大人オリジナル小説
- It Kills Game
- 日時: 2013/08/04 23:01
- 名前: りらてんて
どうもこんにちはりらてんてです
この小説を読む前に注意事項を書いておきます
小説を書くのは初めてなのでかなりぐだるとおもいます
結構暗い&重いです
グロもあります
こんな小説ですが是非読んでくれるとうれしいです\(^^)/
プロローグ >>1 >>2
1話 >>3 >>4 >>5 >>6 >>7 >>8 >>9
2話 >>10 >>12
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- Re: It kills Game ( No.1 )
- 日時: 2013/07/29 18:40
- 名前: りらてんて
5097年 人口80億5千万人 日本
暖かいこぼれ日が窓から射す
リビングを明るくした
『これより、総理大臣の…』
何気なく流していたテレビ、昼のドラマが一気に映りかわり総理大臣か顔がテレビに映った
『えー…皆さん聞いてください。総理大臣のロード・キニアスです。』
テレビの右端には"全日本放送"と書いてある
恐らく外で流れている声もこのテレビの音と同じだろう
どの番組かけてもこれだ。
そんなに大切なのか??この演説…
俺は興味ないがボーと見つめている
ついでに総理大臣、ロード・キニアスはアメリカの人間だ。
なぜ皆がこの総理大臣に票を入れたのかはわからない
だけど何か心を奪われてしまう演説をしたらしい
いま思えば、何故アメリカ人に日本を支えてもらってるんだ…
なんて思うが仕方がない。
…しかもカタコトだし
テレビは尚永遠に流れる
『ー…で日本は中国の人口を超え世界トップへと輝きました。…それは良き事でもあり、悪い事でもあります。このまま人が増えては良いことはないでしょう。私はもっと人口を減らすために思い付いた事があります』
キニアスはくすりと口角をあげた
『皆さんに人口を減らすために手伝ってもらいます』
『あの…それはつまりどういう…』
一人のアナウンサーがキニアスに聞くと
『こういうことです』
キニアスはアナウンサーに銃口を向けた
そして…う、撃ち殺した…
パーンという音と同時にキャーという甲高い声が流れ出す
俺もテレビを見ながら手で口を押さえ震えていた
「あ…あ、」
声にならない声と涙が溢れ出る
『とにかく皆さん。怨みのある人、一人や二人殺したい人必ずいるはずです。総理大臣の私が許可します。人口を減らしてください。警察の皆さんも死刑を沢山出してください。犯人の皆さんも警察を沢山殺してください。一般の皆さんも…』
何を言ってるんだこいつ…本当に総理大臣なのか!?
心臓がドクンドクンといつもよりも速めに脈打った
最後にキニアスは笑いながら
『IT KILLS GAME START』
と綺麗な発音とともにテレビは元の画面に戻った
そのまま動けずに涙を流していた
テレビ画面にはこんなことになるなんて予想すらしていなかった芸能人のラブシーンが映して出されていた
脱力感にも似た感覚の中、頭に浮かび上がった文字
ー…殺される
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