大人オリジナル小説

不登校児は思考する
日時: 2013/07/22 17:05
名前: 哀歌 ◆dcuKuYSfmk

☆注意事項☆
・暗いです
・残酷描写があります。ご注意を。
・実話です。現在進行形です。
・素人が書いた小説(?)なので、読みにくいところが多々あると思います。ご指摘下さい。



☆目次☆
プロローグ……>>1
1話 私が学校に行けない理由……>>2
2話 閉じっぱなしの部屋のドア……>>5
3話 母の声……>>11
4話 不登校児は思考する……>>15
5話 キミとの出会い……>>22

☆お客様☆
ミクサ様

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Re: 不登校児は思考する ( No.11 )
日時: 2013/07/11 21:30
名前: 哀歌 ◆dcuKuYSfmk

ミクサ様、お久しぶりです。
早速更新します!!

3話 母の声

ドンドン、というノックの音で目が覚めた。
「いつまで寝てるの!? いいかげん起きなさい!!」
私は無視して、布団に潜り込む。
「舞ちゃんはね、学校行ってなかった時もきちんと勉強してたわよ!? あんたも舞ちゃんを見習いなさい!!」
キーキー五月蠅い金切り声。母は窓が開いているのにも気づかずに、話を続ける。

「子供が不登校だなんて……世間に知られたら恥だわ!!」

本音はそこか。
母親は、私が心配なんじゃない。
世間に、娘が不登校だと知られるのが怖いんだ。
そのせいで成績が下がったなんて知られる方が怖いんだ。
母親は私より、世間の目の方が大切なんだ。
……嗚呼、どうしてだろう。
胸が痛いよ。
引き裂かれたような痛みは、じわじわと広がっていく。

「明日はちゃんと学校行きなさいよ!!」

母親はそんな言葉を残し、荒々しく部屋のドアを閉めた。

母の声は、いつまでもしつこく耳に残ったままだった。

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