところが多々あると思います。ご指摘下さい。



☆目次☆
プロローグ……>>1
1話 私が学校に行けない理由……>>2
2話 閉じっぱなしの部屋のドア……>>5
3話 母の声……>>11
4話 不登校児は思考する……>>15
5話 キミとの出会い……>>22

☆お客様☆
ミクサ様

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Re: 不登校児は思考する ( No.5 )
日時: 2013/07/04 19:21
名前: 哀歌 ◆dcuKuYSfmk

2話 閉じっぱなしの部屋のドア

私の部屋のドアは、閉じられたままだ。
開けられることがない。
時々階段や廊下をパタパタと行き来する音が聞こえるだけだ。
声も、何も聞こえない。
部屋に閉じこもって、何日経ったのだろう。
昼に起きて、朝に寝る。
そんな生活を繰り返す日々。
両親は、私のことなどどうでも良いみたいで。
2つ上の姉と、4つ下の弟を可愛がっている。
姉――夕霧舞《ユウギリマイ》は去年、県内の公立高校に合格した。
日頃から勉強の出来た姉は、両親――主に母親の自慢だった。
その頃から、「あんたも舞ちゃんを見習いなさい」が口癖になっていた。
弟――夕霧櫂《ユウギリカイ》は、小学4年生だ。
誰に似たのかスポーツ万能。勉強もまぁ……出来る方。
母親は彼を溺愛し、甘やかしている。

――両親の良いところは全て2人に行ってしまったようで。
私には、気弱な性格とネガティブな考え方くらいしか残っていない。
友達は居ることは居るが、皆うわべだけの付き合いだ。
孤独が怖くて、友達ごっこを続けている。


「――嗚呼、死にたい」


私は布団に寝転がり、ゆっくりと目を閉じた。



――お願い。誰かこの地獄から――

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