大人オリジナル小説
- いじめ ー牢獄ー
- 日時: 2013/07/24 09:40
- 名前: 葵
初めまして、葵と申します。
今までは二次小説を書いてきましたが。。オリジナルもいいなぁと思って・・。
今社会問題になっている「いじめ」について書きたいと思います。
一人でもこの小説で元気をもらえる人がいたらうれしいです。
では始めます。
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- Re: いじめ ー牢獄ー ( No.10 )
- 日時: 2013/09/28 12:31
- 名前: 葵
ー 第八話 絶望 −
母 「未愛ー!!起きなさーい!遅刻よ!!」
母の声に無理矢理起こされゆっくりと立ち上がった。
未愛「おはよう。」
母「朝ごはんは?」
未愛「いらない。」
母「どこか悪いの?」
未愛「あっその・・。今日は体力測定があるから!太っちゃうもん!」
母「それぐらいで変わらないわよ。」
未愛「じゃっ!行ってくんね!」
母「そういえばこの頃花凛ちゃん迎えに来ないわね。」
未愛「今そんな仲良くないから。行ってきます!」
母「行ってらっしゃい!」
未愛(今日も無視されるんだろうな・・。)
あれから一週間。私は、ほぼクラス全員から無視されている。
だれも話しかけてくれない。
いっつも胸が苦しくて仕方なかった。
未愛「はぁ・・。」
花凛「未愛ちゃん♪」
未愛「花凛!!なんで・・。私に。」
花凛「助けてくれるとか思った?なわけないじゃない。今のなんてまだ準備体操よ。未愛ちゃんが私を散々いじめたように今度が私が未愛ちゃんの心をズタズタにしてあげる。じゃぁまた学校でね。」
未愛「花凛!今のどういうこと!!」
私の叫びを無視して花凛は行ってしまった。
花凛があんなことになるなんて・・。
私はしばらく動けなかった。
未愛「フゥ・・。」
深呼吸をして私は教室のドアを開けた。
麻璃亜「来ましたわよ。」
そら「来たーー!」
花凛「フフ」
なんか様子がいつもと違う。
緊張しながら自分の席に向かった。
未愛「え・・。」
机や椅子。私のものがすべてない。
未愛「なんで・・。」
クラスメートA「ねぇまさか、外に落ちてた机とかって・・。」
クラスメートB「未愛のなんじゃない・・?」
その話を聞き、私は全速力で外に行った。
そこには、泥だらけになった私の机や椅子が落ちていた。
未愛「ウソでしょ・・。」
私はほぼ放心状態で机とかを教室に持って行った・・。
やっと運び終わり泥がまだついている椅子に座っていた。
すると。
花凛「ねぇ、みんなこんなとこにゴミが落ちるよー。でっかい。」
リリカ「ホントだー!」
そら「うわっ!泥だらけー!きったねww」
萌生「このゴミ排除しよ。」
麻璃亜「そうですわね。私のクラスに汚らしいゴミがあるなんて。嫌だわ。」
花凛「だって。じゃ排除しまーす。」
花凛はそういうとホウキを投げつけてきた。
そら「ほらっウチらもやろっ!」
そういってそらやリリカはボールを投げてきた
ホウキやボールいろんなものが体中に当たって痛い。
未愛「やっやめて!」
花凛「なんかゴミが言ってるよー。」
それは十分以上続き、最終的に移動教室があるのでみんな去っていき。
私は一人で倒れていた。
ずっと、涙が枯れるくらい泣き続けた。
静まり返った教室に私の弱弱しい泣き声だけが響いた。
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